牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

悲しみは慰められる幸い

2005-06-11 08:45:10 | Weblog
悲しむ者は幸いです。その人は慰められるから。マタイ5:4

 悲しい経験、悲惨な目に会うと、元のままの自分ではいられなくなる。人が変わってしまう場合もあります。
 二人の夫を亡くした夫人があり、ひとりが言いました。「私たちは不幸ですね。一つの色しか選べない人生になってしまいました」もうひとりが答えました。「でもどんな色を選ぶか私たちが決めることができるんです」と。
 一つの色=灰色の人生とひとりは決め付けてしまいました。もうひとりは一つの色=バラ色を選択したのです。
 不謹慎なと怒る人もいるかもしれませんね。しかし、どんな悲しみにも意味があります。だったら、ネガティブよりもポジティブを選び、マイナスをプラスに好転できたら幸いです。傷つき、孤独になり、悲しみに沈みこみ、神を疑い、人を憎しみ、人生をのろうよりも、いやしてくださる神を見上げ、心配してくれる仲間に感謝し、やつれた顔を手入れし、微笑を取り戻し生きている喜びに希望を見出すことだできれば幸いです。
 悲しみの中で自分は何ができるかを知ることはたいせつです。
 自分を責めたり、罪責感に悩んだり、神を呪い人を恨んでも何の解決のもなりません。そんなことをしたらアリ地獄のように、もがいてももがいても這い出ることはできません。
 降りかかってきた悲しみが問題なのではないことを認識してください。
 問題は、そのことに対するあなたの反応なのです。心がどう受け止めているかによって大きく違ってきます。
 ①生きていることにもっとも大きな意味があります。生かされているから生きているのです。88人
もの人が自ら命を絶っている悲しい国です。生きてください。生き続けてください。死ねば終わりではありません。
②敗北を認めないでください。
③自分のことは3番目に考えることです。第一に愛の神さまを 第二にあなたを必要としている人のことを 第三に自分のことを。悲しみの中にほんのちょっとでもゆとりがあれば・・・。
④喜びを数えてみること。
 失ったものだけを決して数えてはいけないと思います。
⑤悲しみを経験するほど優しくなれます。

 そして、神さまの慰めを受け入れてください。神からの慰めを受け入れると変化が起こります。
①勇気が与えられます
②落ち着きがきます。
③愛が与えられます。
④人に対する同情と思いやりの気持ちが与えられます。
⑤新しい使命、生きる希望がやってきます。

 私たちの主イエス・キリストの父なる神、慈愛の父、すべての慰めの神がほめたたえられますように。
 神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。こうして、私たちも、自分自身が神から受ける慰めによって、どのような苦しみの中にいる人をも慰めることができるのです。
 それは、私たちにキリストの苦難があふれているように、慰めもまたキリストによってあふれているからです。
 もし私たちが苦しみに会うなら、それはあなたがたの慰めと救いのためです。もし私たちが慰めを受けるなら、それもあなたがたの慰めのためで、その慰めは、私たちが受けている苦難と同じ苦難に耐え抜く力をあなたがたに与えるのです。
Ⅱコリント1:3-6



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