9月20日 (木) ①
平成17年1月1日より993日目
歩いた歩数 その距離
本日 13,947歩 9,763m
総計 13,871,547歩 9,710,083 m
北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。後 26,955m
8月29日 晴れ 気温 20℃~28℃
午前8時、劉副主任と田さんの通訳で果樹園めぐり。広い園地なのでジープで廻る。ぶどう園。栗園・りんご園・桃園・なし園・さんざし園。ぶどう園は片屋根式、奥に入ると半腰で作業しなければならない。直立にしないのは、冬季の防寒のようだ。栗園は鍵が錆付いていて開門に一苦労する。国家表彰を受けた苗木の盗難予防のための厳重に管理しているという。りんご園は例によって直幹仕立て。肥培管理も良く、若木の成長が凄く良い。日本の苗木とは質的に違う。芯抜きを問うと、15年生でするという。葉摘みをやっていながら徒長枝切りはやってない。やるべき作業とやったほうが良い作業ははっきり区別すべきだろう。スターへ「アジア大会マーク」を入れてあったのはサスガ。新品種・外国産の品種も多く、副所長も鼻が高い。桃園は開芯盃状型の剪定、飴の出ているものも多い。梨園さすがヤーリー。雪花梨は石家荘市で見たものには劣る。さんざし園は見事。新品種の植栽も行われていた。
昼食のあと昼寝。3時、クーラーの効いた黒塗りの乗用車で五里営村のぶどう園の視察に向かう。通訳には今年河北大学の日本語科をでたという女子が着く。「メーグーシャン」の産地だけあって富裕な暮らし振りだ。「万元戸か?」と聞くと、「いや、十万元戸です」と。通された部屋には盆栽のカレンダーがある。中国の盆栽には関心があるというと、進呈すると言う。中国だけあって、盆栽よりも鉢が素晴らしい。それを褒めて庭に出ると、一面メーグーシャンの庭。日除けと金儲けの一石二鳥を兼ねているという。金魚の池もあり、随行の研究所の人たちに大いに自慢する。
国道で葡萄を売る農民
帰って、講堂で研究所の幹部と座談会。「賈興祥さんとは老朋友の間柄」と切り出すとすっかりリラックス。北部地区の林檎の惨状を訴え、フラン病の対策を!と問題提起。日本式か、中国方式かで議論となったが、面子を立てて、私は八百屋、あなた方は河北省を代表する高級工程師、話題を変えましょうと。「研究所の使命と研究成果の普及方法」について一言、これも適当なところで、攻撃を中止。「東南アジアへ輸出できる林檎作りの指導を!外貨を獲得してこそ、豊かな中国」と激励して締め括る。このあと全員で記念撮影。
夕食後、賈さん、日本滞在中のお礼といって、種々の記念品を持参、また「帰国の前夜、中野市の熊五郎で撮った懐かしい写真を持ってきて、話が弾む。別れに二人の今日の記念写真を撮る。