おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

メロンは「茎付き」に限る

2012年08月23日 | Weblog

ざぁざぁ降りの雨が、降ったり止んだりの朝でござる。

午前7時の気温は21度と真夏並み。

8月も残り10日を切ったというのに、なんちゅう暑さなの。

しかも、さっぱりカラッとしておりませぬ。

身体にまとわりつくような湿気が、なんとも嫌でござる。

「欧米か!!」は、北海道出身の人気漫才コンビの少々古いギャグですが、おぢの心境「本州か!!」って感じ。

こんなジメジメ北海道、もう、イヤ~ンでございます、ハイ!!

そんな北海道ではありますが、くだものがメチャ美味しい季節を迎えておりまする。

スイカにメロンなど、今年は特に美味しい気がします。

でもって、一般に売っておるメロンは、上部にT字型の茎が付いたものと、付いてないものとで、味がまるで違うことに気が付きましたです。

この歳になるまで、こんなこと、まるで知らなかったのじゃ。

独身生活が長かったりしたせいか、元々貧乏だったせいか、お中元でメロンをいただくことがなかったせいか、メロンは見た目で、甘味も味もまるで違うとはねぇ。

銀座の超高級果物店、千疋屋のメロンには必ずT字の茎が付いておったです。

ま、テレビで見ただけですけどね。

で、ご当地では、農家の直売所なんかが国道沿いにあったりして、そこで、茎付きと茎なしが無造作に並べられ、値段は茎なしが100~300円程度お安いことになっておる。

しかしねぇ、味の差はこんなもんではござりません。この際は、天地の差と申しておきましょう。

ってことで、ご当地のようなメロン生産地では、少々お高くても、T字の茎付きメロンをお買い求めになるのをお勧めいたします。

でもって、食べごろは茎が枯れたころだそうな。

いい歳こいて、さっぱり知識のないことでござる。

ということで、茎付きが「メロン」なら、茎なしは「メ」でござる。

農家の皆さんには申し訳ないけど、ようは「ロン外」。

スマンこってす!!

さて、

ご当地ニセコや羊蹄山麓には、この夏休み、フクシマの原発被災地から、大勢の親子が長期滞在しておりましたです。

そろそろ夏休みも終わりということで、地元に戻る家族も多いと聞きまする。

聞くところによると、身長が1メートル満たない幼い子を持つ母親は、フクシマでは子供を外で遊ばせることができなかったそうな。

つまり幼い子ほど、地面に近いわけで、そのため放射能の影響を強く受けるのだそうな。

だから、家の中に籠ることの多かった子どもたちも、北海道の山ん中では、伸び伸びと太陽を浴びて外の空気を満喫しておったそうな。

短い家族で1週間程度、家族によっては1カ月の滞在で、子どもたちはみるみる元気になったとか。

「転地療法」とか言いますけど、まさにそういうことでござる。

かつては、チェルノブイリの子どもたちを大勢招いて、ニッポンで過ごしてもらいましたけど、いまはフクシマの子どもたちが北海道で過ごす時代でござる。

そして、これまたたいそう驚いたのですが、あるボランティア団体とともにご当地を訪れた約40家族の親も子も、こぞって、甲状腺にしこりがあったそうな。

おぢも聞いてびっくり。

そんな酷いことになっておるのに、福島県では、病院で1度受診しても、「2度目は2年半後に受診してください」と言われるそうな。

そしてさらに驚いたことに、東京などでこうした人たちがセカンドオピニオンを受けようとしても病院に拒否されるとか。

なんだか、どこぞの共産国家並みの異常事態でござる。

週刊文春が、札幌に来ておるフクシマの子どもの甲状腺が石灰化しておると報じたのは、今年3月のことでござった。

その後、TV、新聞はもちろん、週刊誌すらフクシマの子どもたちの甲状腺については無視を決め込んでおる。

フクシマの子どもたちや親の甲状腺、どうなっておるのか?

この先どうなるのか、たいそう心配なことなのじゃ。