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なにをかいわんや

2020-02-24 | 哲学日本語
日本哲学31  
コラム視座、危機に備える哲学 というタイトルに、哲学とはいかに、と読むと、新型コロナウイルスに論評して、その初動に大風呂敷を広げることだ、というような表現をしている。文脈上、慣用句で用いていることは鍵をつけての「大風呂敷を広げる」のであるから、どうにも、哲学を思い違い、とんでもないことを言っているようである。政権批判に及ぶ一文は、それでもって、「大風呂敷を広げる」決断がつかなかったと言及している。おかしな論理展開になる主張を、先人の知恵に学ぶことが不十分だとする。危機に備える哲学には過剰反応を抑えることを言いながらの大風呂敷という矛盾論にあるようである。危機管理について哲学のないこの議論の文章展開は、求められるものとしての哲学であるとする、これまた画餅になる。



故事ことわざ辞典
>大風呂敷を広げるとは、実現するはずもないほらを吹いたり、大げさなことを言ったり、計画したりすること。

中日新聞 2月23日朝刊 宇野重規 危機に備える哲学


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