ある旅人の〇〇な日々

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オレ竜采配が勝つ

2007年11月03日 | Weblog
2年連続の中日VS日ハムの日本シリーズは、日ハムが有利で玄人好みの試合になるだろうと予想されていたが、蓋を開けてみれば中日の4勝1敗で圧勝だった。
昨年の同カードでは日ハムの4勝1敗、今年の交流戦でも日ハムの3勝1敗だから、その予想は納得していたのだ。日ハムは強打者の小笠原、新庄が抜けても投手力でレギュラーシーズンを優勝したチームだから今年も中日を退けることを恐れていた。小生、実は根っからのドラゴンズファンだから。
それにしてもダルビッシュは3年目でプロ野球のエースになってしまった。

対戦前に、今年の両チームのレギュラーシーズン成績を調べていたのでそのあたりを書いておこう。
○総合力
中日(得点623 本塁打121 打率.261 防御率3.59) 日ハム(得点526 本塁打73 打率.259 防御率3.22)
○先発投手力
中日:中田14勝8敗(3.59)朝倉12勝7敗(3.36)川上12勝8敗(3.55)小笠原6勝6敗(2.99)山井6勝4敗(3.36)
日ハム:ダルビッシュ15勝5敗(1.82)グリン9勝8敗(2.21)武田勝9勝4敗(2.54)スウィニー6勝8敗(3.70)吉川4勝3敗(3.66)
○救援投手力
中日:岩瀬2勝4敗43S(2.44)岡本5勝2敗(2.89)平井4勝2敗(3.29)
日ハム:MICHEAL1勝1敗34S(2.16)武田久7勝6敗2S(2.42)江尻7勝4敗1S(3.33)
○打撃力
中日:井端(打率.296 得点87 本塁打5 打点45)森野(打率.294 得点75 本塁打18 打点97)ウッズ(打率.270 得点85 本塁打35 打点102)中村紀(打率.293 得点64 本塁打20 打点79) 
日ハム:森本(打率.300 得点91 本塁打3 打点44)田中賢(打率.255 得点66 本塁打3 打点31)セギノール(打率.249 得点50 本塁打21 打点68)稲葉(打率.334 得点61 本塁打17 打点87)

これらを見ると、日ハムの先発投手の防御率は良いが、中日のほうに粒が揃っている。クローザーの岩瀬もクライマックスシリーズで調子を上げていた。加えてクリーンアップ打者は明かに中日が優れている。

投手で活躍したのは、中日が先発投手全員と岩瀬、日ハムはダルビッシュとルーキー吉川程度。マイケルは出番さえなかった。
打者で活躍したのは、中日が荒木、森野、MVPの中村紀、日ハムはセギノールと金子。
投手力、守備力、打撃力、機動力のすべてで中日が優っていた。
第5戦の山井投手のパーフェクトがかかった最終回での投手交代は物議を醸したが、指の豆をつぶしており、きつかったので本人が降りることを望んだという。野球評論家は「野球ファンの夢をなくした」と批判していたが、石原都知事は「落合監督は絶対正しい。あれこそ本当のリーダーだ。泣いて馬ショクを斬る」と絶賛していた。
もうストーブシーズンが始まり、戦力外通告が各チームで出ている。コーチ陣の粛清も多いようだ。FA取得者でメジャーリーグに挑戦する選手はどのくらい出るだろうか楽しみだ。