午前6時の気温はプラス22度。曇り空で、空気は湿っておって体が少しべとべといたします。風も吹いてますけど、まずまず穏やかな朝でござる。
きのう日中は、雨が降ったり止んだりといった天気で、暑からず寒からず。
夜は東京のおねーちゃんたちと外でバーベキューをいたしました。
旧友Tは、食材をごっちゃり持参しておって、おかげさんで今朝は呑み過ぎ、食べ過ぎ状態でござる。
歯を磨こうとしたら、いきなり「おぇ!」となって、胃薬を服用。胃もなんだか弱っておるらしい。
今夜は旧友Tが天ぷらを振る舞うのだそうです。ビールにワインに天ぷらです。
我が家の食生活、晩ご飯は粗食が常ですけど、ここんことは肉類やら、天ぷらやら。
そんなことで、そもそも弱いおぢの胃、大丈夫か?
さて、
きのう「このクソ暑いのに誰も『電力不足』と言わない怪現象」と書いたら、エネルギー事情に詳しい札幌の旧友Sから、さっそく電話が来た。
聞くところによると、電力各社は3.11以降、LNG(液化天然ガス)を使った発電施設を増設しておるのだそうな。
だから電気は足りておるのだそうな。
ただし、使っておるLNGの値段が「世界一高い」ことになっておって、これに円安が拍車をかけて、燃料費が高騰。
そこで電力各社は大赤字ってことらしい。
ちょいと調べてみると、日本が中東などから輸入するガス価格は、3月現在で100万BTU(英国熱量単位)あたり16・5ドルと世界一高い水準だそうな。
「シェール革命」で天然ガス生産が急増した米国では3月の市場価格が3・8ドルだというから4倍以上の値段でござる。
我がニッポン国は、原油価格に連動して価格が決まるという、わけわかんないシステムじゃ。
これは「安定確保」を優先し、長期契約を結んでいるためだというけど、アメリカの4倍ってどうよ?
同じ原油価格に連動しておるヨーロッパはというと、それでもニッポンより3割安だそうな。
これは国が主導してLNGパイプラインを張り巡らし、複数の供給源を持つためとか。
いずれにせよ、我がニッポン国、エネルギー確保するにも多様化が必要じゃ。
鈴木宗男さんがいうようにロシアからパイプラインを引いて、天然ガスを輸入。
その一方、アメリカからもシェールガスを輸入。
そこに太陽光や木質バイオ、地熱、風力など、自然エネルギーの普及を促進すれば、原発なんぞに頼らなくても、電力は確保できるんでないの?
これに加えて、安い石炭だって北海道にはあるのです。
もっとも我が北電は、「主に石油と原子力」に頼ってきておって、比較すれば安いLNGすら使っておらん。
北電のエネルギー活用はまことに「バランスが悪い」と石狩商工会議所の会頭も指摘しておる。
ことほど左様で、原子力ムラの皆々さまは、「原発がなかったら日本経済はどうなる?」みたいな「恫喝」をしてますけど、そんなもんは、どうやら大ウソ。
原発に依存し、経営努力を怠ってきた電力会社に問題ありってことだ。
それを支えてきたのが、あの悪名高き「総括原価方式」でござる。
コスト削減意識を欠如するにはもってこいのシステムなのじゃ。
原発を増やし、使用済み核燃料も増やせば、もっと儲かるという、わけわかんないシステムが総括原価方式でござる。
「原価の低減やコスト削減のインセンティブが働かない」こんなもんを放置しておっては、ニッポンのエネルギーコストは高くなることはあっても安くなることなどござりません。
それもこれも、ひとえに「電力の安定供給」をお題目にしておるためですけど、地域独占で北朝鮮みたいな電力システムはいかにも古い。
トットと発送電を分離して、新規参入できる道をつけてもらわんことには、ニッポンの電力はいつまで経っても安くなりませんです、ハイ!!