ある旅人の〇〇な日々

折々関心のあることや読書備忘を記録する

縦を横に

2009年03月31日 | Weblog
ホームセンターで文庫用の薄い4段本棚をみつけて買ってきた。机の上に置けるサイズである。文庫用だがB6サイズの単行本も入る。この本棚はインドネシア製である。
さらに溢れた本を整頓するため、3段のカラーボックスを1個買ってきた。すでに3段のは2個使っていたのだが、部屋のスペースを無駄にしていた。中途半端な高さで、上にもうひとつ重ねると不安定になるので2個離して置いていた。しかも本の重みで棚にタワミができていた。この2個と新しいの1個を横にして3個重ねれば、スペースが有効に使え、構造的にも安定すると気づいたのである。想像通り、有効に安定して備え付けができた。カラーボックスは本来それぞれユニットとして組み合わせて使うようにできているのだ。縦のものを横にして使う発想ができなかったことを愚かに思う。
あと、2段のカラーボックスを3個買って、低い箪笥の上などにも置こう。それでほとんど本は片付くだろう。窓際やガラス戸際に置いたので少し部屋が暗くなったが仕方ない。ゆっくりやろう。カラーボックスをネジ釘で組み立てるのさえ、けっこう力を要するので一度に行うと疲れる。

女優

2009年03月29日 | Weblog
高齢になっても魅力ある女優がいるもんだ。岸惠子(1932年生)、草笛光子(1933年生)、池内淳子(1933年生)、野際陽子(1936年生)、十朱幸代(1942年生)、吉永小百合(1945年生)、カトリーヌ・ドヌーブ(1943年生)。もっといるだろう。
岸惠子はこの前、ドラマ「相棒 密愛」で国広富之とのラブシーンがあった。77歳だよ。ぜんぜん違和感がない。草笛光子は「天地人」で桑取の主の母親役で出演していたが輝いていた。池内淳子はドラマにちょくちょく出ているが上品でいい。
野際陽子は「必殺仕置人」の東山の姑役だがまだ色っぽさがある。十朱幸代は最近テレビに出ていないがいつまでも若いのだろう。吉永小百合は別格である。まだ高齢ではない。
カトリーヌ・ドヌーブは映画「8人の女たち」に出て唄って踊ってたが若いころのきれいさを髣髴とさせる。初めてみたのは映画「哀しみのトリスターナ」だったと思う。彼女の出演作をもっとみたいと思っている。






レーズン

2009年03月27日 | Weblog
干しブドウが食べたくなって、岡山駅地下のジュピターで「カリフォルニアレーズン」を買ってきた。300g入り217円だった。袋に書かれたキャッチコピーは「カリフォルニアの太陽の下で天日乾燥されました」。日本産がないのは、日本が多湿な気候のせいだろうか。子供のころはレーズンの味が嫌いだったが今では好きになっている。ケーキやパンに入れられているものもあるが、こうしてレーズンだけ食べるのは久しぶりだ。そういえば、昔、ギリシア旅行したときに、緑色のレーズンを土産物に買って帰ったことがあった。葡萄色よりも緑色のほうがなんとなく美味しいようにみえる。
ジュピターには、中国産のもある。「シルクロード産」をアピールしている。中国の西域産のは促乾剤を使って乾燥を速めているという。サンケイ新聞の「福島記者のブログ」によると「葡萄農家の友人(トルファンの)は、町で売っている干し葡萄たべちゃダメだというんです。町で売るための干し葡萄は促乾剤を使っていて、体に悪い、と。オレの家では家族が食べる分用にちゃんと伝統的手法でつくった干し葡萄があるから、こっちを食べろ、と」のように書かれている。中国産食品は安全性に欠けるのだ。シルクロード産のも緑色で美味しそうなのだが、けっしてカリフォルニア産よりも安くなくて買うのを憚れる。でも中国産のレーズンはすっかり売り切れていた。人気はあるのだ。買う人は促乾剤が使用されているのを知らないのだろう。「カリフォルニアレーズン」は美味い。また買ってこよう。

桜が咲き始めた

2009年03月26日 | Weblog
昨日は西風がビュービュー吹いて冷える一日だった。でも、後楽園の河川敷土手の桜並木は咲きかけていた。屋台のテントが設営されてサクラカーニバルが準備されていた。この週末には花見客で賑わうことだろう。

