ある旅人の〇〇な日々

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別人

2004年12月14日 | Weblog
北朝鮮の拉致問題も閉塞状態である。先月の日朝協議会で持ち帰った遺骨が拉致被害者のものでないことがわかった。
横田めぐみさんの遺骨といわれたものは、高温で焼かれたものだったがミトコンドリアDNA分析で別人のものであり、しかも二人分の遺骨が混ざっていたことがわかった。
松木さんの遺骨といわれたものは、五人分の遺骨であり本人のものはなかった。松木さんのは二度も裏切られた。
その他、北朝鮮側の回答も矛盾する点が多い。まだ持ち帰った資料の分析が終了していないが、北側の誠意のない、むしろ悪意ある仕打ちであったといっていい。

でも、北側が死亡者としている拉致被害者が生存している可能性も大となった。今後の交渉は、いかにして生存を認めさせ奪還するかだろう。今のところ、経済制裁で圧力をかける方策しか考えられない。
北の地方都市でのビデオ隠し撮りをみると、街なかで行き倒れ者が何人も映っている。内部崩壊させるには、まだ金ジョンイル体制があまりにも強すぎるので、外部からの圧力が要るであろう。金ジョンイル体制が崩れない限り、拉致問題も解決せず、国交正常化もありえない。
新聞社の調査によると、経済制裁賛成は7割を超えている。もっと高率になってもおかしくないと思ったが、ある程度のバランスも必要なのかな。

別人といえば、ウクライナ共和国の大統領選の野党候補が毒物を盛られ、顔が変貌してしまった。ダイオキシンが血液から通常の1000倍も検出されたという。ダイオキシンが内臓の疾病をおこし、皮膚に悪い影響を与えたようだ。美男子を醜男に変えている。まるで、四谷怪談のお岩さんみたいだ。今の日本では考えられないような権力争いでの犯罪である。