百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

承徳の思い出(寛城1)

2007-09-07 16:59:06 | Weblog

    9月7日  (金) 
                         平成17年1月1日より 980日目
                                   歩いた歩数      その距離
                        本日        15,217歩        10,652m
                        総計  13,697,283歩  9,588,098 m
      北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。148,940m  

1990年8月16日 (木)曇り 気温20℃~27℃

  朝食で、テーブルににんにくを盛った皿が出ている。肖さんが「今朝は餃子です」という。大皿に盛られた餃子が私の前に置かれたので、「皆さんもドーゾ!」と勧めると、「それは先生の分です」と。夫々に一皿づつに各自に配られたのでびっくり仰天。

  調味料は酢醤油のみで、にんにくは生のまま別に食べるのだという(日本では餃子の中ににんにくの風味がしたが?)。匂いは後でお茶の葉を噛めばよいと。

  通訳を肖さんと交代した邢春さん親子は肖さんの奥さんの車で承徳市へ戻ることになった。肖さんの奥さんは中級裁判所の裁判官で平泉まで出張して来て居たのだ云う。そして邢春さんと肖さんとは大学の日本語課の同級生とのこと。旧知の間柄で、私の接待をしたいという邢春さんに通訳を譲ったのだと。

  10時、寛城から迎えのジープが来た。平泉からの距離は約60kmのコース。聳え立つ山間の峠を二つ程越えて、寛城県に入ったが、途中、賑やかな市(肉・野菜などの食料品から衣服・金物などの生活用品の他、子豚・驢馬などの市も立つていた。

              

 驚いたことに、ふと川を見ると、其処には全裸になって頭に衣類を載せて川を渡る人たちが居た。

         
                     寛城県   

  寛城県人民政府招待所についたのは11:30。立派な招待所、205号室は素晴らしい施設、すでに部屋にはお茶のほか、コーヒー用具一式(封を切らないコーヒー缶・角砂糖・コカコーラ4缶・飴・ひまわりの種(さすが中国)タバコも2箱(そのうち誰かが失敬していった)置いてある気の遣いよう。

  昼食は平泉の皇帝料理より凝っていて中々の豪華版。何といっても県長が女性で、何くれと無く取り持ってくれたのが嬉しかった昼食の後は午後3時まで昼寝(白酒が効いた)

  3時半、西岔溝(シータコウ)のりんご園の視察。村長以下、村総出の出迎えにスッカリ面食らってしまう。日本の大先生が来るという触れ込みに、救世主でも来たという思いか、村民は興奮している様子(ただ、初めて見る日本人に好奇心を示したに過ぎないのかも知れない)。

        

  りんご園について所見を述べた後、腐乱病対策について具体案を提案する。私は通訳の肖さんに、私が立ったら貴方も立て、私が大きな声を出したら貴方も大きな声で通訳してくれと要望したのに芝居気もたっぷり呼応してくれたので、二人とも興奮してしまった。帰途のジープの中はムードも明るく、明日はもっと多くの人を集めます、と。夕食の美味かったこと、

         
                            西岔溝のりんご園で