侍ジャパンが昨夕、凱旋した。疲労しているだろうけど、頑強なスポーツ選手だからすぐに回復するだろう。もう来週になればペナントレース開幕である。どうせ今年も巨人と西武が優勝するだろう。
イチローは今年も注目されるだろう。200本の安打を打てるだろうか。イチローは野球だけでなくて話術も巧い。オリックス時代は無口なイメージがあったが今はすっかり多弁になっている。連れ合いが元女子アナだから巧くなったのかもしれない。すでにイチロー語録は出版されているようだ。概念語や隠喩をつかって感覚的な事柄を話す表現力はすばらしい。とても分かりやすく含蓄のある話ができている。決戦後のインタビューでWBCを振り返って「もう苦しいところから始まって、苦しいがつらいになって、心が痛んで、最終的に笑顔になった」と述べている。野球人の表現としては独特である。球界を去っても何らかの質の高い仕事ができるような気がする。
去年の1月にNHKの番組「仕事の流儀”イチロー”」をみて「イチローは達人か」というのを書いたが、今読み返してみると、やはりイチローは非凡なことが分かる。

侍ジャパン、WBC連覇する

2009年03月24日 | Weblog
日本VS韓国の決勝は、予想どおり接戦だった。岩隈が踏ん張り、ポン・ジュングン投手を打ち崩せた。侍ジャパンがなかなか追加点が取れなかったのは4番城島のブレーキのせいだろう。9回裏の締めはダルではなくてストッパー藤川だと思ったが、藤川の調子が良くなかったのだろうか。ダルは立ち上がりが不安定だな。いずれ直るだろうからすごい投手になりそうだ。不振のイチローが決勝で帳尻合わせをした。6打数4安打で決勝打を放つとは。原監督は株を上げた。結果がすべての世界だから。
メジャー球団からアタックが期待される選手は、投手では岩隈、ダル、杉内、野手では青木、内川かな。
韓国側としては、10回表、2アウト2、3塁で打者イチローを敬遠しなかったことは悔やまれることだろう。監督は敬遠でもいいと指示したというが、あやふやだったようだ。解説の元大魔神もしきりになぜ敬遠しないのだろうと不思議がっていた。とにかく、イチローは今までの凡打の山を帳消しにしてヒーローになってしまった。原監督が不振のイチローを使い続けたことが良い結果になったともいえる。MVPが松坂だったとは意外だった。岩隈が順当だろう。松坂の勝数3が評価されたのだろうか。
去年の屈辱的敗北の北京オリンピック後の監督選びから始まった侍ジャパン。WBC連覇できたので言うことなし。今年のペナントレースは盛り上がるだろう。今年も、戦力的に見て巨人と西武が優勝しそうだ。

WBC優勝の行方

2009年03月24日 | Weblog
ついに今日がWBC決勝戦。日本VS韓国である。対戦成績は4戦で2勝2敗の五分。ともに他の国にすべて勝ってきた。決勝にふさわしい対戦である。
日本の2敗は左腕投手ポン・ジュングンによるものである。今日も先発してくる。この天敵のような投手を侍ジャパンが打ち崩さないと日本の優勝はなかろう。不調が続くイチローと福留は先発を外したほうがいいと思うが、原監督は偉大な打者イチローを外さないだろう。福留は外して右打ちの内川を出すのが妥当だろう。ラッキーボーイの川崎も先発がいいだろう。
侍ジャパンの先発投手は好調な岩隈である。岩隈が5回まで押えて、杉内、ダル、小松、藤川とつなげればいいだろう。
とにかく、ポン・ジュングンから先取点をあげて、押えて欲しい。接戦になりそうな気がするが、案外、ワンサイドになるやもしれない。日本の景気が少しでも上がるよう、勝ちを期待する。

島津藩の琉球侵略400年目

2009年03月22日 | Weblog
島津藩の琉球侵略(1609年)から400年目、今年はその関連の出版物を期待している。陳舜臣の「琉球の風」や池上永一の「テンペスト」のような長編小説でもいい。あるいは島津琉球入りを防ぐための戦略を述べたもの、それを防げたら琉球王国はどのような歴史を辿ることができたかを推測するものでもいい。シナの侵略によるチベット化もありえただろう。
沖縄では今月29日に「薩摩の琉球支配400年を問う シンポジューム・大激論会」というのが開催される。
案内文は次のようになっている。
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 沖縄よ! どこへ行く?

 今年は薩摩が1609年に琉球王国を侵略・支配してから400年、明治政府が琉球処分(廃藩置県)してから130年の節目の年になります。現在、沖縄を取り巻く問題は山積していますが、政府が進める道州制をはじめ、自治州、現状維持、独立、東アジア共同体本部を設置した独立国、非武装中立国などいろいろな自立の動きがあります。

 さて、何がよいのだろうか?

