甲州高尾山下山後に立ち寄った、大善寺の本堂である
国宝の薬師堂は
山門をくぐり石段を上りきった境内に、静かにたたずんでいます。建物を
見た瞬間に
息を呑みこみ、
震えを覚えるほどの素晴らしさでした。建物を
見て震える感覚は過去に経験していません。薬師堂の奥にはこの時期
には見られない
桜が数輪咲いて、薬師堂を一層美しく見せてくれました
柏尾山大善寺(国宝ぶどう寺)
正面に懸る「薬師如来」の扁額
国宝。薬師堂
本尊の薬師如来は薬効のあるぶどうを右手に持っています。
ここから
甲府のぶどう栽培が始まる。ぶどう寺と呼ばれる由縁
関東地方では
最古の建物。堂内には国指定重要文化財の薬師如来像、
日光・月光両菩薩像、十二神将立像、普賢菩薩像等々が多数あり。
四季桜(ものの見事、白の八重桜)
(23年10月9日撮影・勝沼大善寺にて)
由来(パンフ抜粋)
開創は養老2年(718年) 行基菩薩が日川渓谷岩上で霊夢により
感得された像-右手に葡萄を持ち、左手で結印した薬師如来と
日光・月光菩薩の薬師三尊を刻み安置して開かれたと伝えられる
写真の薬師堂は昭和29年の根本的な大解体修理で旧観に復され
その翌年に国宝となる