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文字

2013-09-09 | 日本語百科

文字とは言葉の彩である。もんじ と読む。撥音の無表記で、もじ と書くことから、もじ となった。日本語には文字がなかった。日本語に固有の文字が漢字を入れる以前にあったか、どうか、明らかでない。漢字を入れて、文字を学んだ。わたしたちの祖先には、文字は言葉そのものであったと思う。文は、あや、ふみ、ことばであった。字は、あざなをつけることから、文字の意となる、と字通は解説する。文は文身で、やはり、もと通過儀礼の一である、と合わせて言う。文字は言葉を表し意味を持った。いま、文字は、言葉を伝達し記録するために線や点を使って形作られた記号のことと説明される。ウイキペディアはさらに、文字の起源は、多くの場合ものごとを簡略化して描いた絵文字、ピクトグラムであり、それが転用されたり変形、簡略化されたりして文字となったと見られる、と説明する。


デジタル大辞泉より。
《「もんじ」の撥音の無表記から》
1 言葉を表記するために社会習慣として用いられる記号。個々の字の性質から表意文字・表音文字、また表語文字(単語文字)・音節文字・単音文字などに分けられる。もんじ。
2 文章。また、読み書きや学問のこと。
「―を見る眼は中々慥にして」〈福沢・学問のすゝめ〉
3 言葉。文言(もんごん)。
「ただ―一つにあやしう」〈枕・一九五〉
4 字の数。音節。
「―のかずも定まらず」〈古今・仮名序〉
5 (近世、関西地方で)字の記された銭の面。〈物類称呼〉
6 語の後半を省き、その語の頭音または前半部分を表す仮名の下に付いて、品よく言い表したり、婉曲に言い表したりする語。


日本国語大辞典より。
(文字で書き表わすところから)ことば。文言(もんごん)。文辞。文句。用語。また、助詞・助動詞に対して自立語、なかんずく体言をさしていう場合。
*枕〔10C終〕一九五・ふと心おとりとかするものは「ただもじ一つにあやしう、あてにもいやしうもなるは、いかなるにかあらん」
*源氏〔1001~14頃〕花宴「ことわりや。聞えたがへたるもじかなとて」
*申楽談儀〔1430〕文字なまり、節なまり「『何の』と云てにはの字の訛りたるが、節訛り也。もじの訛りたる、文字訛り」





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