牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

話が苦手なときも

2005-10-24 07:59:32 | Weblog
 話すのが苦手だと言う人は、結構多いようです。私も幼い頃からほとんどものを言わない子どもでした。
 牧師になってからも赤面恐怖症が直らず、前に立つだけで真っ赤な顔になり、しどろもどろで自分でも何を話しているのか分からないほどでした。聞いている方はもっと分からなかったと思います。
 そん頃、ギリシャの大雄弁家、デモステネスのことを知りました。彼は生まれつき舌が短く、しかもどもりの癖もあったそうです。雄弁家を志しましたが、最初の演説は散々でした。やじり倒されたデモステネスは、もう二度と演説家となるのは無理だと皆が認めるほど打ちのめされてしまいました。
 しかし、彼は自分のはハンディキャップを克服するために、髪の毛を半分そり落とし、社交界をはなれ、どもりを克服するために、口に砂利を含みながら、エーゲ海の怒涛に向って、しゃべる練習をしました。
 彼にもう一度演説の機会がやってきました。論敵の演説に、人々は大喝采をしました。
 デモステネスが演説を終わったとき、人々は大喝采舌だけではなく人々は、「スパルタと戦おう!」と叫びだし、大勝利を得たのです。
 私たちには苦手と思うことや欠点が多くあります。そのために人生をダメにしている場合も多いのです。
 その小さな?苦手なことや欠点のため、ときどき気乗りがしなくなったり、やる気をなくしたりしていませんか。
 意気消沈し、弱気になり、絶望感の襲われて、自分のカラの中に閉じこもってはいませんか。
 それを自分の環境や、学歴、失敗や運がなかったんだとしたり、周りにいる家族や隣人のせいにして、ねたんだり恨んだりしてはいませんか。
 こうした気持ちはだれにでもあるものです。問題はそれを乗り越えるために、勇気を出すか出さないかにかかっているのです。
 勇気を出せば、方法はいくらでもあります。勝利の冠はあなたの頭に輝くのです。その気になりさえすれば、あなたはどんな状態でも乗り切ることができるのです。
 私も阪奈道路の暗渠の下や、生駒の山の中で練習したり、大阪の話し方教室に通ったりしながら、少しずつ話ができるようになりました。
 朝日放送のABCラジオでも毎週1回6分30秒の話を続けています。また毎日テレフォンメッセージで、2分間の話もしています。継続は力です。一回や2回失敗したからと言って、くよくよしないことです。

 わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。ヨハネ16:33

 私は、私を強くしてくださる方(イエス・キリスト)によって、
どんなことでも(話すことも、勇気を出すことも、必要なすべてのことも)できるのです。ピリピ4:13


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