テノール歌手の秋川雅史が唄う美しい歌。この歌を聴いたのは今年になってからであるが、すでにシングル盤が50万枚以上も売れ、あの「もののけ姫」を超えたという。昨日の国谷さんのNHK番組「クローズアップ現代」で特集していた。途中からみたのであるが、作家の新井満が出演していた。彼の訳詞・作曲の歌であることがわかった。この原詩、マリリン・モンローや9.11などの追悼で朗読されてきたという。
新井満の訳詞は次のようになっている。
--------------------------------------
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
-----------------------------------------
秋川雅史の声は美しいが、詩も美しい。遺族を慰め、癒してくれる歌だ。
死者は千の風になって吹き渡り、光になって降り注ぎ、雪にもなり、鳥にもなり、遺族を見守ってくれているのだという。
テレビでは、父親を亡くした母子(子は3人の女児)がこの歌を唄って癒されているシーンを流していた。それをみて新井満は涙を流して泣いていた。新井満は若い頃はシンガーソングライターだった。ワイングラスの歌を歌っていた記憶がある。
この原詩、ネット検索してみると、アメリカのメアリー・フライという女性が1932年に作ったものだという。ドイツのナチスから逃れてアメリカにやってきていたユダヤ人マーガレットを慰めるためにつくった詩である。ドイツで亡くなった母の墓に参ることができないと嘆いていたマーガレットのために。原題は「Do not stand at my grave and weep」である。訳詞は原詩とは少し異なっているが、意味はほぼ同じである。直訳ではなくて美しい日本語になっている。
「千の風になって」はずっと日本でも歌い続けられる名曲になると思う。新井満はすばらしい詩と曲をつくった。
新井満の訳詞は次のようになっている。
--------------------------------------
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
-----------------------------------------
秋川雅史の声は美しいが、詩も美しい。遺族を慰め、癒してくれる歌だ。
死者は千の風になって吹き渡り、光になって降り注ぎ、雪にもなり、鳥にもなり、遺族を見守ってくれているのだという。
テレビでは、父親を亡くした母子(子は3人の女児)がこの歌を唄って癒されているシーンを流していた。それをみて新井満は涙を流して泣いていた。新井満は若い頃はシンガーソングライターだった。ワイングラスの歌を歌っていた記憶がある。
この原詩、ネット検索してみると、アメリカのメアリー・フライという女性が1932年に作ったものだという。ドイツのナチスから逃れてアメリカにやってきていたユダヤ人マーガレットを慰めるためにつくった詩である。ドイツで亡くなった母の墓に参ることができないと嘆いていたマーガレットのために。原題は「Do not stand at my grave and weep」である。訳詞は原詩とは少し異なっているが、意味はほぼ同じである。直訳ではなくて美しい日本語になっている。
「千の風になって」はずっと日本でも歌い続けられる名曲になると思う。新井満はすばらしい詩と曲をつくった。