ある旅人の〇〇な日々

折々関心のあることや読書備忘を記録する

プロ野球

2007年10月20日 | Weblog
初めてのクライマックス・シリーズ(CS)が盛りあがっている。球場も満員で地上波の視聴率もいいことだろう。
パリーグは早々と日本ハムに決まってしまった。セリーグの中日VS巨人は、中日が2連勝しており、今夜にも優勝する勢いだ。巨人が負ければ、今年のリーグ優勝の価値は半減どころか無に帰するようなものだ。リーグ優勝の価値はホームの球場で戦える権利を得ることぐらいだ。負けてはならないのだ。
今年のCSの試合をみていると先発投手の出来・不出来で勝敗が決まっている。日ハムVSロッテの最終戦はダルビッシュと成瀬の投げ合いだったが、成瀬がセギノールに3ランを打たれて決まってしまった。セリーグの第一ステージの中日VS阪神の2試合もそうだった。阪神の下柳と上園が初回に崩れ、中日の川上と中田が試合をつくっていた。阪神は終盤に完璧なJFKが控えていても宝の持ち腐れになった。岡田監督は来年の課題が先発投手であると言っていた。中日の先発投手は、川上、中田、小笠原、朝倉、山井の5人の好投手がそろっている。巨人は、高橋尚、内海、木佐貫ぐらいしかおらず、内海、木佐貫はすでにKOされ、今日は高橋尚しかいないだろう。中日は、中田、朝倉、山井の3人うち誰が出るのだろう。クローザーの岩瀬も絶好調のようだ。間違っても山本昌だけは出さないようにすれば3連勝だと思う。巨人の原監督はCSの始まる前に中日にチャレンジャーのつもりで戦うと言っていたが、今年のリーグ戦覇者としては弱気だった。

ボクシングと言葉

2007年10月13日 | Weblog
■亀田は追放か
木曜日のWBCフライ級タイトル・マッチは酷かった。挑戦者亀田二男が反則のオンパレード。録画をじっくり観てみた。亀田は顔をガードして前に出るのみ。パンチが出てない。ガードしててもチャンピオン内藤に滅多打ちされていた。勝てないと思ったのか、バッティング、サミング、太腿打ち、投げ、最後は相撲かプロレスのような吊り落としまでやった。減点で済んだが反則負けにされてもよかった。本人も認める完敗だった。でも反則だけは上手だった。もうボクサー生命は終った。総合格闘技に行くしかないだろう。亀田寄りの放映をしていたTBSも反省しているだろう。戦績の怪しい外国のボクサーと対戦させて実績をつくらせた。まさに虚像だった。亀田長男も同様だ。メディアはすべて亀田批判だ。ボクシング協会が「11ラウンドの始まりのゴング直前に父親が急所を狙えと指示し、興毅がひじで目を打てと発言したのをビデオで確認した」という記事もある。亀田一家も終わりかな。
そういえば、亀田二男にプレゼントしたタレントがいた。さんまが黄金のマイク。キムタクが黄金のマイクスタンド。すべてTBSのヤラセだろう。
チャンプ内藤は、優しくて人の善さそうな感じをしている。少年のころはイジメラレっ子だったという。こんな優しそうな人が格闘技をしているなんて珍しい。年齢的にはボクサーのピークを過ぎているが防衛回数を1回でも多くして欲しいと思う。

