あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

介護の代償・清水さん逝く

2009-04-22 09:52:54 | Weblog
4月22日(水)。
 タレントの清水由貴子さんが亡くなった。まだまだ若い49歳であった。
あの明るい笑顔とふくよかな姿が小生は好きであった。彼女が画面に出てくると周囲が明るくなったのが忘れられない。
自殺との事である。あの明るさと裏腹にかなり悩み疲れていたとの事である。
母の介護の世話をし、その疲れがどっと出たのであろう。
介護の問題は今急激に日本の社会に押し寄せてきている。これまでも老夫婦の夫が妻の介護に疲れ、妻を殺めたり、その反対の状況や、年老いた母の介護疲れで息子がその母親を殺めたりする事件が報道されている。
国は高齢化社会における介護の問題について取り組んでいると思うが、その施策はまだまだ貧弱だと思う。介護保険制度が導入されて5年以上が経つが、国が目指す介護制度と現場との距離感が反比例しているように感じられてならない。
国は直ぐに予算がないと説明するが、もっと根本的な観点から介護制度を考えていかねばならない。どうすれば、日本国家の繁栄のために力を注いでこられ、残念なことに被介護者となられたかたに報いるのかを机上の考えではなく、現場を見て真剣に検討する必要がある。舛添大臣は介護状態になった親の介護をしよく現状を知っておられる。被介護者は勿論のことそれに関与する人々の苦労を身をもって体験されている。舛添大臣が厚生労働省のトップにいる間に是非将来を見据えた日本の介護制度を構築していただきたい。
現場を知っていなければこの制度を考えることは出来ないと思う。
小生も約10年間母の介護を行った。人には言えない大変さがある。
そして介護する方も悩み苦しむのである。悩み悩み苦しむ。
清水さんもそんな状況になっていたと思う。
もう、あの笑顔は見られない。
                               合   掌

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