百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

承徳地区の思い出(承徳へ)

2007-09-02 19:19:05 | Weblog

  9月2日  (日)  ①
                        平成17年1月1日より 975日目
                                    歩いた歩数      その距離
                        本日         15,282歩        10,697m
                        総計  13,641,699 歩  9,549,189 m
          北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。187,849m

  1990年8月11日ホテルで朝食も取らずに承徳に向かう。てっきり汽車とばかり思っていたが、白ナンバーで赤色灯の点滅する特別車の先導で出発。同乗するは伊東夫妻(81歳と73歳)と石井照子さん(68歳)。お二人は服飾デザイナーとのこと、「貴方は何のご指導に・・・」と問われ、「イヤー、河北省を観て下さい、と言われたもんで・・・」「何をおっしゃいます。中国政府はそんなに甘くないです!」と一発パンチを食う。

                         
                                            葡萄賓館

  密雲県で朝食をとることになったが、レストランらしいものは無く、やっと見つけた飲食店「葡萄賓館」とは名ばかりで、付き人の袁さん・陸さんがリーダーになって朝食の指導をして、やっと食事を取る事が出来た。その後密雲県は何回か通過したが、見る見る裡に発展してホテルのようなレストランが林立していて驚いた。

  車中、万里の長城の話が出ると、横道にそれて、「金山嶺」の長城へ。「八達嶺」の長城を凌ぐ景観に、腕を支えられて頂上まで登る。2年ほど前にやっと公開したばかりという。

                 

              

 さて承徳の手前、灤平(ランペイ)県で昼食となり、同行の石井さんは、「貴方はこれまで・・・」と下ろされ、涙の別れ。成る程、中国政府の対応の厳しさを実感する。承徳郊外に入って、宣統帝の弟溥傑が居たという「静宜山荘」の一階一号室で休憩。伊東夫妻は「ご指導の都合で・・・」と承徳の招待所へ行くことになり、私は見晴らしの良い三階の特別室へ落着くことになった。

               
                             石井照子さん

 その晩は、また歓迎レセプション。小生、主賓ということで、無理してトランクに詰め込んできた新調の背広に、真紅のネクタイに着替えて登場したところ、目をパチクリ。(尊敬の目ですゾ)。レセプションとあって、かねて用意した挨拶をする。これが決まって気分良く吸い上げる。

               
                                           伊東夫妻と (静宜山荘にて)

               
                                         袁さんと伊東千恵子さんと私