百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

承徳地区の思い出(平泉2)

2007-09-05 13:49:27 | Weblog

  9月5日  (水)  ①
                   平成17年1月1日より 978日目
                             歩いた歩数       その距離
                   本日        13,913歩          9,739m
                   総計  13,681,374歩  9,576,962 m
    北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲を経て洛陽に向かう。160,076m

 8月14日 (火)晴れ 気温21℃~28℃  

 8:30出発―平泉よりモンゴルの赤峰に向かって35kmの茅蘭溝(もうらんこう)の茸加工場へ行く。山を一つ越えるとモンゴルが近いとあってなだらかな草原が続く。豊かな農村、静かな美しいたたずまい。道路には牛の大群が道を塞ぎ、農民は道に胡坐をかいて談笑してる。草原には山羊の群れが草を食みながらゆっくりと移動している。

            
                                             草を食む  山羊の群れ
                         
                                          車も一時停止

 加工場に集まった郷の人たちとの懇談が早速始まった。草原中に点在する松林には採っても採っても採り切れない茸があり、採ってきても加工しきれない、加工してもいい捌け口が無い。何か良い方法を教えて頂きたい、と。有り余る資源に嬉しい悲鳴を上げている。

 加工が間に合わなければ、塩漬けにしたらと言うと、それもやっています。それなら天日乾燥したらというと、それもやっていますという。家でも食べていますが、多すぎてお腹を壊します、と。要は、そうして製品化したものが、適正価格で販売出来ないことを悩んでいることが判った。

            

 松蘑―黄花松茸という名前で日本に輸出されている。肉蘑・草蘑―抗癌性も有り、おいしいが、お腹を壊す 現在茸できのこ醤油を製品化してみたが販路をさがしてほしい、と。帰国したら輸入担当に実情を説明する、と回答すると、色々な商品見 本を持って来る。(キノコ醤油の見本はトランクの中でビンが割れ、酷い目にあった)

 対外貿易局の局長に「未解放区とどうやって取引できるやら?」と質問したが、本人も判らぬ、と。やったことが無いのだから無理が無い。でも省の土産公司の中継では困る、私の方の割り当てが減るので、全部我が貿易局とやって欲しいと泣きつかれる。友好とJ・S・Vの両役の達成に気を良くし、通訳の邢春さんも鼻高々、凱旋将軍のよう、意気揚々と帰る。

 昼食の後、3:15まで昼寝をどうぞ!午後は、万年茸(霊芝)の日本式栽培法の講義。狐につままれたように聞いていたが、日本に勉強に行きたいという青年が手を挙げた。「よし!俺が保証人になってやる。日本に来るサ。万年茸で百万長者になれ!」と元気付ける。講義を通り越してよろず相談所のようになる。金儲けともなれば皆さん真剣だ。