 薩摩侵略・琉球処分についての研究者の講演から学ぶと共に、宮古・八重山・奄美大島で苦難の地域史を研究している方々を講師に招いて討論いたします。後半は参加者と専門家、パネラーとの激論の場と致します。
 わが琉球の未来を県民自ら考えると共に、世界の人々との平和、共生のための道をさぐる激論会です。ぜひ、多くの県民が参加されますようご案内申し上げます。

第一部 シンポジューム

基調講演  豊見山和行氏(琉球大学教授)*新聞に薩摩侵略・琉球処分などの論文
パネリスト 下地和宏氏(宮古歴史研究者)*苦難の宮古島の歴史を研究、論文化
      砂川哲雄氏(八重山歴史研究者)*苦難の八重山の歴史を研究、論文化
      薗博明氏(奄美民衆史研究家)*琉球王国、鹿児島との関係など研究

第二部 大激論会(参加者と専門家、パネラーとの激論)


琉球生け花、空手、古武道の琉球文化芸能も披露します。
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このイベントの呼びかけ人や役員は、松島泰勝、仲里効、知花昌一、高良勉、石原昌家、新川明、安里英子などの面々である。沖縄の歴史学、特に琉球王国の研究の第一人者である高良倉吉先生は関わっていない。
どうやら、薩摩の琉球入り400周年をかこつけた政治思想的活動みたいである。「日本/沖縄」という二項対立を展開している面々の主催といっていいだろう。

同じ関連のサイトでは「薩摩の琉球支配から400年・日本国の琉球処分130年を問う会」と表示されている。そこでは次のように書かれている。
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今年2009年は、1609年の薩摩による琉球侵略から400年にあたります。ヤマト(日本)による琉球弧 (奄美諸島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島) の植民地支配の先駆けとなったこの痛恨の歴史事実を風化させることなく、この機会に改めて掘り返すことにより、琉球人としての自己確認を鮮明にしたいと考えています。
この自覚に立って、1879年に始まり、今なお続いているヤマト国家による琉球処分にもメスをいれなければなりません。
この際「琉球弧が日本国の中に組み込まれていること。また沖縄県と鹿児島県奄美諸島に分断されていること」が問答無用の常識とされている現実を、疑ってみる必要があるのではないでしょうか。そうすれば、その深みから何か“本物”が見えてくるのではないかと期待しているわけです。
琉球人としての自尊心を大きく失い、自治・自立さえ危なくなっている今日の琉球の現実を克服するために、今年を契機に、適切な行動を展開していきたいと考えております。
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沖縄タイムスでは、この会の結成集会について「沖縄社会の自決権を確立するための活動を展開することを確認・・・・・。今後、国連や日本国への要請行動のほか、県内各地での講演会の開催、薩摩侵攻や琉球処分で亡くなった人々の慰霊祭、戦跡フィールドワークの実施などの活動を継続して行う方針・・・」と記事にしている。沖縄タイムスは数年前、シナの原子力潜水艦が領海侵犯したときも「日本政府の慎重な対応が望まれる」というように他所の国のできごとみたいに報道していたことを思い出す。
沖縄では、まだまだ「日本/沖縄」という二項対立の人々がいることを知っておくのもいいだろう。


侍ジャパン、WBC準決勝は米国と

2009年03月21日 | Weblog
昨日の日本VS韓国の第2ラウンド最終戦は日本が圧勝した。韓国監督は投手を温存したから負けたと言っているが、それは負け惜しみである。侍ジャパンは勝利してもけっしてマウンドに日章旗を立てるような下品で醜いナショナリズムを持ち合わせていない。侍ジャパンとしては、これで晴々とした気持ちで米国と戦える。
韓国戦は、内川のホームランと青木のセーフティーバント成功がゲームのいい流れをつくった。それにWBC初登板の小松が好投した。小松は決勝戦に使える。米国戦に勝てばの話であるが。米国の打力はすごいが、投手力に劣る。日本は投手力が優れているのだから、日本が有利に展開すると思う。
WBCの試合方式は、変だよ。日本は韓国とすでに4戦も行っている。第2ラウンドまでは総当り戦が妥当だろう。日本は台湾、メキシコと戦っていないのである。
村田が肉離れでリタイアしてしまったが、広島の栗原が代わりに活躍してくれるだろう。村田はヒットをよく打ったので脚の筋肉が疲労したのだろう。早く治してペナントレースに早く復帰して欲しい。
決勝戦の先発はダルよりも岩隈がいいかもしれない。ダルは立ち上がりが不安定になる恐れがある。とりあえず、米国に何としても勝たなければならない。決勝戦はベネズエラとやって欲しい。もう韓国戦をみるのは飽きたよ。

