日本語のコピュラは何か。繋辞という。文法用語であるから、そのものを指す。すなわち、~ハ~ダ となる。コピュラに着目をした明治期の文法学者の慧眼による。論理学が言語形式に合わせて分析をする。分析を受けるのは、日本語では意味的に当てはめているから、コピュラ構文という呼称ができる。この日本語構文は形式をとることを指すので、その繋辞なるものは、主辞、賓辞、繋辞の語順の位置にあって、用語の解釈に揺れを起こすことになる。さらにそれだけでなく、議論が日本語にあわせたものと、日本語そのものの現象の部分を切り出したものとなる。コピュラは、形式上、AハBデアル とする限り、意味上の存在動詞にだけ、合わせて、議論するのは不可解なことになる。A、Bデアル と表現して等置することがあり、AガBデアル という形式もあって、無助詞とすること、主格を明示することと、同様に議論して、辞書義において誤解を起こさせている。日本語文法の根幹を捉えることがない。
ウイキペディアより
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日本語では、例えば、「だ」「です」「(で)ある」「(で)ない」「らしい」「ようだ」「ちがいない」「しれない」「そうだ」「になる」などがこれにあたる[要出典]。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
繋辞
けいじ
copula
コプラ,コピュラともいう。論理学で,主語 (主辞) と述語 (賓辞) とを連結する役割をになう語をさし,のちにこれが文法用語としても用いられるようになった。英語を例にとると,beが代表的なもので,beと同じ統辞的機能をもつ become,get,remain,seem,turnなど,いわゆる不完全自動詞がすべて含まれる。日本語では意味のうえから「コレハ本ダ」などの「~ハ~ダ」が対応するということになろうが,このように言語ごとに対応する表現法の文法的性質が異なるので,文法論的には有効な概念といえない。
デジタル大辞泉の解説
けい‐じ【×繋辞】
《copula》論理学で、命題の主辞と賓辞とをつなぎ、両者の関係を言い表す言語的表現。「鯨は哺乳類である」の「である」の類。連語。連辞。
大辞林 第三版の解説
コプラ【copula】
① 〘論〙 「 繫辞けいじ② 」に同じ。
② 英語・フランス語・ドイツ語などで、二つの語を結合させて主語と補語(または述詞)の関係を作り出す働きをする動詞。英語の be 動詞など。連結詞。コピュラ。