悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真382 入梅の

2007-06-12 04:40:00 | 短歌写真
2007-0612-yts382
入梅の日も空晴れて伸びやかに
白樺ひとり大きなるかな   悠山人

○短歌写真、詠む。
○この日(6月11日)、暦の上の入梅。早朝、愛用のMTBで、公園へ行く。小高い丘に、白樺が立っている。午後、カメラを持って再訪したら、光が全く変わっていたし、枝葉の輝きがすっかりなくなっていた。
¶大(おほ)き=『古語辞典』見出しは「おほき」で、「形動ナリ」。語法として、<多く、連用形「大きに」と連体形「大きなる」が用いられる。> 関西弁の「大きに」は、千年前の形そのままに、毎日使われているわけだ。

□短写382 にふばいの ひもそらはれて のびやかに
        しらかばひとり おほきなるかな
【写真】きのう、芸術公園で。夾雑物を出来るだけ排除するために、芝に腹這って撮影。さらにPCでそれらを丁寧に消す。ただし、基本は実写である。

image366 芋酢漿草

2007-06-12 04:35:00 | images
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title : Oxalis articulata
yyyy/mm : 2007/06
memo : 芋酢漿草(いもかたばみ。うさくしょうそう)。節根花片喰(ふしねはな~)。ウィキペディアには、「雑草」と強調されているし、私のところでも雑草仲間だが、一般には園芸店で普通に売られている。いままでは桜草などとしたが、実は芋酢漿草だった。酢漿草(『広辞苑』には、広く流布する「片喰」は、全く出ない)も、なかなか奥が深い。酢漿草の名は、噛むと酸いから、というので、噛んでみたら、たしかに苦くて酸い。漢方薬にも入る。酷似している紫酢漿草と比べてみよう。花弁色(紫系)は、「紫」が薄く「芋」が濃い。葯色は、「紫」が白で「芋」が黄。根は、「紫」が直茎で「芋」が塊茎。歌語には紫と行きたいが、嘘はいけない。『漢字源』で「漿」を調べていたら、『孟子』の引用まで出て来た。
【写真】一と月近く前の撮影だけれど、昨日も全く同じ風景である。