2007-0613-yts383
朝の日の大木を眺めゐたりしに
つと白衣の女の過ぎりぬ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○朝日に輝く樟。仰ぎながら、樹形や樹勢、どう切り取るか、などと考えながら眺めていた。すると近くで急に、「お早うございます」と挨拶の声。誰もいないはずなのに、と思って視線を下げると、白い上着の女性が白い犬を連れて、通り過ぎていくところだ。あわてて彼女の背中へ、鸚鵡返しの挨拶をした。この一週間は、MTBの調子を確かめるために、この公園へ通ったが、向こうから声を掛けられたのは初めてだったので、少しばかり心地よい驚きであった。「大木」を「おほき」と読んで、「大木(たいぼく)」「大きい(朝日)」と掛ける。
□短写383 あさのひの おほきをながめ ゐたりしに
つとしらぎぬの ひとのよぎりぬ
【写真】実写だが、人物と犬だけを、景色に溶け込ませるために、かなりズームアウト処理した。
朝の日の大木を眺めゐたりしに
つと白衣の女の過ぎりぬ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○朝日に輝く樟。仰ぎながら、樹形や樹勢、どう切り取るか、などと考えながら眺めていた。すると近くで急に、「お早うございます」と挨拶の声。誰もいないはずなのに、と思って視線を下げると、白い上着の女性が白い犬を連れて、通り過ぎていくところだ。あわてて彼女の背中へ、鸚鵡返しの挨拶をした。この一週間は、MTBの調子を確かめるために、この公園へ通ったが、向こうから声を掛けられたのは初めてだったので、少しばかり心地よい驚きであった。「大木」を「おほき」と読んで、「大木(たいぼく)」「大きい(朝日)」と掛ける。
□短写383 あさのひの おほきをながめ ゐたりしに
つとしらぎぬの ひとのよぎりぬ
【写真】実写だが、人物と犬だけを、景色に溶け込ませるために、かなりズームアウト処理した。