百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

承徳地区の思い出(隆化2)

2007-09-14 17:10:05 | Weblog

9月14日  (金)  ①
                      平成17年1月1日より 987日目
                                 歩いた歩数      その距離
                      本日        11,962歩          8,373m
                      総計  13,799,716歩  9,659,801 m
          北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。77,237m  

 1990年8且23日 晴れ 気温15℃~25℃

 りんご園・さんざし園・ぶどう園の視察。所見を述べた後、英雄董存瑞同志の墓を詣でる。

          

          
                訪れた葡萄園  

            
             董存瑞陵園で脱帽して参詣

 はるばる日本から来た私に、資料館の係員から署名簿が出されたので、英雄の句をつけ署名する。(後に、これが拡大されて、42名の国家の領導と共に石廊に彫り込まれた)

                 

 肖さんより「貴方が河北省の省長に立候補すれば当選しますヨ」なんておだてられる。「省長より細かく河北省の隅々までまわったのですから・・・」と。

 昼食の後、肖さんと近くの市場へ出かけた。肖さんが一人息子にカバンを買うというので見ていた。中々品選びが面倒で決まらなかった。ヤット迷った末、渋々決めたところで、わたしは「多少銭?」と言って10元を出した。肖さんは「スマナイヨ」と礼を言った。

 二人が立ち去ろうとすると、女主人は脇に居た女客を「泥棒!」と言った。サァ大変、二人の口喧嘩が始まった。私は肖さんに「早く」と帰りを促した。私たちが市場を一巡して来ると、さっきの輪は何倍にもなっていた。女客のズボンから一切れの布が見つかった。彼女はよその店で買ったものと強弁したが、公安官に連れられて行った。

 肖さんがあれこれと品選びしていて、女主人がその応対をしている隙を付いた女万引きも見事だったが、女主人の慧眼にも恐れ入った。若い頃の私の女房に似た女主人だった。

 夕食後、肖さんと散歩に出て、床屋を見つけたので散髪を頼む。1元と言った。私が日本人と判ると、ヤジ馬が大勢集まってきた。風呂敷を被せられ私は「首だけはチョンぎらないように頼むヨ」と覚悟を決めて散髪を任せた。若い主人はたいへん丁寧に仕上げてくれ、しかも「お金は要りません。店の名誉です」と言った。恐縮しながら社会探訪を更に続けることにした。

  天宮酒家なる家でゴキゲンになって一杯やり、「お勘定を」と言うと、「日中友好のため」サ-ビスという。部屋の隅でやっていた若者たちから「日本人と友好の酒を酌み交わしたいと申し込まれた。OK!乾杯!乾杯!とやっていると、主人も「私のおごり」と言ってビールにつまみを持って参加した。

 益々賑やかな宴会となる。頃合を見て私は星影のワルツを歌い、帰ろうとすると、アンコール!アンコール!。アンコールに答えて木曾節を肖さんとやる。興の乗った女の子が中国の歌を披露して呉れる。日中友好で今晩も大いに盛り上がった。