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品詞

2023-10-07 | 日本語文法論議23





日本語文法論議23106     
     文節と句と、この句は時枝学説に拠る、そして形態の語となる単位は同じ考え方に見ることができる。形態のとらえ方では詞と原辞で分析するものとも同じである。もとは国語の現象であるから、文法観をそれぞれに見ても結果とする単位には同じであるとみてよい。自立語に付属語をつけると単語としての働きが文法上の語として、それはまた品詞分類されてのことであるが、単独で主語となるもの、活用して述語となるものというふうに説明がある。

文節を作る、そこに音の切れ目を作るために間投の助詞をつけるとした方法は句を切る方法でもあった。つまり時枝の入れ子型にはそこで間投の辞をつけることでまとまりをもつ句なのである。形態論で自立形式と結合形式が一つになると語としての機能を持つから、もっぱら結合形式となるものには接辞としての分類ができる。日本語は part of speech に分かち書きをすればその単位をもって分析してきた語法が品詞論を構成してきている。   
      
ウイキペディアより
>英語の parts of speech という用語は、古典ギリシア語の τα μέρη του λόγου (ta mérē tou lógou) や、ラテン語の partes orationis に由来する。この用語は、speech「話し言葉」の part「部分」(要素)という意味であるが、これは現代言語学で言うところの sentence「文」の要素の class「類」のことである。また、この用語からは、名詞や動詞といった語類が、語や形態素の分類であって、より大きな句レベルの要素の分類ではないことがわからない。このように、 parts of speech という用語は意味的にわかりにくいところがあるが、特に言語類型論の分野で今でも広く用いられている。


>「品詞」の語は、日本文法書としては、明治七年(一八七四)に田中義廉が「小学日本文典」で七品詞を説いたのが最も早い
ニッポニカより
>この西洋文典の品詞が江戸時代末期から日本文典に影響を与えた。たとえば鶴峯戊申(つるみねしげのぶ)『語学新書』(1831成稿)はオランダ文典に倣って、語を実体言(ゐことば)(名詞)・虚体言(つきことば)(形容詞)・代名言(かへことば)(代名詞)・連体言(つづきことば)(動詞などの連体形)・活用言(はたらきことば)(動詞)・形容言(さまことば)(副詞)・接続言(つづけことば)(接続詞)・指示言(さしことば)(「上を」「ほかに」の類)・感動言(なげきことば)(感動詞)の9種に分ける。田中義廉(よしかど)『小学日本文典』(1874)では、名詞・形容詞・代名詞・動詞・副詞・接続詞・感詞の7種に分け、助動詞・助詞は独立した品詞と認めていない。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 より
品詞
ひんし
parts of speech
>文法的性質によって分けられた単語の類。名詞,動詞など。分類の基準となる文法的性質とは,どのような語形替変をするか,文のなかで他の単語とどのように結合するかなどである。このような形態的・機能的分類に加えて,意味的定義もしばしばなされるが,定義そのものが曖昧になりがちで厳密な適用は困難である。品詞分類の研究を品詞論といい,これは前 100年頃のギリシアの文法家ディオニュシオス・トラクスの研究以来,文法研究の重要な位置を占めてきた。西洋古典語の文法や,その影響下にあった近代語の文法では,伝統的に8品詞に分類されてきたが,言語ごとに品詞分類も異なるのは当然である。日本では,富士谷成章による分類が最初といわれる。現在最も広く行われている日本語の品詞分類は,橋本進吉の説におおむね従った,名詞,動詞,形容詞,形容動詞,連体詞,副詞,接続詞,感動詞,助動詞,助詞の 10品詞である。






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