現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語の語法、なり たり

2015-09-09 | 日本語文法
古典語の、なり について、中古の和文で成立の状況がある、それを語誌とするが、接続において、活用語の終止形に付くか、体言や活用語の連体形に付くか、用法がわかれる。推定、伝聞と、断定、存在、状態に、辞書は項を分ける。断定の助動詞として、ほかに、たり をあげる。この断定は、それぞれ、にあり とあり の語形からなると説明するのが、古語文法である。この解釈は古典語理解に行われるものであるが、漢文を訓読する文法において、なり たり の訓また読み添えは見られるものである。古典語と漢文訓読が日本語として同じであるから、その文法をとらえ方として隔てるものはないと考えるべきである。このことは日本語の語構成の成立を詞と辞にに分けることで顕著となる。終止形接続はその語で文が成立するところを話し手がどう表現するかを、語尾で表す。したがって、体言につくのは、その語の存在を捉えた語尾である。 . . . 本文を読む

文末、である

2015-09-09 | 日本語文章
論文の語尾を である に統一する添削がある。どう文末につけるかは、それは文体による。また、すべての文末が、である になると限らない。この文体を、敬体、常体、この二つに対して、とくに である体 ということがある。日本語教育で、>普通体にはダ体とデアル体があります。小説や日記、また親しい友人間の会話などではダ体を使います。一方、学術的な論文やレポートではふつうデアル体を使います。この説明は、学習段階が、ですます体の話し言葉から書き言葉への移行を進めるときに行われる。文章の添削で行われることであるが、次のように説明がある。>現代語として、「だ調」は基礎的なものであり、新聞なども、これを使っている。が、吐いて捨てるような語調になるので、報告文などでは、もうすこし、やわらげなければならない。で、「である調」を用いる。  さて、この、である体については、文体の説明で、辞書に次のようである。>口語文体の一。「吾輩は猫である」「古い話である」のように、文末の指定表現に「である」を用いることを基調とする文体。「だ」体とともに常体といわれる。論説文をはじめ、書きことばに多く用いる。である調。 . . . 本文を読む

菊酒は厄払いの重陽節句

2015-09-09 | ほんとうのところは
ちょうよう、重陽の節句、菊酒を飲む日となる。年中行事を知る人もなく、めでたいかと思っていたが、気が強すぎるのを払ったとか、そうではなくて吉祥であるとか、陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから、奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていた、と解説などにある。>邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていた[。また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣があった。現在では、他の節句と比べてあまり実施されていない。 . . . 本文を読む