悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真369 こひの町

2007-06-01 06:00:00 | 短歌写真
2007-0601-yts369
こひの町歩める足も留まりぬ
切支丹なる十字見たれば   悠山人

○短歌写真、詠む。
○スキップも時間も止まる
。このあたりも、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れたはず。門標には、「カトリック教会」とだけ。
□短写369 こひのまち あゆめるあしも とどまりぬ
        きりしたんなる じふじみたれば
【写真】切り取り以外、百パーセント無修正。これだけ晴れ上がると、風景写真は最高。
【memo】IHS紋章について。写真、正面中央に、「IHS」マークが見える。平均的な日本人よりは、キリスト教の知識があるつもりだけれど、念のために、と思ったのが躓きのもと。昔から、「救世主イエス」Iesus Hominium Salvator(Iesus は、Jesus に同じ) ぐらいに理解していたが、電網検索したら、出る出る、いつまでも出て来る。多かったのは、1 イエスのギリシャ語綴りの最初の3字である、という説明。(とすれば、ΙΗΣ になる) 2 イエスス会のこと、それに 3 救世主イエス。初耳だったのは、旧約(ヘブライ語)に出て来る長老会のこと、という説明である。そのほか、日本各地に残る、キリスト教信仰の証としての調度品・彫物・瀬戸物・墓石などへのマーキング。中には、真剣に IHS 問題に取組んでいる記事もあって、複雑な展開を見せているらしい、ということが分かった。軽い気持ちで日本語だけを検索したのだが、本家西欧語で調べたら、論文一本が書けそうな気がしてきた。IHS を知らなかった方は、映画やドラマなどで、カトリックに限るけれど、要注目。

俳句写真111 澄みし音の

2007-06-01 05:55:00 | 俳句写真

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澄みし音の
心にひびく
こがねかな
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○純金製の鐘。「幸福の鐘」とあったので、軽く撞いてみる
。澄んだ音がした。ビル10階の純金製の風呂が盗まれた、などの報道があったけれど、「嫌らしい日本」の終着点はどこ?
¶音(ね)=「音」「ひびく」「かね」は縁語。
¶こがね=「黄金」「小鐘」と掛ける。

□俳写111 すみしねの こころにひびく こがねかな
【写真】背景を黒処理。例の、格安・風林火山の旅、甲斐善光寺のすぐ近く、地域産業館で。


image355 太鼓谷稲成神社紋

2007-06-01 05:50:00 | images
2007-0601-yim355
title : crest_of_aShrine
yyyy/mm : 2007/05
memo : 津和野(島根県津和野町)の太鼓谷稲成神社(たいこだに いなりじんじゃ)。「稲成」と書いて「いなり」と読ませる神社は、ここだけだそうだ。この社紋・神紋が珍しいので、巫女に尋ねたら、「・・・四目紋」との答え。前半は、「稲包み」のような気がしたが・・・。
【写真】後日、紋章学に役立てば、という程度の一枚。

image354 松陰辞世碑

2007-06-01 05:45:00 | images

2007-0601-yim354
title : dyingTanka_ofShoh'in
yyyy/mm : 2007/05
memo : 吉田松陰(寅二郎)が弟子たちに宛てた、「大和魂」辞世は、『留魂録』にあるが、これは親宛ての、有名なそれ。変体仮名交じりの碑文に、私の解読を添えた。
  親思ふ 古ゝろ尓 満佐る 親古ゝろ
  介ふの音つれ 何ときくらん    寅二郎
さらに、私なりの表記に換えてみる。
  親思ふ 心にまさる 親心
  けふの訪れ 何ときくらん
【写真】生地・萩市の松陰神社で。神社は、東京・世田谷区にもある。