注解書が出ている。小川環樹・木田章義著『注解 千字文』(1984・岩波書店)』、その文庫版が1997年に出版されている。2007年第2版をいま、手元に置いている。文庫版によせて、とする、木田章義さんの一文は国文科出資の故を以てこの原稿作成の思いを語っている。原文に文選読みが付されていて、あらためて読み直すという、音決のことを知る。 . . . 本文を読む
とても読み切れない、というか、理解と記憶とは、難しい大著である。日本語語源研究会主宰、語源研究で語源探求を発刊、活躍をした著者である。古辞書と国語 吉田金彦著 臨川書店2013年5月刊 後記によると30歳代の論考という。卒業論文のテーマにあった古辞書の出典研究は、出典攷としてその業績である。この著作が刊行される契機には、序文に木田章義氏の記すところがあって、それも刺激となる。2012年90歳で亡くなられたという。
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