牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

確信を持って生きよう

2011-11-26 08:55:53 | Weblog
 アメリカがまだ開拓時代のこと、ひとりの旅人がミシシッピー川沿いを向こう岸へ渡ろうと思いました。渡船もなく橋もなく上流へ歩くだけでした。

 歩き続けるうちに川に氷が張っている所まで来ました。石を投げたり杖で突いたりし、なんとか渡れそうだと思い、恐れ恐れ四つん這いで渡りはじめました。

 寒さと冷たさに苦しみながら川の中ほどまで来た時、陽気な歌声とカラカラと馬車が通り過ぎて行きました。

 それを見た旅人はすっくと立ち上がり、恐れなく川を越えて向こう岸へ着くことができたのです。

 アーメンと信じてバプテスマを受け、クリスチャンとしての第一歩を踏み出したのが16歳の時でした。

 種子島の城之浜海岸で、11月24日の洗礼を受けました。月曜日に学校へ行くと男子生徒にぐるっと囲まれ、何事かと真っ赤(当時赤面恐怖症)になりました。

 一番身体の大きい番長がにやにやと笑いながら、おまえのアーメンになったんか?と言うと、みんなが声をそろえてアーメン・・・・ンと冷やかしました。

 一人の級友が寒い海岸で海のい入って行く姿を見たので、後をつけたらキリスト教会へ戻ったので、よく朝あいつはアーメンになたぞと言いふらしてくれたのです。

 
 真っ赤になりましたが、洗礼を受けたのは事実ですから、そうだ!僕はアーメンになったんだ。みんなもキリスト教会へ行こう!と、蚊のなくような小さな声で答えました。

 幸いその日以来、冷やかす者もなく、いつも月曜日は昨日教会へ行ったかと問われるようになりました。

 ちょうど同じころ、高校に寮ができ寮生活が始まりました。ある日、柔道五段の舎官が腕組みして前に立ち、おまえキリスト教会に行っているのか?と言われ、ハイと答えました。

 すると、主われを愛す。主は強ければ・・・・わが主イエス、わが主イエス、わが主イエス、われを愛すと歌い、この歌知っているか?とのこと。

 知りませんと言うと、日曜学校で良く歌ったぞ。おまえ礼拝に休まずに言っているか。もちろんハイと答えると、夜の集会は?え!門限がありますし・・・・。良しおまえは夜も教会へ行けと特別許可でした。

 寮の先輩たちもクリスチャンだったらこれくらいの本は読むべきだと、キリスト教的な書物を貸してくれたり応援してくれました。

 そのような楽しい高校生活の中で、恐る恐るの信仰生活ではなくて、クリスチャンとして認められ、礼拝も休めない恵みの中でのスタートでした。

 洗礼を受けて55年目を迎え、種子島原人さんのホームページで紹介され、多くの種子島出身の方々との出会いが与えられ続けている日々です。

 十字架の上にいのちを捨ててまで愛してくださったイエス・キリストの救いを、アーメン信じますと告白し、ひとりでも多くの方がバプテスマ(洗礼)を受けてクリスチャンになってほしいと祈り願いつつの日々です。


ヘブル人への手紙

10:22 そのようなわけで、私たちは、心に血の注ぎを受けて邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われたのですから、全き信仰をもって、真心から神に近づこうではありませんか。

10:23 約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。

10:24 また、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合おうではありませんか。

10:25 ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。

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