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フレイル

2020-04-18 | 新語・社会現象語
コロナで伝えたいこととしてHNKが隙間時間を放送する。感染に注意してください、というわけだが、そこでフレイルという時期があった。健康用語で、介護者なら知る、介護一歩手前の状態、フレイルには早期発見と対応が大切という。サイトによれば、Frailtyで、日本語では、虚弱、脆弱などと訳されて、2014年5月に日本老年医学会がフレイルという名を提唱した。健常な状態と要介護状態の中間の状態をさして用いる。筋力が衰えてきた、社会性がなくなってきた、認知にかかわることが出てきた、こういう日常生活に、フレイルの症状になるようである。チェック項目には具体的な数値があがっている。  

フレイルとは何かを知って、介護予防  
 身体的フレイルの評価基準
 フレイル・基本チェックリスト
 フレイルの可能性がある点数
  厚生労働省平成21年3月「介護予防のための生活機能評価に関するマニュアル(改訂版)」を元に作成)

https://kaigo.homes.co.jp/manual/healthcare/flail/
>フレイルの原因
フレイルは、明確な固有の原因があって引き起こされるというよりも、加齢に伴う以下のさまざまな心身の変化と社会的、環境的な要因が重なりあうことにより起こります。
これらの原因は、以下のように相互に影響し合って、本人を徐々にフレイルの状態にします。さらにこの負のサイクルを放置していると、より虚弱な状態に陥らせ、フレイルから要介護状態へと移行させます。
フレイルの原因となる例
●動くことが少なくなる
●社会的に交流する機会が減る
●身体機能の低下(歩くスピードの低下)
●筋力が低下する・筋肉量が減る(サルコペニア)
●認知機能の低下
●疲れやすくなる
●元気が湧かなくなる
●日常管理が必要な慢性疾患(糖尿病、呼吸器疾患、循環器疾患、関節炎、抑うつ症状など)にかかる
 ※慢性疾患がフレイルの原因となる例
 ・糖尿病による知覚低下や痩せ
 ・呼吸器疾患による咳や呼吸困難
 ・循環器疾患による活動の制限 など
●体重が減る
●低栄養になる
●収入が減る
●孤独になる

https://kaigo.soudan-anshin.com/news/health/20160909/
>65~69歳の人で5.6%が、80歳以上の人で34.9%の方がフレイル状態にあるというデータもあります。(参考:高齢者の保健事業の現状について)
健康状態を記した以下の5項目をセルフチェック
(1)体重が減った
(2)歩く速度が遅くなった
(3)握力が落ちた
(4)疲れやすくなった
(5)普段の身体活動力が低下した
この中で3項目に該当した人はフレイル
アメリカの老年医学会が定めている
>さらにフレイルの要因として、高齢になって社会との関わりを嫌う引きこもり生活も、心身の衰えを加速させる理由の一つです。少し意外かもしれませんが、男性よりも女性の方が高齢者になると家に閉じこもる傾向にあるようです。女性の方ほど注意しましょう。


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