日曜日の22時からNHKのBSでやっているドラマ「ライオンのおやつ」を観ています。
じ~んとするドラマです。
美しい島にある「ライオンの家」というホスピスで残された日々を生きる若い女性とその周りの人たちの物語です。
その女の子の心の揺らぎ、葛藤に胸がグーっと掴まれます。
もし、自分があと数か月で死ぬのなら「ライオンの家」のような所で過ごしたいと思わせられます。
ライオンは百獣の王だから誰にも傷つけられず安心して生きられるから「ライオンの家」
思い出のおやつをリクエストできる箱があって、誰かの思い出のおやつをみんなで食べるから「ライオンのおやつ」
「生きるのは自分自身だから自分らしく生きろ」とは、よく聞く言葉ですが
「死ぬのはお前だ、だから自分らしく生きろ」というセリフをはじめて聞きました。
ドラマの流れの中で発せられたその言葉はとても衝撃で、体が固まり、身動きできないほどでした。
夫も「なんか、すごいな」と珍しく響いたようでした。
小川 糸さんの原作をいつか読んでみたいです。