ある旅人の〇〇な日々

折々関心のあることや読書備忘を記録する

ホットケーキ

2009年02月28日 | Weblog
先日、コープでホットケーキミックスを買ってきた。800g入り260円だった。色んな原材料が入っており、これが美味い。小麦粉、糖類(砂糖、ブドウ糖、乳糖)、でん粉、ショートニング、デキストリン、食塩、脱脂粉乳、膨張剤、香料、着色剤である。この200gを水に溶かし、卵一個混ぜてフライパンで焼いてやれば腹いっぱいになる量となる。朝食やおやつに最適だ。小麦粉は1㌔150円程度だから、このミックス粉は比較的リーズナブルといっていいだろう。

一昨日、図書館でDVDと本を借りてきた。
「日本の黒い夏 冤罪」:DVD 2000年熊井啓監督作品 松本サリン事件を描いたもの
「ミス・マープル9 動く指」:DVD 回りくどい連続殺人事件を起こしたのは、なんと弁護士だった
「ミス・マープル12 予告殺人」:DVD 2時間半もの長編 途中で眠ってしまい3回目にやっとみ終える
「詩歌の琉球」:渡英子、砂子屋書房、2008年 

小生のブログに「大神島」についてまとめたものがある。これに毎日、複数アクセスがあるので不思議に思っていた。グーグルで「大神島 の検索結果 約 78,600 件」の2番目にランクされているではないか。これがアクセスの多い原因のようだ。

癒しから投資の場へ

2009年02月26日 | Weblog
昨夜のNHK「クローズアップ現代」は沖縄の軍用地についてであった。ゲストに琉球大学の政治学者である我部政明を呼んでいた。那覇の軍用地専門の不動産業者を取材することで最近の軍用地問題を浮き彫りにしていたといってよい。今や、軍用地の購入者は県外からが10%程度だという。不動産業者の新垣さんが羽田空港に呼ばれてラウンジで商談し、すぐ売買契約が成立した。1200万円の軍用地が年間50万円の軍用地料を生み出す。しかも軍用地料は毎年値上がりするのだ。これほどリスクのない投資はないだろう。本来、軍用地料は米軍に土地を奪われた住民たちへの補償として支払われてきたものだと我部は解説していた。
沖縄の軍用地主は、今や軍用地返還を望まないそうだ。返還されても使い途がなく、不労所得がなくなるからだ。あの「象の檻」があった軍用地はすでに返還されたが、ずっと荒地のままである。名護市の共有地である山(昔のそま山)の軍用地からは年間2000万円の歳入があったが、これが返還になり困っているそうな。

TBSのドラマ「本日も晴れ。異状なし ~南の島駐在所物語~」の視聴率が6%台までに落ちている。悲惨だ。先週始まったNHKドラマ「ガラス色の恋人 ~沖縄発・奇跡のラブストーリー」も7.9%しかなかった。小生は20%程度と過大視していた。いくら沖縄を舞台にしても視聴率がとれない時代になった。不景気になれば癒しは二の次になるのだろうか。

ドラマスペシャル

2009年02月25日 | Weblog
NHKがドラマスペシャル「白洲次郎」の番宣を頻繁に行っている。英国ロケもあり、かなりの予算をかけて制作したのだろう。白洲次郎は昭和史の表舞台には出てこないが、すごい人物だったようだ。なにしろ戦前は近衛文麿首相のブレーン、戦後は吉田茂首相の側近となって政治の中枢にいたというのだから。今週の土曜日に第一話が放映されるが、高視聴率が予想される。白洲次郎を演じるのは伊勢谷友介というモデル出身のイケメン俳優である。あまり知らない俳優だが、あのオスカー女優広末涼子と噂があったようだ。是非みたいと思っている。


オスカー女優広末涼子は早稲田大学に入学したときから、なぜか週刊誌のターゲットになり、大衆の一部も加わってバッシングされていた。去年の清涼飲料のCMすら批判の対象になっていた。今回の「おくりびと」で抜け出た感じになった。ギャラもアップすることだろう。
「おくりびと」のアカデミー賞受賞は日本にとってけっこうなことだ。不景気の中のひとつの経済効果になる。松竹の株価があがり、映画収入が増え、邦画の活性につながるだろう。「おくりびと」はモックンが企画した映画である。本木雅弘が20代の後半にインド旅行する前に藤原新也の「メメント・モリ」を読み影響を受けたそうだ。死生観を深め、いつか死をテーマにした映画を作りたいとの思いを温めていて実現したのが「おくりびと」。「おくりびと」の映画はいずれみると思うがそれほどみたくはない。本木雅弘は今年の年末にNHKで放映されるドラマ「坂の上の雲」でも主演であり、メジャーになった。

