あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

防災に対する根本的な見直しを

2007-09-04 04:55:44 | Weblog
 9月1日は防災の日。日本は地震国。全国あちこちで地震を想定した防災訓練が行われた。毎年のことであるが首相もこの日は防災服を着用して総指揮者として訓練に参加している。地震とは直接関係はないがこの夏小生が体験したお話をひとつ。
 お盆休みを利用して青春キップで家内と山陰地方を旅行した。某市の駅前のビジネスホテルに部屋をとった。部屋は9階。外で食事も済ませ、風呂に入り、部屋で缶ビールを片手にテレビを見ながら明日の行動予定などを建てているうちに睡魔が襲い眠りに入っていた。突然、家内が「真っ暗や。」と叫んだ。瞬間的に起き上がった。入り口の明かりをつけて寝ていたのでそれが消え真っ暗闇である。換気、クーラーの音も静かになった。気が動転していたのか「テレビつけ!」と叫んだが、次の瞬間つくはずが無いとわかる。ドアの鍵をあけ廊下に出る。宿泊客ドアを開け半身外に出している。家内はすでに服に着替えている。フロントに電話しても通じない。廊下も真っ暗で非常灯のみが便りである。エレベーターも動かない。廊下は冷房していなくむしむしする。部屋の隣りが非常口であったため非常口を開け始めた。非常口の鍵の部分がプラスチックの容器でおおわれていた。すぐ外れるものと思いはずしにかかったがもくねじで固定されているためなかなか外れない。そのうち救急車、パトカーの音が近づいてきたどんなことにっているだろうか。外を見ると周囲は赤々と電気やネオンがついている。このホテルに何か異変が起こったのだろうか。もうこうなればと思い鍵の柄でプラスチックの容器を叩き割る。又この容器頑丈である。4,5回思い切り叩いてやっと非常扉の鍵が出てきた。若い夫婦が鍵をあけた。周囲は明かりがついている。このホテルの一角だけが暗い。下を見るとパトカーと電力会社の車が数台停まっている。9階から周囲のネオンの明かりをたよりに階段をおりる。4回ぐらいまでは障害物も無く降りられた。その後である。非常階段に物が置かれている。非常用の砂袋ででもあろうか。3階、2階になるとひどくなる。あたり一面に置かれているので足の踏み場が無い。やっとのことで一階にたどり着き。外からホテル内部を見ると真っ暗闇である。フロントに従業員が一人緊急電話で連絡をとっている。外はむしむし。中も冷房装置が作動していなくむしむしの状態である。電力消費量がオーバーして停電とのことであった。
約30分後に明々と電気がつき、エレベーターは作動し、冷房装置も無事作動した。いやはやよい経験をしたものだ。教訓は宿泊施設につくとやはりいざという時のことを考えチェックをすることである。消防庁は公共施設への監督を普段から入念にすべきである。国土交通省は、公共施設の非常口に対する非常階段の設置基準をお年寄りも充分利用できるものにしてほしい。
国は安全で安心な暮らしができる方策をもっと研究すべきである。

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