ある旅人の〇〇な日々

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国民的・・・

2008年12月21日 | Weblog
松本清張、司馬遼太郎、藤沢周平は国民的作家といわれた。国民的作家とは、長期にわたって大作を提供してくれる作家のことである。今も映画やテレビドラマの原作に多数なっている。しかし、現在は、そのような作家は皆無である。ミステリー作家の内田康夫や西村京太郎は、作品こそ多いが、手抜き作品が多い。なかには力作もあるが、執筆前の取材、資料収集が不足しているようだ。
国民的俳優は誰だろうか。緒形拳や渥美清などがそうだろう。彼らも今はない。女優では吉永小百合さんか。国民的歌手は美空ひばりや三波春夫だろうか。現役歌手では紅白45回出場の北島三郎かな。後藤久美子は国民的美少女といわれたが、成長するにつれて色の黒いそれほど美人といえない女性になった。やはり外見に関わることで国民的という表現はやめたほうがいいだろう。
国民的バイプレイヤーなるものがあるとすれば、石橋蓮司と蟹江敬三だろう。悪役から3枚目役までこなし、息が長く、いつも存在感がある男優。ふたりとも60歳代半ば。歳を重ねるにつれて良くなっている。石橋蓮司は今年、東映映画大学の校長に就任し脇役を育てるという。奥さんが女優だった緑魔子とは驚いた。蟹江敬三は、テレビ放送されている「ガイアの夜明け」のナレーションも行っている。長男の蟹江一平も俳優として活躍している。

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