臓器移植とWBCサムライジャパン

2009年02月23日 | Weblog
昨日、NHKドラマ「ガラス色の恋人」について書いたらアクセスが異常に多かった。けっこう関心を持たれたドラマだったのだろう。視聴率も20%程度行ったかもしれない。小生は心臓移植などの臓器移植をしてまで生きたいとは思わないので、臓器移植の記事やドラマには何かしら違和感のようなものを持つ。
香川県立中央病院の受精卵取り違え疑惑だが、もうひとつの受精卵のほうはどうなったのであろうか。話題にならないのは成功しなかったからだろうか。マスコミにはもう少し突っ込んだ取材をして欲しい。

WBCサムライジャパン28人のメンバーが決まった。落とされた選手は岸(西武)、和田(ソフトバンク)、細川(西武)、松中(ソフトバンク)、栗原(広島)の5人。岸はWBC公式ボールに馴染めなかったようだが、和田は当確だと予想されていたので意外に思う。他の投手の仕上がりが良かったのかな。細川、松中、栗原はケガや手術が落とされた要因だろう。星野ジャパンのときのケガをしていた新井と川崎を選んだ失敗がここでは活かされたのであろう。
ただひとりだけ意外な選手がメンバーに選ばれた。巨人の亀井選手である。実績をみても選ばれるような選手ではないが、原監督の裁量でひとりぐらいそういう選手がいてもいいか。若い田中将大(楽天)は実力で選ばれたのであろうが彼の今後の成長にいいことだと思う。性格も良さそうだし、今年気になる投手であり、期待している。

ドラマ「ガラス色の恋人」

2009年02月22日 | Weblog
昨日から沖縄を舞台にしたテレビドラマが始まった。3週連続のNHKドラマ「ガラス色の恋人」。主演は吹石一恵。沖縄出身の役者としては大地康雄と藤木勇人が出演している。テーマは琉球ガラスを通じての命の再生と癒し。吹石が1年前に亡くなった恋人の心臓をもつ学生と沖縄で奇跡的な出会いをするというものだが。恋人がドナーになった心臓移植。ドラマは現実離れするから面白いのである。吹石一恵は美人で少し顔の長さが気になるときもあるが案外これも彼女の特長かもしれない。
ロケの工房は読谷村の工房を使っているらしい。今も琉球ガラスは廃ビンを利用しているんだな。吹石一恵が飲食店から廃ビンを回収して古宇利大橋を渡っているシーンがあった。この番組で琉球ガラスがたくさん売れて流行すれば結構なことである。
小生は、沖縄を舞台にしたドラマをみる度に「沖縄はゴジラかー<反>・オリエンタリズム/南島/ヤポネシアー」(花田俊典、花書院、2006年)を思い出す。いつもの同じパターン思考である。
TBSのドラマ「本日も晴れ。異状なし ~南の島駐在所物語~」は苦戦している。視聴率7%台とは。面白くない。

相棒とトライアングル

2009年02月19日 | Weblog
昨日のテレビドラマ相棒の「密愛」は登場人物も少なく久しぶりに面白かった。ゲストは大物女優の岸恵子と往年のイケメン俳優の国広富之。岸恵子はかなりの年齢だと思うが、得意のフランス語を活かして仏文学者を演じ、まだ女性として魅力的だ。国広富之は最近の役柄は悪役か嫉妬に狂う夫役みたいなのが多いが、今回も犯罪絡みで岸恵子に接近したが本当に愛してしまう役。心理的推理も細やかでけっこうできのいい作品になっていた。サントラもクラシックが使われドラマを盛り上げていた。



一昨日のドラマ「トライアングル」もいよいよ終盤に入ったみたいで面白くなった。上海ロケの費用は莫大なものになったのではないか。25年前に少女を殺害した犯人は誰なのか、結末を知りたくて原作を検索してみたが、原作とドラマの内容はかなり異なっており、ドラマでの犯人は誰か分からないようだ。恐らく犯人は、警察関係者か警察に力が及ぶ権力をもつ人物かであろう。ストーリーが現実離れしているから面白味があるのだろう。