■何気によさげ
女優の蒼井優ちゃんがテレビCMで「○○君って、何気にヒーローぽいね」と言っている。全国放送のCMでこんな不正語を使っているとは驚いた。「何気に」ではなく「何気なく」だろう。この「何気に」は去年あたりからネットやテレビで見たり聴いたりしていた。他のブログのコメントで注意したら、書いた本人が「誰々の歌で使われているから問題ないでしょう」なんて返事をもらった。既成事実をもって正しいと言われてもね。あの元防衛大臣の小池百合子女史も「何気に見ていた」というフレーズを街頭で撒き散らしていた。
国語辞書では([形]なにげな・し[ク]はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。また、そのように見えるさま。さりげない。「―・いふうを装う」「―・く近づく)となっているのだ。
最近、癒し系タレントの安めぐみがNHKの番組によく出演している。どこかの名水を飲んだシーンで「ふつうにおいしいです」なんて表現している。これも最近の若者言葉のようだ。美味しいなら「おいしい」か「とてもおいしい」でいいではないか。
先月あたりからテレビでいろんなタレント(キムタクも)がよく「あの人とはキョリカンがない」とか言っている。「キョリカン」は距離感だろうね。「距離感がいい」という使い方が正しいだろう。ゴルフのショットの距離感など。「あの人とは距離がない」でいいのに「カン」を付けることで高尚さを出そうとしているのか。まさか「距離間」ではないね。
「よさげ」は「よさそう」のことだが、小生、岡山に数十年、神奈川に12年住み、全国あちこち旅をしてきたが、聞いたことがなかった。これも2年前からブログでよく目にするようになった。「うまげ」というのもある。馬毛ではなく「うまそう」のことだ。「美しげ」とか「悲しげ」というのはよく聞いてきたが。形容詞には何にでも「げ」を付けてよいのか。これも若者言葉か。
「眼力(めぢから)」というのもよく聞くようになった。「あの人にはメヂカラがある」というように使っている。特にそんな力を感じない。小生には、ただ眼(がん)を飛ばしているようにしか思えない。
もうひとつ、「真逆(まぎゃく)」というのもよく聞く。どうも違和感がある。「正反対」でいいではないか。
言葉の変遷で済ませていい問題だろうか。

迷惑メールと11万人

2007年10月06日 | Weblog
■迷惑メール・フィルター
今月からプロバイダーのサービスとして始まった「フィルターセンター」という機能を使っている。こちらで設定すればメールボックスで迷惑メールをいくつかのカテゴリーに振り分けてくれる。
この機能、今のところ便利である。迷惑メールがどのくらいあったかというと、2日には70件、3日に55件あった。もちろん、2、3件はフィルターを通りぬけた迷惑メールがあった。今まで迷惑メールをカウントしたことはなく、1日150件程度と思っていたが半分もなかったとは驚いた。
カテゴリーは「アダルト」「ヘルス」「製品」「学習型」「その他」などに分かれているが、やはり「アダルト」がいちばん多い。
最近、英文のメールが増えてきたが、支那から大量に送りつけているようだ。迷惑メールのほとんどが、性欲や金欲に餌を撒いて釣ろうとしている詐欺と思ってよいだろう。毎日、同じ送信者から同じメールが複数来ているものもあるが、メモリーしたメルアドに一括送信するソフトを利用しているのだろうな。とても稚拙な文面が多いが、中には騙される人もいるのかもしれないな。

■歴史教科書検定抗議
高校の歴史教科書の沖縄戦について今までの「集団自決が軍によって強制された」という文章が削除されることに抗議して先月29日に沖縄で集会が催された。県などが主催した官製デモであり、主催者側発表で11万人が集まったと報道された。宜野湾の公園のほかに宮古・石垣島でも開かれており、その合計のようだ。沖縄県の人口は130万人なのでその1割近い。
自民党は教科書検定に政治的介入をしないと言っていたが無視できなくなったようで検定見直しの方向にある。それにしても検定調査審議会も早計だった。慶良間の集団自決に関与した軍隊長の家族による名誉毀損裁判や告白書籍などから強制を消そうとしたようだが、他の場所での集団自決はどうだったのかは考慮されていないのだ。沖縄県知事は検定に沖縄条項を希望している。現在は近隣諸国条項で中国、韓国、北朝鮮について、それらの国の主観に基づいた歴史観を配慮するようになっている。ということは、沖縄県民の歴史観をおもんぱかって教科書を書けということだ。それも問題がありそうだ。
公明党の代表あたりが、集団自決の共同調査を提案したりしているが、なぜもっと早くできなかったか。沖縄では戦後のアメリカ統治27年間もあったことも要因になっているのかな。沖縄の自治体で早めに正式な調査をして公文書として残しておけば、今のように曖昧にされることもなかったことが惜しまれる。あまりにも年月が経ち過ぎた。曽野綾子のノンフィクション「ある神話の背景」は沖縄ではあまり読んだ人がいなかったのだろうか。それほど検証したり、批判したりしていないようだ。
11万人の参加については、産経新聞は4万3千人だったと書いているし、他ではせいぜい2万人だったと言っている。でも大勢には間違いない。