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現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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なにをかいわんや

2020-02-24 | 哲学日本語
日本哲学31   コラム視座、危機に備える哲学 というタイトルに、哲学とはいかに、と読むと、新型コロナウイルスに論評して、その初動に大風呂敷を広げることだ、というような表現をしている。文脈上、慣用句で用いていることは鍵をつけての「大風呂敷を広げる」のであるから、どうにも、哲学を思い違い、とんでもないことを言っているようである。政権批判に及ぶ一文は、それでもって、「大風呂敷を広げる」決断がつかなかっ . . . 本文を読む

いのち

2020-02-23 | 哲学日本語
日本哲学30   いのち について、とらえる。生命の漢字を当てる、訓読みには、命である。この字義には、字通によれば、令(れい)+口 である。会意、字形では、>令は礼帽を著けて、跪いて神の啓示を受ける形。口は祝詞を収める器の(さい)。神に祈って、その啓示として与えられるものを命という とあり、この字に、神意を意味する字であったとするから、生命となった、命の解釈は、天命の思想にあり、それを、字通では同 . . . 本文を読む

2020-02-17 | 哲学日本語
日本哲学29   神と人の対立は、日本哲学にはない。神は自然神、ヒトはまた神に還る存在である。したがって神の信仰は神と人の共存する社会にある。神は絶対、1神ではない日本民族は、神から人、人から神へとその魂を見る。人がヒトであるとき、神であると思うことはない、神から生まれたとも思わない、死ぬと神になると自らが思うのではない。人は人間に生きるのであるから、人の世にあって、世の中を見る。神に対照するもの . . . 本文を読む

宗教思想

2020-02-15 | 哲学日本語
日本哲学28   渡来したのは漢字、漢語の文献であった。漢籍を移入して日本語にするべく、その影響を受けた。儒教にとって仏教は外国思想であったから、その受け入れには日本で宗教信仰とともにあった仏教が、実践を分けることになった。政治に儒学、知識に仏教という、その漢語による文献を区分けして日本語は受け入れてきたことになる。そこにまた、中国と長安での宗教としてひろまりつつあった浄土宗、実はそのころ、北宗禅 . . . 本文を読む

義、大義

2020-02-14 | 哲学日本語
日本哲学27  日本民族の精神は孝と思いやりにある。孝は忠孝であり、思いやりは忠恕である。惻隠の情、忖度、そしてまた、仁である。この精神は根本には実践思想がある。ことわりを持つか、それを表せないのは、生の現れに見え隠れするからである。ことわりには義、大義をもって、正しい名誉あるものとした。義にあることわりとは、忠孝、忠恕のことであって、生と存在、時空の順序である。    . . . 本文を読む

本願力

2020-02-13 | 哲学日本語
日本哲学 26  死生観、生の捉え方に、死後のことをどう見るか。土葬に、風葬、それに火葬を入れた祖先は、死後の世界に、黄泉の国をであったものに加えて、浄土にみる極楽を救いとした。現世の不安と来世の安楽はシンプルに宗教による教えとなって、日本人の死の観念をその後にも、浄土を顕かにする真実の教えととらえることになった。豪族、貴族にとどまらず時代を経て、仏の願いは浸透した。哲学解釈には、名を称えよ、阿弥 . . . 本文を読む

元始、日本哲学

2020-02-12 | 哲学日本語
日本哲学25   人間は何か、真理とは、人生とは、どう生きるか、良き知恵を求めて、そこに問答があり、理想を説き、言葉を分析する。日本哲学は宗教にかかわって、即身成仏、すべての人が仏に成れる、それを魂のよりどころに、日本思想となって展開する。世の中はまた律をもって、儒教社会をとらえようとしてきた。さらに美と芸術にその実践を現そうとした。その後に追求するは生と死である。神に生を、仏に死を、世界に気をも . . . 本文を読む

最澄と空海

2020-02-11 | 哲学日本語
日本哲学24  生きる知恵を探求する、よりよくまさしく生きるとは、真、善を求める。真実の生には神か、自然か。その問答を持つなら、わたしたちの生き方は奔放であるから、出家をしてでも、そこに生きることであった。愛の執着をはなれ、欲の悩みを捨てることであった。持つことなし、足りることなし、もとより断つのである。仏教には真言、天台の教義、経典に得ることは http://www.tendai.or.jp . . . 本文を読む

人倫

2020-02-10 | 哲学日本語
日本哲学23    人倫を説く。人の道と言った。儒学から、君臣,父子,夫婦,長幼,朋友の5つを道徳的秩序とした。5倫である。孟子に由来して、基本的実践徳目、君臣の義,父子の親,夫婦の別,長幼の序,朋友の信をいう、人間の倫理を意味する。そこから一般に,人の踏み行うべき道という意味でも使われる。 「倫」は,人として守るべき秩序、道理を意味する。 三省堂 大辞林 第三版 索引トップ用語の索引ランキ . . . 本文を読む

愛欲

2020-02-09 | 哲学日本語
日本哲学22 日本人は愛欲を旨とする、と、誤解を招きそうなことを、哲学の対象にその本質をとらえる。愛、欲とも、仏教によって日本人が克服してきた、しようとしてきたものである。その解明には、やはり、言葉が文字となり、その文字すなわち漢字にあらわされた仏教の経典に拠る教えで捉えてきている。したがって、愛は執着心として、欲は人間に欠けたものとして、その精神を満たすべく、金銀財宝へむける欲望である。それか . . . 本文を読む