ソニーの業績が悪いと聞いていたが、今期損益は100億円の赤字になるという。中期経営計画を策定してリストラにも取り組む。従業員15万人のうち1万人も削減。
ソニー不振の原因は、いろいろ考えられる。企業ドメインを拡げすぎたことでの経営資源の分散。世界の優良企業を自負した慢心。創業者はカリスマ的な井深・盛田氏、その後が大賀・出井氏。出井氏は容貌とファッション性の良さを注目されていたが、大企業の経営者としての能力はどうだったのだろうか。
ソニーはアメリカへトランジスターラジオの売り込みに成功したことが発展の大きな契機になったと聞いている。携帯音楽プレイヤーのウオークマンやブラウン管テレビのトリニトロンは大ヒット商品になった。音楽・映画・インターネット事業への進出の失敗。テレビは薄型の液晶やプラズマが主流となってしまったのに乗り遅れた。携帯音楽プレイヤーではアップルのアイポッドが一人勝ち。
今回の経営計画では、エレクトロニクス事業に経営資源を集中させ、組織はカンパニー制をやめて部門の壁をなくすという。
小生が今使っているソニー製品はない。数年前に使っていたインターネットのモデムがソニーであった。
そういえば大躍進してきたダイエーが没落して再生企業になってしまった。つい先日、創業者の中内功氏も亡くなってしまった。ダイエーは日本の流通業界に多大な影響を与えてきた。スーパーの「価格破壊」というのはすごかった。ダイエーが不振になってから中内功氏がテレビで話していたことが印象的であった。「ワインブームだからと思って、グラスなど品揃えをよくしたが売れない。何が売れるか分からなくなった」と嘆いていた。安ければ何でも売れるという時代は去っていた。
企業寿命30年説というのがあったが、当てはまるのだろうか。30年というと人間の1世代に相当する。老化だろうな。
ソニー不振の原因は、いろいろ考えられる。企業ドメインを拡げすぎたことでの経営資源の分散。世界の優良企業を自負した慢心。創業者はカリスマ的な井深・盛田氏、その後が大賀・出井氏。出井氏は容貌とファッション性の良さを注目されていたが、大企業の経営者としての能力はどうだったのだろうか。
ソニーはアメリカへトランジスターラジオの売り込みに成功したことが発展の大きな契機になったと聞いている。携帯音楽プレイヤーのウオークマンやブラウン管テレビのトリニトロンは大ヒット商品になった。音楽・映画・インターネット事業への進出の失敗。テレビは薄型の液晶やプラズマが主流となってしまったのに乗り遅れた。携帯音楽プレイヤーではアップルのアイポッドが一人勝ち。
今回の経営計画では、エレクトロニクス事業に経営資源を集中させ、組織はカンパニー制をやめて部門の壁をなくすという。
小生が今使っているソニー製品はない。数年前に使っていたインターネットのモデムがソニーであった。
そういえば大躍進してきたダイエーが没落して再生企業になってしまった。つい先日、創業者の中内功氏も亡くなってしまった。ダイエーは日本の流通業界に多大な影響を与えてきた。スーパーの「価格破壊」というのはすごかった。ダイエーが不振になってから中内功氏がテレビで話していたことが印象的であった。「ワインブームだからと思って、グラスなど品揃えをよくしたが売れない。何が売れるか分からなくなった」と嘆いていた。安ければ何でも売れるという時代は去っていた。
企業寿命30年説というのがあったが、当てはまるのだろうか。30年というと人間の1世代に相当する。老化だろうな。