12月31日(土) 平成17年1月1日より 2,565日目
歩いた歩数 その距離
本日 14、106歩 9、874m
総計 35,731,870歩 25,012,309 m
イタリヤ・オーストリヤ・ドイツミュンヘンを経てベルリンに向かう。後 233,561m
いよいよ大晦日、紅白歌合戦を見る日になってしまった。一年間を振替えってみようと思うが、歳のせいか物忘れが酷くなって皆忘れていしまう。これは意外と悪いことでは無さそうだ。特に「反対運動の仲間には入らない」ということを信条としている私には意外と都合が良い。
今年一年、一番大きな事件はなんといっても東日本大震災だ。そして翌日には長野県北部地震もあった。私の家は、新築時に軟弱地盤ということで50トンものセメントを注入した上に建てたので慌てなかったが、それでもかなりの揺れを感じた。
東北地方では巨大地震ばかりか巨大津波に襲われ多くの人が亡くなくなったばかりか、土地建物まで破壊され、その上、福島の東電の原発事故にまで巻き込まれ、生活の基盤まで失うという大災害に見舞われた。お気の毒というほかはない。しかし被災者の冷静な対応、秩序有る行動は世界の人の驚嘆と尊敬の念さえ与えたし、全世界から救援を受け入れることもできた。
原子力発電が果たして人類にとって必要なのか?危険なのか?国論を分ける大論争になっているが、私は「羹に懲りて膾を吹く」の譬え、大事故に喘いでいる多くの被災者への肩入れから、社会の進展を逆戻りさせる政策をとってはならないと思っている。有史以来幾多の災害に見舞われながら科学技術を尽くして克服した過去を思い出して、乗り越えて行くべきだと信じている。
今年はまた独裁政権が次々と崩壊した年でもあった。その革命の原動力となったのが、インターネットの普及、就中「ケイタイ」の威力に依ってだ。今までは独裁政権が発信する情報を国民は受け入れるばかりであったが、ネットが普及し、ツイッターやフェイスブックが蔓延して国民すべてが発信者になった。たくさんの意見が溢れ出し、様々な情報が伝えられ、その結果、独裁政権が倒されたのだ。私は地方事務所から講演を頼まれ、iphoneっを掲げてこの事実を訴えた。
またギリシャに始まった経済破綻で、世界が大きく揺れた年にもなった。まだユーロが破綻するか、ドイツやフランスがこれを食い止めできるかまだ分からない。お陰で日本も大きなダメージを受けた。円高はドルからユーロにも及び、輸出企業は軒並み赤字対策に苦しんでいる。その上、タイに大水害が発生して製品から工場まで水没、操業不能にまで落ち込んでいる。泣き面に蜂だ。TPPの問題もある。消費税増税の問題もある。
そしてお隣の北朝鮮では独裁者金正日総書記がなくなった。日本を取り巻く諸般の環境は益々複雑化してきている。2012年は果たして日本はどうなるのだろうか。
でも私は、中国学童の作品展という金ピカな材料を与えられた。これを活用、展開して日中両国の絆を更に強固に、血の通うルートの拡充・充実に全力を挙げるのみだ。2012年よ!幸アレ!!