ヤフーBB解約手続き

2009年02月18日 | Weblog
ヤフーBBのADSLを止めてもヤフーBBのメールアドレスを継続して使えると聞いていたのでサポートセンターに確認してみた。ヤフーBBのADSLの解約申し込みをしなければメールコースに契約変更してその使用が可能であることがわかった。月課金が323円である。ヤフーBBのメールは迷惑メールフィルターなどの機能が備わっているので捨てがたい。だからメールコースに変更した。ヤフーBBから提供を受けているアンチウイルスのノートン2009についてはADSLを止めたら継続できないという。これはヤフーJAPANのほうから月額388円で購入できるので問題ない。
今回はヤフーBBのADSLの解約ではなくて休止扱いになるみたいだ。モデムはレンタル品なので返却しないといけないが。
ネットを始めて11年間、ネット世界は日進月歩だったような。回線はアナログ→ISDN→ADSL→光とすべて経験。OSはWindows95→Windows98→Windows xp、プラウザはIE3→IE5→IE6と変えた。もう大きな変化はないだろう。今のところ光通信は速くなったという感じはないが安定していて快適だ。ADSLの4倍程度だからな。
ADSLのときは、モデムがあったので電話にノイズがいつもあって気になっていたが、今はノイズがなくなってよかった。

インターネット通信速度

2009年02月17日 | Weblog
インターネット通信速度とは、1秒間にやり取りできるデータ量を数値で表わしているものだが、多くの測定サイトがあり、 サーバの設置条件や測定方式も異なり、測定サイトにより計測データにかなりバラツキがあるようだ。

三ヶ所のサイトで小生の昨日から使っている光通信(マンションLAN、OCN)を測定してみた。
Radish Network Speed Testingの大阪のサーバーでは27Mbps、東京のでは19Mbps。
http://netspeed.studio-radish.com/index.html

USENのスピードテストでは18Mbps。
http://www.usen.com/speedtest/top.html

ヤフーのBBTEC!スピードチェッカーでは13Mbps。
http://speedchecker.bbtec.net/

このように13Mbpsから27Mbpsまでバラツキがある。どれを信じて良いのやら。

光通信開始

2009年02月16日 | Weblog
今日の午前中に光インターネットを申し込んだら午後には使用できるようになった。ローカルの業者なので小回りが効くということか。願わくば今後障害なく不具合なく使いたい。
ヤフーADSLはひどかった。昨年7月に始めたときから回線接続が断続して通信速度も低下していた。でもモデムを換えてもらったら4ヶ月は安定していた。不思議なことだ。先月からまた同じような障害が起きたのである。もう光ファイバーしかない。ヤフーADSLのメリットはパソコン買い替えのときに利用開始したのでパソコン代金が2万円割引があったことと2ヶ月間基本料金が無料だったこと。ヤフーADSLの通信状態が良ければずっと継続するつもりだったのだが仕方ない。
光通信インターネットはマンションLANで月額3千円である。今月と来月分は無料にしてくれた。初期費用をそれでカバーできるぐらいだ。通信速度は最大100MBと聞いていたが実際の速度は20MB程度だ。マンションLANだと低くなるようだ。でもADSLが3MBだったのでけっこう速くなった。

思い返せば11年前の平成10年の今頃、NECノートパソコン(主記憶128KB)を買った。その年にネット接続を行った。1回線を電話と切り替えて使っていた。ネット使用は電話代と同じだから時間を気にしながら使った。翌年、フレッツISDNの常時接続定額料金サービスが始まったので乗り換えた。しばらくするとADSLが始まったのである。しかしパソコンの記憶容量が少なすぎて使用できなかった。パソコンを買い換えればよかったのだが、昨年7月まで使い続けた。老衰のように壊れてしまった。そういう経緯があるのだ。

LANケーブルと「こじ開け」

2009年02月15日 | Weblog
今日も春みたいに暖かかった。午後からホームセンター出かける。LANケーブルと「こじ開け」を見に行った。
今週、インターネットをADSLから光通信に乗り換えるのでLANケーブルが必要なのである。5mのが498円だったので購入。ヤフーADSLとはおさらばしたいものだ。月料金は同程度だが、初期費用が5250円要する。通信速度が100Mになるので嬉しい。
「こじ開け」は腕時計の電池を交換するのに使うので探していたら工具売り場ではなく電池売り場にあった。1000円程度の値段がついていた。ネット通販では500円で買え、メール便で送ってもらえば安くつくのでネットで注文を済ませた。





夕方、図書館に本を返しに行き、DVDを2枚借りてきた。
「海と毒薬」:
熊井啓脚本・監督、原作遠藤周作、出演奥田瑛二・渡辺謙、1986年制作
「愛のエチュード」:
英仏合作映画、2000年制作

