現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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海彼、山川

2020-03-13 | 哲学日本語
日本哲学41   神は自然に宿るという信仰を作り上げた、日本人の自己発見である。自然は海彼より山の頂、谷の奥そこまで、河の流れに平野に、いたるところに、精霊を見出す。自然という語には、>山、川、海、草木、動物、雨、風など、人の作為によらずに存在するものや現象 と、解説しているように、人間、人工に対置する概念ともなり、さらに超自然という語にあらわされる対比的意味内を持つ。中国語、中国由来の漢訳による . . . 本文を読む

アーメン amen

2020-03-12 | 哲学日本語
祈りの言葉である。聖書の言葉に見える。これを唱えることで、神の教えに生きる。 ユダヤ教とキリスト教における重要な礼拝用語と説明するが、 世界大百科事典 第2版の解説 > ヘブライ語で〈まことに,確かに〉を意味し,結果責任を引き受ける姿勢や〈かくあれかし〉との願望を表明する語。契約,誓約,祈り,頌栄に用いられる。この旧約聖書・ユダヤ教の慣習をキリスト教も受容し,教会儀式,祈り,賛美歌,信条の結び . . . 本文を読む

なむ あみだぶつ

2020-03-11 | 哲学日本語
日本哲学39   南無阿弥陀仏 念仏による悟りの行 仏の教えに帰依するとは、信仰になる。その阿弥陀経の教えは、>舎利弗、若し人有りて已に発願し、今発願し、当に発願して阿弥陀仏国に生れんと欲はん者は、是の諸の人等、皆阿耨多羅三藐三菩提を退転せざることを得て、彼の国土に於て、若は已に生れ、若は今生れ、若は当に生れん。 是の故に舎利弗、諸の善男子・善女人、若し信ずること有らん者は、応に発願して、彼の国土 . . . 本文を読む

こぎとえるごすむ

2020-03-10 | 哲学日本語
日本哲学38   考える自分がいる、その思いを発見とする。考える我という主体の存在、近代合理主義の出発点をなした命題とされる。 >こうして、デカルトは「我思う、故に我あり」から出発し、神の存在証明と明晰判明な観念が真であることの証明を行った。https://www.rei-yumesaki.net/哲学/哲学-倫理学/デカルト/ (cogito, ergo sum) 「私は考える、ゆえに私 . . . 本文を読む

どう生きてきたか

2020-03-09 | 哲学日本語
日本哲学37   君たちはどう生きるか。哲学の、一つの始まり。12歳であったか、13歳になったころか、その書名を手にして、何をかたるのかと読んだ、哲学の問いである。その出会いに、日本哲学があった。この書が図書館にあったころの思い出はつきない。そして、人間学に向かう一方で、文学に沈潜した。学校では学び得ないものと、市民講座に出かけた。哲学講座の年配者にまじった。それから哲学についての興味は、10代で . . . 本文を読む

イデオロジー

2020-03-08 | 哲学日本語
日本哲学36   哲学と文学、思想とイデオロギー、哲学は文学でも、思想でもない。ましてイデオロギーにもならないが、共産主義社会の理論が社会の現実に対するイデオロギーとなっている。政治思想、社会思想と見るには哲学のすべてがイデオロジーであるとは言えないが、もっぱら、根本思想にある考え方のすべてを覆うので、日本哲学に対比して分けて考えることになる。このイデオロジー表記は広辞苑の項目であった。 h . . . 本文を読む

東西の哲学

2020-03-07 | 哲学日本語
日本哲学35   農文協、アジア問題研究会の著作、長谷部 茂氏翻訳による、戦後日本哲学思想概論 1999年に、この 東西文化とその哲学 2000年を加えて、多分、著作タイトルにひかれて、手元に置いたものである。日本哲学を戦後、東西、そして概論と見て、西洋哲学から記述するものではない、東洋からの視点としてとらえるものには何があるか、アジア思想の原典は儒教、仏教にあるので、その俯瞰は東西の比較にあるも . . . 本文を読む

哲学と文学

2020-02-28 | 哲学日本語
日本哲学34   哲学は学問の基本、基礎にあって、その応用には思考、探究、考察においてすべての学的分野にかかわった。科学とりわけ自然科学の実験方法が思弁に変わりうる証拠、証明力をもって体系をつくりあげる時代があって、それによって哲学の方法は言語と思想にかかわって来たことによって、自然科学、人文科学に哲学が基礎、基本となってきた。さらに社会科学となる哲学の学問の応用にはあらたな体系が加えられている。 . . . 本文を読む

作麼生、香巖上樹

2020-02-27 | 哲学日本語
日本哲学33   なぜ、どうして、作麼生説破は禅問答、さあどうか、答えるぞ、というごとく、ソモサンsomosan  中国、近世の口語 精選日本国語大辞典の用例、※正法眼蔵(1231‐53)仏性「この宗旨は作麽生なるべきぞ」 という問いかけは、見よう、考えようによっては、常に、哲学の問いである。しかし、禅問答では説破する、その機縁を作ることにあるので、禅問答に見る公案が問いとしてある。 http: . . . 本文を読む

哲学思想

2020-02-25 | 哲学日本語
日本哲学32   哲学思想の概説書、戦後日本思想哲学概論を手元に引き出す。原著は1995年、中国社会科学院の国家プロジェクト、現代日本哲学によるもの、その翻訳が1999年に出版されている。農文協によって刊行されている、すでに20年前になるが、入手した時には、記述の偏りをもって難解とした記憶がある。いまも変わらないが、あらためて、中国の研究者から見た日本哲学、タイトルでは、戦後日本の哲学思想の概論で . . . 本文を読む