日本語教授法の歴史とここにとりあげて、グアン式、ナチュラルメソッドに始まり、パーマーの英語教育に取り入れたオーラルアプロ―チの影響を受けた教授法が、訳読法に対して位置して、敗戦後の流れをとらえることになる。日本語教授法は外地の日本語教育と見る方法に、内地では中国留学生に対する漢語との対訳で教える教育法が実践されていた。その当時の英語教育に発言するのは、おこがましいのであるが、1950年代の中学生であったわたしには、英語教科書が構造主義の文型から学習する内容であったと思い出すが、それは文法解説をして翻訳をする基礎学習であり、次いで高校の学校時代には受験教育につながる英文解釈法となって、語学教授法となるかどうか、その経緯があった。そこで、外国教授法の歴史にかさねて説明があるこのじき、1945年以降、1950年代のころを . . . 本文を読む
まるで、本屋の宣伝のとおりで、タイトルと目次にひかれて、恐縮だが、検索して、日本語教授法の歴史をキーワードに、そこでぴたりと、理論と実践の2冊がヒットした。日本語教授法を理解する本 歴史と理論編―解説と演習 とあり、実践編と合わせて、日本語教師トレーニングマニュアル のシリーズにあった。25年前の出版で、著者の履歴によれば、海外の日本語教育経験が見て取れそうである。またブログには興味ある記事がある。さらに、広島大学、トルコの人が書いた論文の文章があった。伝統教授、非伝統教授のその方法が述べられて面白い。 . . . 本文を読む
文法翻訳法は、本来、訳読による外国語学習である。外国語の辞書を引いて自分の言語に直すという行為は、未知の語にふれて、そこに辞書があれば学習となるから、どの地域、どの言語においてもみられるように考える。辞書、文法解説がない場合にはどうなるだろう。しかし、いま外国語教授法で文法翻訳法と名付けられたGTMは、果たして、どのように実際に教授法となったか。学校時代の英語となればそれは常に英文解釈にあった思い出からすれば、近年の英語教育には別の展開があるものであろうから、その新たな英語学習と日本の英語教育の展開を見ることになるかもしれない。 . . . 本文を読む
パーマー、オーラル・メソッドを開発して日本の英語教育に貢献した。文法翻訳法における失敗から、自ら語学習得の経験だったのだが、音声による慣れをもって文型習得の先駆けをした。日本語教育でその方法、理論を長沼直兄に影響した。1950年代以降にAL方法で見直され、その議論がおこる。 >ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説 会話法などと訳される,会話中心の語学教授法。文部省の招聘を受けて来日した H.E.パーマーが英語教授研究所 (のち語学教育研究所と改称) に拠って開発,普及に努めた英語教育法。音声言語から入って文字言語へ導く。>日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 オーラル・メソッド
oral method
口頭作業を重視した外国語教授法。口頭教授法と訳される。1922~36年(大正11~昭和11)に日本の文部省言語顧問であったイギリス人ハロルド・パーマーが提唱した。彼は1921年に著した『The Oral Method of Teaching Languages』によって、この教授法の提唱者とよばれている。 . . . 本文を読む
グアンは、フランソア・ゴアンゴアンとも表記されて、ゴアン氏言語教授法案、台湾総督府によるもの、復刻本あり、そして詳しく論考に紹介されている。自然教授法 ナチュラルメソッド と称される。グアンが文法翻訳法に対して考案した。>そこで国語学校教授である橋本武は、偶然図書館で発見したフランソワ・グアンの『言語教授及び研究法』を教師たちに紹介し、山口喜一郎がこの教授法を国語学校第一附属学校で実地教授し、効果を収めたと述べたことから、1900 年(明治33 年)に総督府学務課から橋本による『言語教授及び研究法』の抄訳である『ゴアン氏言語教授方案』105が出版され、ついにグアン式教授法が公学校で導入されることになる。このグアン式教授法が適用された教科書が『臺灣教科用書國民讀本』である。http://163.14.136.66:8080/bitstream/987654321/17733/1/105SCU00079001-001.pdf . . . 本文を読む
