悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
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短歌写真386 入梅に

2007-06-16 04:10:00 | 短歌写真
2007-0616-yts386
入梅に薔薇の花片項垂れつ
つとめて朝のつゆぞ光れる   悠山人

○短歌写真、詠む。
○関東地方梅雨入り宣言の日、夜の間、雨だった
。「梅雨」に「露」、というつもりで庭の薔薇を見たら、全部項垂れていた。「にふばい」は、『古語辞典』になし。「つゆ」は、「露(雨滴)」「つゆ(ちょっぴり)」で、「露玉に朝日が微かに反射している」。
□短写386 にふばいに ばらのはなびら うなだれつ
        つとめてあさの つゆぞひかれる
【写真】画面右半部に2個所、朝の太陽が露に映る。

image370 巨大的樹

2007-06-16 04:05:00 | images

2007-0616-yim370
title : Cinnamomum camphora
yyyy/mm : 2007/06
memo : Cinnamomum camphora(キンナモムム・カンフォラ)。またも登場させた樟。少し視点を変えて、メモる。米英語では camphor laurel。「楠」は、南方・タブ系の木(cf. 「短歌写真253 椨の木と」、2006年11月15日条)。中国語では、「樟樹 zhang1shu4」、「香樟 xiang1zhang1」、「芳樟 fang1zhang1」、「樟木子 zhang1mu4z0」。学名の「キンナモムム」は、「シナモン」の名で、すでに日本語になっている。原産地は特定されないが、古代日本も入っているらしい。環境庁の「緑の国勢調査」では、日本の巨樹巨木上位10本のうち、9本が樟だという。題名の「巨大的樹」(ju4da4de0shu4) は、a greater tree とか、巨樹巨木のつもりだが、巨樹・巨木とも、中国語では単に「大樹」(da4shu4)となる。(中国語については、簡体字対応の日本字で出力) そういえば、あのトトロの棲家は樟だったか・・・?
【写真】寿命千年紀もありうる樟が、朝日を受ける。