霧に包まれた暖かな朝でござります。
午前7時の気温は、プラスの12度もあるのです。
TVによると、「いまの札幌17度」とか。
暖かいと思ってたけど、お山は寒いのねぇ…
さて、
JAL、日本航空が五里霧中の大迷走を続けておる。
前原さん、国交相という、一番しんどい、貧乏くじを引いたってこと。
ご愁傷様なのじゃ。
10月3日の週刊現代によると、JALの運賃は世界一高いのだという。
外国の航空会社の2倍の運賃だそうだ。
そのバカ高い定価の運賃で誰が乗るかというと、「公費出張の官僚さま」だそうだ。
また、各省庁の審議会委員の皆さんの海外出張などでは、アップグレードが行われるという。
ようは、ビジネスクラスがファーストクラスになったりするのだそうだ。
しかも、搭乗寸前まで知らせないので、皆さん感激するのだという。
審議会委員にはマスコミ関係者も多いそうで、その方々はこういう便宜供与を受けてきたのじゃ。
だから、なかなかJALの実態が明らかにならない事情もあるそうだ。
また、国交省がニッポンのあちこちにごっちゃり建設した地方空港は、どれもこれも大赤字じゃ。
その空港から飛び立っておる飛行機はというと、JALなのじゃ。
民間企業なら、はなからタッチしたくない低搭乗率が予想される空港に、官僚さまの意向で「参入させられる」のがJAL。
ようは、民間企業といいながら、国交省とずぶずぶの関係を続けておるわけじゃ。
JALの副社長なんかは、こぞって天下りだもんなぁ。
官僚さまにいいようにされておって、そのおかげもあって大赤字をこいておるのがJALなのじゃ。
さらには、高額な企業年金、ごっちゃりあってわけわからん組合などなど。
名前こそ民間企業だけど、体質は旧態然とした「空飛ぶお役所」なのじゃ。
さきほどTV朝日でもやっておったけど、「民間企業なんだから、公的資金の注入じゃなくて、民事再生法の適用をすべきだ」はまことにごもっとも。
ようは、「倒産」させたらってことじゃ。
なにも国民の税金を使って救済する必要はありませんです。
ANAが経営危機だといって、国は救済しないじゃん!!
この不況下ではありますが、ANAはJALより、明らかに健全経営でござる。
「ナショナル・フラッグ」かもしらんけど、庶民から見れば単なる航空会社にすぎませんです。
新会社と旧会社に分ける話も出ておるようだけど、その前にやることがあるんでないの。
まずは、JALの経営者と金を貸した「日本政策投資銀行」には、責任とって貰わんことには、どもこもならん。
そして、旧来型の国交省による「護送船団方式」をトットと止めること。
その先は、民主党が推進しておって、国交省とJALが反対しておる、運賃、便数、路線、経由地を自由化する「オープンスカイ政策」の実施なのじゃ。
とにもかくにたいそうメンドイことになっておるJAL問題、前原さんどう解決するのかが、見ものなのじゃ。