日本語教師資格には教員養成の取得に絡んで、学校教育の大学での取り込みの経緯があった。教師養成に大学の教職課程とならず、文科省が資格認定をする、そのことを、しなくなった時期があった。それでは文科省に替わって、いまある資格は誰が認定しているのか。教員養成の講座組織、団体と、そこに持ち込むのは専修学校の各種資格であったか。ここで厚生労働省の管轄となる。当時の厚生省の資格認定となった。その一方で、1988年に国立国語研究所日本語教育センターで、4年生大学における日本語教員養成をめぐる研究連絡協議会を発足させて、1985年東京外国語大学、筑波大学、1986年大阪大学、広島大学に、日本語教員養成課程主専攻の学科等が新設されていたのを受ける。 . . . 本文を読む
日本語教師資格試験をどうするかという、文化庁の意見公募が始まったそうである。試験に合格することを要件とすることと、実践力を身に付ける大学や日本語教師養成研修実施機関での教育実習の履修を必須とすという。教育実習の必要度は高いものであるが、その実習指導はプログラムするにも、カリキュラムでするにも大変なことなので、インターンシップ制度をもって実際の現場を知ることがよい、という考え方がある。その売位でも、2週か、3週かの、教員免許制度に倣うものでは不足である。科目の学校教員はすでに学習体験があって、その実際を生徒の立場で経験があるから、まあ、分かりよいとして、日本語教育の現場はそうはいかない。ボランティアの体験を通しても、教員のためには役立つこと、いまだ不十分なのである。 . . . 本文を読む
議員立法 日本語教育の推進に関する法律が6月21日、参院本会議で可決された。新聞報道は、>- 国内で暮らす外国人への日本語教育の充実を促す「日本語教育推進法」が21日、参院本会議で可決、成立した 日経新聞 という呼称で、これまでも推進法というふうに取り上げてきたもとになる、その、原案があり、ちょっとまぎらわしい。日本語教育の推進に関する法律、日本語教育推進法と略称する法律のことであるから、その条文について確かめる。文科省の報告、>平成一一年三月一九日 今後の日本語教育施策の推進に関する調査研究協力者会議 今後の日本語教育施策の推進について―日本語教育の新たな展開を目指して―(報告)(抄) に、参考を見る。 . . . 本文を読む
イ形容詞の基本形がない、ちがい の用法で、ちげー というのがあるとかで、将来には、ちがい イ形容詞が、将来は辞書に搭載されるかもしれません、との記述があって、140ページ 第3部文法のここを読んで、日本語教育文法の考え方を疑ってしまった記憶がある。この書は最近に紹介をして、どうにもいけない、発行年は4年前で、そのうたうところはサイトの内容紹介の入門書であるが、この記述を受け止めるには、この書を受け取る人が、例えば、ゆがんでしまったものを、ゆがんだままに直しようがない食い違いだと知らなければならない。名だたる出版社であるから、それなりに編集による著者の見解を承知してのことだろうけれど、日本語教育の形態文法を、とんでもない類推に説明してしまう、この、ちげー はあり得ないことである。語彙、文法の記述は相当に与える影響を考えてしかるべきであるから、その拠って来る何ほどかを見ておこう。 . . . 本文を読む
ニュースソースが検索できない。一つの情報がいくつにも転出している。
https://www.asahi.com/articles/ASM4K56FSM4KUTIL03B.html
日本語教育
毎日更新 ⋅ 2019年4月18日
ニュース
教育水準低い日本語学校は生徒受け入れ禁止 基準改正へ
朝日新聞
急増をしている 日本語学校をめぐり、文部科学省の有識者会議が17日、「修了した外国人留学生 . . . 本文を読む