枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

冬の季節

2008年12月09日 | Weblog
 朝は8時頃に家を出て、勤務先に向かう。このところ霜柱が見える。午後の2時前には帰宅する。庭をなんとなく見回って、水を遣ったり、枇杷の木を見たり、少しばかり育った苗を移植したりする。

 作業をする処まで、ほどよい感じで枇杷の匂いがしてくる。今日は曇り空で捗々しくない。それでも白い可憐な花は、一粒づつ開いていて心を和ませる。

 今朝はお守りの糸が切れて、すこしく落ち込んでいたが、枇杷の花の香りに、心がゆっくりと浸っていく。雨が降り出して中に入ったが細い糸のような天の雫に、しばらく窓から眺めていた。

 春夏秋冬、季節のなかで、枇杷の葉や花、そして実が生るのが、こんなに新鮮な思いをさせてくれようとは考えてもみなかったこと。

 ネットの書き込みにも、あらゆる情報が氾濫しているが、似たり寄ったりの内容です。枇杷と、蒟蒻の療法や、化粧水とひきもきらない。

 ニキビやアトピーにも効果があるのも同じで、自分だけではなく、なさっておられる方が多々でした。古来から伝わってきたのには、手軽でお金もあまりかからない、というのがいいのですね。

 でも中には、無料で商売をしようという方も居る。元手というか、せめて自分で枇杷を買って、種を植えてほしいよ。山にあるからと言って、他人さまのです。なにがしかの気持ちをしないでは、いただけませんよ。

 そういう不心得だと、買った方は効くものも、なくなりますね。自分のした事がひいては自分に却ってきます。心がないと水の泡です。神仏を信じなくてもいいですが、信じてもらえる人間になりたいものですね。

 枇杷の葉をお茶にするのも、枇杷酒を作るのも、あの方が喜んでくれたら、とかこれを差し上げたら、元気になってくれるかしら?と想いを散りばめていると、送ってあげたり、分けてあげると、こちらの気持ちまで贈れるのです。

 何も、恩にきせるのでなくて、当たり前のことですがね。但し、焼酎代や、宅配料金はできれば着払いにさせてもらうのは、直ぐには先方にできないのでは?という思いがあってのことです。

 枇杷酒の場合で言えば、3ヶ月は置かないとおいしくないですし、枇杷茶は、12月に採って、寒中に袋詰めをしたのでなければ、効果が違うと判断するためです。

 どんな物にも、旬があって、枇杷もそういうのを感じるからです。心を込めて、それらが通じ合うことがあれば、こんなにうれしい想いはありません。

 これに持って生まれたパワーをプラスしてから、箱詰めをして届けてあげます。大事が少事になるように祈りつつ。

 もう一つは、蒟蒻を侮るなかれです。民間療法で今も用いられて重宝するのが、安くて便利な蒟蒻でしょう。体の毒素を枇杷と相まって排出してくれますよ。清貧の暮らしの一つです。まあ、野菜中心で食事をなさっていれば問題はないでしょうね。

 12月初旬の枇杷の花芽です。毎日香しい匂いに、うっとりしています。スローな時間をたっぷりと楽しんでいます。

 今年は、東側の枇杷の木も、5つばかり枝についています。昨年は、たった1個の出来具合でしたが、どうなるのかしら?傍にある椿は、丈もぐんと伸びて、蕾がまぶれついていますよ。

 大きくなりつつある枇杷の木も、東西南北はむろんのこと、屋敷中を囲んでいます。
 
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