侍ジャパン、WBC準決勝へ

2009年03月19日 | Weblog
侍ジャパンは韓国には弱いのにキューバには滅法強い。韓国に対戦成績が悪いのは苦手意識のようなものがあるのだろうか。まるで天敵だ。侍ジャパンの選手たちには分っているのだろうな。でも、明日は勝って欲しい。日本の先発投手は誰だろうか。西武の涌井ぐらいしかいない。WBC連覇は現実になりそうだ。
侍ジャパンは他と比べて投手と守備が優れていると思う。投手は岩隈、松坂、杉内がいい。打者では青木と城島が調子いい。あと、イチローと4番打者が打てば磐石になるだろう。キューバのカストロさんは、さぞ悔しがっているだろうな。今後、キューバは戦法を改善して強くなるかもしれない。今はプレーが雑だ。
韓国の選手の年俸は一流選手でも日本の十分の一程度らしい。しかし、日本のプロ野球でやりたいという選手はあまりいないようだ。あの強さは嫌日からきているのかもしれないな。
とにかく、岩隈が侍ジャパンを生き返らせてくれたことは確かだ。

藤原紀香と陣内何某の離婚が決まるようである。格差婚といわれたが、さらに差が拡がってきたようである。「永久の愛」の歌まで作って唄っていたのに。でも、陣内氏はあのナイスバディを2年間独占できて幸せ者だったよな。
藤原紀香画像Ⅰ
藤原紀香画像Ⅱ

沖縄県産本

2009年03月15日 | Weblog
今日、沖縄の出版社ボーダーインクからDMが届いていた。そのなかに新しい出版目録が入っていた。
ボーダーインク社は新刊をコンスタントに発刊していて沖縄では優良な出版社である。挨拶文のなかに、去年は新刊が17タイトル、増刷が12タイトルだったと書かれていた。これは例年並だそうだが、売上は前年比マイナスだったという。赤字ではないそうだから悪くはない。那覇国際通りの書店が1店だけになったという。5年前は4店あったはずだが、リウボウのリブロだけになったのだろうか。同業出版社も消えたり、開店休業状態になっているようだ。「こうした光景を現出させているのは、たんなる出版不況というのではなく、活字文化の存立そのものが問われている」と危機感を述べられている。
ボーダーインクの出版目録のなかには佳い本が多い。それを挙げてみよう。「沖縄の方言札」、「沖縄うたの旅」、「泡盛の文化史」、「シマの見る夢」、「沖縄人物シネマ」、「琉球列島ものがたり」、「図説沖縄の鉄道」、「松山御殿物語」、「黒砂糖の歴史」など。
沖縄県産本の新刊情報は下記ブログで発信されている。
沖縄県産本ネットワーク

今年は薩摩の琉球入り(1609年)から400年目。何か新しい企画物があることを期待したい。

下記は、小生が7年前にホームページに「沖縄県産本」と題してアップしていた記事である。
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沖縄には地方出版社が50以上もあり、いわゆる「沖縄県産本」が年間300点以上発行されている。これほど出版社が多いのは、沖縄が独自の歴史や文化や自然をもっているからだといわれる。全国的に出版業界は年々業績が悪化しているのだが、沖縄出版業界はボーダーインク社を中心として元気である。

代表的出版社は沖縄タイムスと琉球新報の二大新聞であるが、沖縄出版、ボーダーインク、那覇出版社、沖縄文化社、ひるぎ社、ニライ社、ゆい出版などもユニークな本を送り出している。本土では、東京の取次ぎ会社「地方・小出版流通センター」を通して書店でこれらを購入できる。

1970年代後半、県産本の販売方法はセット販売による職域、家庭販売など出版業者の外販がメインだった。まだ書店が少なくて、店舗販売だけでは経済的に成り立たなかったのだ。
変わってきたのは沖縄タイムス社の「沖縄大百科事典」刊行のころだといわれる。沖縄のあらゆる事象をまとめる作業に、多くの人々が関与し、出版に必要な編集者やライターや技術者が育った。また、戦後生まれの世代が増え、ヤング層に向けた出版物が求められるようになっていた。
1980年代後半からは書店も増え、外販に頼らない販売も可能になった。しだいに従来の自然関係の図鑑や沖縄戦ものから、地元の若い世代や本土からの観光客向けの多様なジャンルの本の発刊へと変わった。県内の各書店で「おきなわキーワードコラムブック」(沖縄出版・1989年刊)がベストセラーにもなった。