今日のコーヒーは実に美味かった。いつものコープのレギュラーコーヒーだが。

春が近い

2009年02月13日 | Weblog
もう2月半ばになった。春が近い。室温がいつもより4℃も高い。暖かいはずだ。
昨日の昼、丸善岡山店で催されている緒形拳追悼フェアの写真展に行ってきた。写真撮影は禁止されていたので残念だった。眼鏡、筆、パレットなどの遺品や書の作品が少しあった。それからプラネットアースでの緒形拳の写真。もちろん書店だから緒形拳関連書籍販売も。まるで子供騙しで期待外れの写真展だった。
ついでに新刊を物色したが読みたい本はなかった。
昨夜はお好み焼きをつくった。焼きそばを載せたのでモダン焼き。量が多かったせいか、長く胃がもたれた。食い過ぎはよくない。でも久しぶりに美味しいお好み焼きだった。そして今夜は牡蠣鍋。美味かった。
カカオ豆が不作で高騰しそうだという記事があった。ココアとチョコレートは好物だが、買い溜めするようなものでもない。

麻生内閣の景気対策が伝わってこない。定額給付金だけでは余りにも幼稚だ。米百俵の純ちゃんが反対している理由も分かる気がする。
郵政民営化に群がるハイエナがいたことが分かったが、潜在している輩もまだまだいるのだろうな。

インターネットバンキングをやっていなかったので今頃申し込みをすることになった。振込みの確認がしたいときに便利だ。

テレビドラマ

2009年02月11日 | Weblog
今年みた連続ドラマは、「天地人」「相棒」「トライアングル」「本日も晴れ。異常なし」「ありふれた奇跡」「必殺仕事人」「メイちゃんの執事」など。
「天地人」は次回が待ち遠しい。「相棒」「トライアングル」は来週もみようという感じかな。「相棒」は亀山刑事が卒業してしまい、少し面白さに欠けるようになった。新しい相棒はいつ来るのかな。「トライアングル」は25年前の少女殺人事件を追う大袈裟なストーリーだなと思ったが背景にすごいものがありそうで面白くなった。どうやら北大路欣也と大杉漣が怪しそうだ。ドラマの要のような役の広末涼子も悪くない。他は駄作でコメントの必要なし。
「天地人」は兼続の子役の「わしはこんなとこ来とうはなかった!」という台詞が高評だったようだ。兼続はやはり戦争が苦手だったんだ。行財政に力を発揮した人物だからね。
美人女優陣も華があっていい。やはり「くノ一」初音役の長澤まさみがいい。「功名が辻」でも一豊に絡む忍者だった。


リテラシー

2009年02月10日 | Weblog
不況の中で業績を伸ばしている企業は、ユニクロ、マック、任天堂、サントリー、それから漢字検定協会。業種は各々違いながら、その要因は分かりやすそうだ。安い、機能性、アイデア、独占などか。

L&Gが全国の会員5万人から2260億円を集め、関西一の女相場師が200人から28億円以上を集めた。詐欺師というのは良い顔をしているそうなのだが、いずれも首謀者は悪顔である。被害者に高齢者が多く、顧客の紹介で被害者を拡大したことも似ている。L&Gの被害者は九州に多いということは地縁の強い土地柄もあるのだろう。円天とか訳の分からぬ通貨で騙されたか。L&Gの波会長逮捕の前後、どのテレビ局も報道して、何かしら不快感があった。開き直った容疑者ほど醜悪なものはない。儲け話は詐欺だと疑ってみることだ。
近所のマンションの空テナントでピュアという会社が催眠商法を定期的に催していたが、摘発されて終わったのかと思っていたが、同じ場所でライフ・ビジョンという輩が引き継いでやっている。名称を変えたのか、はたまた残党が起業したのか定かではない。こちらも顧客は高齢者。安物や粗品しか手にしないチャッカリ高齢者もいるのだろうが、不要な高額商品を買わされている者も多いはずだ。
いつの世にも詐欺商法は繰り返す。
そういえば、最近、ドアをノックしてまわる訪問販売営業がめっきり減った。居ても返事しない人が増えたせいだろう。対応するのも煩わしいのである。電話による営業もなくなった。おそらく個人情報保護で名簿がつくられなくなったのが影響しているのだろう。欲しいものができたら店やネットで買えばいいのだ。
振り込め詐欺も後を絶たない。最近はバイク便で取りに来させたり、エクスパックで送らせるのもあるのでオレオレ詐欺という表現のほうがいいのかな。犯人が組織的にやっているのもあるし、個人でやっているのもあるようだ。息子や孫男を装うのだが、娘や孫女はないのはどうしてだろうか。大金は直接、本人に渡すのが鉄則だろう。
いずれにしても情報リテラシーが大切な時代になった。

