百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

承徳地区の思い出(昌黎3)

2007-09-21 17:03:47 | Weblog

  9月21日  (金)  ①
                     平成17年1月1日より 994日目
                                 歩いた歩数      その距離  
                      本日         17,924歩        12,547m
                      総計   13,889,471歩  9,722,630 m
        北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。14,408m

    8月30日 晴れ 気温19℃~29℃

 朝霧が立ち込めて高原のような冷気の中、久し振りに研究所の園地内を散策する。「先生、今日は観光です。万里の長城の始まる所、昼は海鮮料理、先生は泳ぎたいですか?」と。

  車は“上海号”運転手は興隆以来の陳さん、副主任と通訳の田さんと私の4人。既に気持ちは老朋友の中、鼻歌で出発する。山海関着は10:20.先ず、万里の長城へ使役に行った夫を慕って来て見れば、夫は病没。それを儚んで海に身を投げた哀れな妻の霊を祭ったお寺(孟姜女廟)を参詣する。大型バスが何十台と連なっているのは、日本の観光地と変りは無いが、中国は“一人っ子政策”のため、男子が生まれますようにと祈願する信者が多いという。

              
                              孟姜女廟で 

  山海関の万里の長城には「天下第一関」がある。正にその通り、頂上の幅は大通りそのままで、これより一万里、山々の峰を繋ぎ、山頂には砦。、見張り台を設け、何処までも何処までも続く。月から見える唯一の建造物だという話もある。この時使ったエネルギーで、その後2千年、中国は草臥れて今も休憩中と、幅所長は言ったが、漸く目覚めたようだ。
                        

  お昼は秦皇島のレストランで。ヒラメが出た。中国では一はスッポン、二はヒラメという。久し振りの海の魚、チョットばかり日本の味がする。食後、着いたところは、渤海湾に沈む長城の姿。「我、生まれて656ヶ月、今、長城の先端に達せり!」の感動を味わう。長城の出発点というより、海に沈む姿に「驕れる者久しからず・・・」を実感する。

        
               老竜頭 
           
               老竜頭で             

  北戴河・南戴河の別荘地を超スピードで走り抜けて、お目当ての黄金海岸へ着く。「我、65歳にして中国渤海湾を泳ぐ。」夢のよう。日中友好の精華だ!中国の人達からこんなに優遇された者があったろうか?夕陽の沈む渤海湾に名残を惜しみつつ、午後7時帰途に着く。

  お別れ会は研究所の皆さんと、鳥取の二人の研究員と、次なる訪問地、邯鄲地区科学技術委員会の趙科長・梁小六通訳を交え、盛大に行われた。今晩は“汾酒“これは70度もある強烈な奴だ。盛上った所で、副所長さんから、「高主先生、昌黎研究所の中に、先生のりんご園を作って下さい。先生のりんご園が良くなれば、中国のりんごもキット良くなるでしょう!来年も必ず来てください」と。心のたかまってゆくのを感じながら、「来ます!やります!」と堅い握手。これは小生の問題提起に対する最終回答と受け取る。気分良くして飲む。歌う。みんなも盛上って歌い合う。

  夜、田さんと陳さん、別れを惜しみにやって来て、「先生の子供としてのお付き合いを!これは先生の好きな白酒・・・」と。付き人に差し上げるべき筈の私が貰う身となってしまい、恥かしいやら、嬉しいやら・・

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                 スエーデンハウス

          
  19日から始まったセメント21トンを注ぎ込んだ土壌改良工事は今日で終了