先にあげた「おきなわキーワードコラム」は10万部近いベストセラーだ。これは執筆者が約70人もいて、ウチナンチュが普段しゃべっている言葉を集め、面白おかしく書かれたものだ。
今までで最高のベストセラーは大田昌秀氏の「これが沖縄戦だ」(那覇出版社 初版昭和52年)である。23刷発行され20万部以上というロングセラーだ。米国国防総省から借りた写真をたくさん使っており、迫力と具体性のあるドキュメンタリー本だ。琉球新報に連載していたので発行は琉球新報社であるが、出版は那覇出版社である。この本の出版化の際、本土の出版社からの引き合いが殺到したというからスゴイ。しかし、大田氏は沖縄の出版社から出した。本土の出版社が発行すればもっと売れていたであろう。

独断であるが面白くて為になる沖縄県産本をあげてみる。
「沖縄・国際通り物語」:大濱聡、ゆい出版
「首里城を救った男」:野々村孝男、ニライ社
「アコークロー」:宮里千里、ボーダーインク
「新南嶋探験~笹森儀助と沖縄百年~」:琉球新報社
「筑紫哲也の世・世・世」:筑紫哲也、沖縄タイムス

沖縄関連本は本土の出版社も発行しており、かなり好評である。沖縄出版業界は地団駄ふんでるかもしれないが、刺激をうけていい面もあるだろう。
沖縄の出版社の編集者などで「沖縄県産本ネットワーク」という親睦団体をつくっている。それが1999年から毎年、「沖縄県産本フェア」というイベントを二週間ほど開催し、沖縄出版業界の発展に努めている。30社近くが1200点以上を展示販売し、好評のようだ。
最近はネット通販にも力を入れている出版社も増えており、本土からでも早く手に入れやすくなっている。沖縄県産本は2千部売れれば良しとするそうだが、息の長いロングセラー本を多数出して欲しい。
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絵はがきにみる沖縄

2009年03月14日 | Weblog
「絵はがきにみる沖縄 明治・大正・昭和」(琉球新報社、1993年)から写真を3枚転載。
○首里城東から望む首里三箇
18世紀、琉球王府は泡盛造りは首里三箇のみに認めた。三箇とは赤田、崎山、鳥堀の三つのムラ。煙突のある建物が醸造所。赤瓦と漆喰の屋根が美しそうだ。


○那覇停車場
戦前の沖縄には鉄道があった。県営鉄道が3本あり、①与那原線(那覇・与那原間9.4キロ)、②嘉手納線(古波蔵・嘉手納間22.4キロ)、③糸満線(國場・糸満間15.0キロ)。那覇停車場があったところは現在の泉崎のバスターミナルである。


○琉球美人
辻のジュリ(芸者)。モノクロ写真に彩色してカラーにしたようだ。前列左から2番目がきれいそう。

沈丁花が薫る

2009年03月12日 | Weblog
もう外では沈丁花の強い香りがしている。秋の金木犀よりは耐えられる香りである。小生は強い香りに弱く、頭痛がしてくるのである。整髪料をつけないようにしているし、他人の整髪料も気になるほどである。もちろん女性の強い香水にも。
今日の昼、光通信が接続できなくなった。原因は予想がついた。今日はマンションの壁や周囲のコンクリートを洗浄しているからだ。コンプレッサーを使って水道水を吹き付けているのである。端子盤が水を被ったのだろうと思った。ネット管理会社に電話して来てもらったら、マンションLAN関係のブレーカーが落ちていたという。コンプレッサーで負荷がかかったようだ。こういう障害もあるんだな。すぐ直って良かった。

昨日は釜山での田口八重子さんの子息耕一郎氏と金賢姫さんの面会の報道一色だった。あの抱擁のシーンは今後何度も放映されることであろう。金賢姫さんはもう47歳の中年女性になっていた。緊張していたせいか、顔色がよくなくてやつれた印象だった。でも上品に歳を重ねた女性という感じできれいだった。肩書きに元死刑囚を付けるのは変だとずっと思っていた。今日はテレビでは元工作員と呼ばれていた。何らかのクレームがあったのだろう。もう肩書きは不要だよ。キム・ヒョンヒさんでいい。

