おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

財務省の「ご説明」

2013年08月25日 | Weblog

 

午前8時の気温はプラス20度。雨が降ったり止んだりでござる。

深夜にかなりの豪雨がありました。予報によると、きょう日中は曇りの天気ですが夜にはまた雨でござる。

道内では停電があったり、JRが止まったりと、不安定な大気の影響を受けて、あれこれ被害が報告されておる。

幸い、ご当地は雨が降っただけで、なにごともなく無事ですけどね。

さて、

きのう「北海道財務局小樽出張所長」名で、「財務行政懇話会のお知らせ」という手紙が届きましたです。

町内の各町内会長に送ったようです。

内容は「国の財政状況や金融犯罪関係等の情報を地域の皆様へお伝えする」とともに「皆様からご意見等を頂戴し、財務省・金融庁等へ報告しているところです」だそうな。

こんな手紙が財務局から来たことはございません。

これ、どう考えても「消費増税したいのでご理解よろしく」ってことだ。

懇談会の次第には、「我が国の財政事情等(説明)」とあるから、「国の財政悪化しておるので増税するから頼みます」ってことだろう。

バラバラとカネをばらまいて、震災復興のカネはごっちゃり余ったというのにじゃ。

その前に、「身を切る努力」をしなさいってことだと思うけどね。

もっともらしく「皆様からご意見等を頂戴し、財務省・金融庁等へ報告」と書いておるけど、「俺たち財務省が国民の意見など聞くわけないじゃん」ってことでもありまする。

ようは財務省、何が何でも増税したくて、あっちでもこっちでも「ご説明」をしておるってことだ。

TVや新聞などで、評論家や政治家が「増税に慎重」「増税に反対」を表明すれば、さっそく財務省幹部が「ご説明したい」と自宅なんかに連絡が来るそうだ。

そして、財務省幹部が自宅にやって来て「ご説明」という名の洗脳を施すのだそうな。

それでもなおかつ財務省の意向に沿わない人には「わが省の配下には国税がおります」とか言い残して、「国税調査」なんかを匂わしたりするそうな。

脱税しておったり、「節税」しておる有名人の中には、国税なんかに痛くもない腹を探られたくないので、「増税反対」の声が小さくなる方もいたりする。

そんなヤバい手を使うのが財務省じゃ。

歳入庁を財務省から分離して創設し、税金と社会保険料を一体徴収すれば取りっぱぐれがなくなってまことに結構だけど、財務省のワンコと化した民主党政権はこれをむにゃむにゃにした。

いずれにせよ、天下の財務省が、小さな町の町内会長をも洗脳しようというからびっくりじゃ。

これに関する経費は元はといえば我々の税金でござる。

実は、消費増税については、安倍内閣でも意見が割れておるのだそうな。

「待ったなしで増税」という意見もあれば「景気に水を差す」という意見もある。

おぢはせいぜい1%程度の消費増税にしないと、「景気は腰折れする」と睨んでおる。

一時、ニッポン復活とまで感じさせたニッポン株も低迷中じゃ。

財務省が国民の税金使って「増税のお願い」してていいのか、と思うけどね。

安倍総理は野田アンポンタンと同様、財務省のワンコとなるのかどうか、増税については「9月に判断」というから大注目でござる。