あるブログで「沖縄クライシス」という恐ろしい言葉を見た。米軍基地のPAC3配備のことかなと思ったが、そうではなくて沖縄県民の平均寿命のことだった。
国が5年ごとに平均寿命に関する調査を行っているが、「沖縄の男性は1995年度調査の全国4位から、2000年度には全国26位へと順位が急落した」というものだ。これが沖縄クライシス。女性は、ずっと1位を保っている。
沖縄は、食事の良いバランスと温暖な気候が原因で長寿の県だろうといわれてきた。しかし実態は異なってきた。その変化の要因は、食生活の悪化、多量飲酒、運動不足とされる。高齢者よりも少し若い中高年層の死亡率が高くなっている。今の高齢者の若い頃の上記3要因は比較的良好だったといえる。
沖縄の家庭料理は炒め物のゴーヤーチャンプルーを例にあげると、豚肉や卵から動物性タンパク、豆腐から植物性タンパク、ゴーヤーからビンタミンCや繊維質を摂取できるので栄養のバランスが良いのだ。アメリカ化される過程で、食生活も変貌してきて脂肪摂取量が増えてきた。
飲酒にしても、1日にビール中瓶3本程度で算定する「多量飲酒」者は男女とも増加している。1998年に男性12・1%(全国4・1%)だったのが2003年には20・0%に上昇。女性も0・7%(同0・3%)が2・4%に増えている。沖縄には行事が比較的多く、反省会と称して飲み会を重ねるようだ。車社会となり歩行量も明らかに減っている。
沖縄の女性が男性と違って平均寿命1位を保っていることに学べば、そこには寿命を長くする秘訣がありそうだ。飲酒、ストレス・・・。
参考:
沖縄タイムス社説 2006.7.26
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060726.html
国が5年ごとに平均寿命に関する調査を行っているが、「沖縄の男性は1995年度調査の全国4位から、2000年度には全国26位へと順位が急落した」というものだ。これが沖縄クライシス。女性は、ずっと1位を保っている。
沖縄は、食事の良いバランスと温暖な気候が原因で長寿の県だろうといわれてきた。しかし実態は異なってきた。その変化の要因は、食生活の悪化、多量飲酒、運動不足とされる。高齢者よりも少し若い中高年層の死亡率が高くなっている。今の高齢者の若い頃の上記3要因は比較的良好だったといえる。
沖縄の家庭料理は炒め物のゴーヤーチャンプルーを例にあげると、豚肉や卵から動物性タンパク、豆腐から植物性タンパク、ゴーヤーからビンタミンCや繊維質を摂取できるので栄養のバランスが良いのだ。アメリカ化される過程で、食生活も変貌してきて脂肪摂取量が増えてきた。
飲酒にしても、1日にビール中瓶3本程度で算定する「多量飲酒」者は男女とも増加している。1998年に男性12・1%(全国4・1%)だったのが2003年には20・0%に上昇。女性も0・7%(同0・3%)が2・4%に増えている。沖縄には行事が比較的多く、反省会と称して飲み会を重ねるようだ。車社会となり歩行量も明らかに減っている。
沖縄の女性が男性と違って平均寿命1位を保っていることに学べば、そこには寿命を長くする秘訣がありそうだ。飲酒、ストレス・・・。
参考:
沖縄タイムス社説 2006.7.26
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060726.html