カルデロン一家の行方

2009年03月11日 | Weblog
入管側は、不法滞在のフィリピン人のカルデロン一家に全員強制退去か、娘のりこ嬢を残して夫婦の強制退去かの選択を求めている。カルデロン一家は今までどおり3人一緒に日本に滞在することを希望しているので相容れない情況にある。村上春樹ふうにいうなら、日本政府が壁、カルデロン一家が卵であろうか。
いたいけな13歳ののりこ嬢がいなければとっくに強制退去になっているだろう。夫婦は15年ほど前に、他人名義のパスポートで不法入国した。入国してから知り合って結婚したようだ。なぜ自分名義のパスポートで入国しなかったのかニュース記事などには書かれてないが、おそらく貧困だったために自分名義では入国ビザはとれなかったことが想像できる。今、入管が3人の滞在を超法規的に認めれば、カルデロン一家のような人々が多数潜在しているだろうから、彼らについても滞在を認めないといけないことになるだろう。ここは粛々と法に則って進めることがベターと思う。米国は不法滞在期間が一定以上あれば市民権が与えられるのだが、ここは日本である。心情的には一家全員滞在させてやりたい。結局、のりこ嬢だけが日本に残るような気がする。
最近、関西に住む脱北日本人妻の息子、娘などと偽装して4人の中国人が不法入国していることが暴露された。脱北日本人妻は脱北したとき中国でかくまってもらったために、仕方なく偽装させてしまったようだ。中国人はシタタカである。この4人はすぐに強制退去になるだろう。そういえば残留孤児の家族だと偽って不法入国していた人も多数いた。DNA検査を義務付ける必要がある。

ドラマ「トライアングル」

2009年03月11日 | Weblog
来週がいよいよ最終回になったフジテレビ系の連続ドラマ「トライアングル」。豪華俳優陣の出演とパリ・上海での海外ロケでかなりの予算を使ったであろう。でも視聴率が12%台では低すぎる。
番組のホームページには「極上のヒューマンミステリー」というようなキャッチコピー。すでに時効になった25年前の少女殺人事件を追うにしては大袈裟な展開のドラマである。宅麻、堺、広末と3人も亡くすなんて。
最終回のあらすじは次のようになっている。
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ようやく25年前の事件の犯人にたどり着いた亮二(江口洋介)は、その人物に会いに行くと信造(北大路欣也)に報告。信造は「サチ(広末涼子)さん殺害事件の犯人が捕まるのは時間の問題だから、無茶をするな」といさめる。しかし時効の壁に阻まれ、本部が追及できない25年前の真実を自らの手で明らかにしたいと懇願する亮二の思いを受けとめ、真相に迫ろうとする彼を送り出す。信造から亮二を護衛するよう命じられた舜(稲垣吾郎)もスタジアムへ駆けつけた。
遠くから見守る舜。そして亮二の前に均(大杉漣)が現れた。亮二に問い詰められ、佐智絵が新藤(宅麻伸)の子ではないかと疑った事実を認める均。「罪を認めて欲しい。佐智絵を殺したのは、あなたですね?」と迫る亮二。舜は神経を張り詰めながら、その会話を無線で聞いている。亮二と均の緊迫したやりとりが続く中、遠くから2人を狙い銃口が向けられる!
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今までは大杉と北大路が怪しいと思っていた。昨夜の第10回をみると、北大路が稲垣に「初動捜査を間違え、事件を複雑にしてしまった。組織の上のほうから圧力がかかった」と言っていたし、丸山(小日向文世)が事件資料のなかの野球カードが「中畑のカード」だと何気なくしゃべってしまったので、小日向がサチエ殺しに絡んでいるのではないかと想像できる。
第9回の最後のシーンがすごかった。大杉と江口が対峙し、大杉がコートで隠した腕を前に突き出し、江口が上着の胸ポケットに手を入れて、ふたりが決闘するかのように近づくツーショットの演出。それをローアングルで撮っていた。撃たれたのは広末だった。小日向もそのとき現場にいた。

沖縄写真集

2009年03月10日 | Weblog
今日の午後、ブックオフでみつけたのは「絵はがきにみる沖縄 明治・大正・昭和」(琉球新報社、1993年)。そこにはすでになくなった沖縄の光景が200ページにわたって載せられている。すでに絶版になっているが800円で買えたのは幸運だった。


一昨日、倉敷でみつけたのは「写真報告オキナワ1961-1970」(栗原達男、朝日新聞社、1970年)。これも本土復帰前の迫力ある写真が200ページにわたって満載。700円だった。