大恐慌

2009年02月06日 | Weblog
岡山市内の街を自転車で走っていると空店舗、空事務所が多くなったと感じる。喫茶店やガソリンスタンドなどが廃業したり、マンションの1フロアーを占有していたIT企業の営業所が去っていたりする。どの地方都市の実態も似たようなものであろう。
1929年に始まる世界大恐慌はどんなものだったのか知りたかったので「大恐慌のアメリカ」(林敏彦、岩波新書、1988年)を少し読んでみた。それは第一次世界大戦後の米国の好景気で過剰投資した農業の不振が因をなした。未曾有の大不況の中、1933年に大統領に就任したフランクリン・ルーズベルトが多数の景気対策の法律や制度を成立させ、実施していくのである。緊急銀行法、緊縮財政法、金本位制離脱、農業調整法、テネシー峡谷開発公社(TVA)の創設、鉄道協力法・・・など。これがニューディール政策である。
しかしながら今日の経済学者の間では、ニューディール政策はアメリカ経済の回復の足を引っ張るブレーキになったとか、総需要政策としては役に立たなかったことが定説になっている。皮肉にも1939年に勃発した第二次世界大戦による特需によって経済は回復した。
オバマ大統領のグリーン・ニューディール政策が効を奏するか興味深い。

先日の深夜、NHKスペシャル「アメリカ発 世界自動車危機」の再放送をみた。これがGMに焦点を当てていてとても分かりやすく面白かった。GMはこの数年、販売台数減少への対策として金融子会社をつくって自動車ローンを消費者に提供していたのである。購入者の支払能力は一切無視して800万円もするサブという高級車を販売していた。破綻するのは火を見るより明らかだった。それらの債権を証券化して金融工学を駆使して多数の証券に混ぜて金融商品として世界の投資家に買わせていた。GMの金融子会社は手を拡げ、住宅のサブプライムローンにまで手を出していたというではないか。GMと金融機関がつるんだ偽装、詐欺行為といってもよい。この悪しき金融システムは崩壊して当然だろう。こんな金融システムを野放しにした米国政府は謝罪して当然だと思うのだが一切ない。
目ざとい米国の投資家はすでにガソリン車から電気自動車に乗り換えた。車の内装加工企業への投資を開始したのである。電気自動車になっても内装品は欠かせないし、ボディのプラスチック化による軽量の需要が増えることが予想されるからである。すでに日本の質の高いプラスチック加工企業へのアプローチを始めている。

別の番組であるが NHKの沸騰都市第6回「サンパウロ 富豪は空を飛ぶ」も面白かった。バイオ燃料エタノールで財を成した人たちを紹介していた。新垣というブラジル日系人経営者。サトウキビの農場とエタノールの工場で2000人の従業員を雇っているという。アラブの産油国の投資家がこの経営者にアプローチしているのだ。石油とバイオ燃料は競合すると思うのだが、視点を変えてみれば両立するのである。産油国にとっては石油の枯渇を伸ばせるのだ。

ごみと読書

2009年02月02日 | Weblog
今月から家庭ごみが有料となった。「事前無料配布指定ごみ袋セット」が送られてきているので、これがしばらく使える。4種類の大きさの袋があるが普通は20リットル(小)で間に合いそうだ。スーパーで買えば@20円である。この程度の負担なら不満もない。

昨日、久しぶりに日本一の県立図書館で本を借りる。
「日琉交易の黎明 ヤマトからの衝撃」(谷川健一編、森話社、2008年)
「沖縄/暴力論」(西谷修・仲里効編、未来社、2008年)
「友軍とガマ 沖縄戦の記憶」(屋嘉比収編、社会評論社、2008年)
「反復帰と反国家 お国は?」(藤澤健一編、社会評論社、2008年)
つんどくに終わらぬよう、少しでも読むつもり。

最近、このブログの検索ワードで多いのが「皆既日食ツアー」「秘祭」「大神島」である。連日複数ある。世間の皆さんの関心ごとを知るのも面白い。

NHK大河ドラマ「天地人」は視聴率が25%程度あり好評のようだ。毎週みているが楽しめる。直江兼継役の妻夫木はこれでトップスター並になれそうだ。信長役の吉川晃司が意外とうまい。謙信役の阿部寛もいい。主役の若手俳優をベテラン俳優が支えるという大河ドラマの傾向は変わらない。