不毛の英語教育を長年続けてきた瓢箪島なので英語が丸出だめ夫。

2019年07月14日 | 朝鮮エベンキ族


不毛の英語教育を長年続けてきた瓢箪島なので英語が丸出だめ夫。

故に外爻ができない、、これが負けている根源だ。


以上、海外移住25年より、、



地球コラム】韓国外交の強みと弱み~スピードとアドリブ、欠ける緻密さ~

7/14(日) 10:04配信

時事通信
【地球コラム】韓国外交の強みと弱み~スピードとアドリブ、欠ける緻密さ~

20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の会合前に韓国の文在寅大統領(手前左から2人目)と握手を交わした後、厳しい表情を見せる安倍晋三首相(中央右)=2019年6月29日、大阪市住之江区[代表撮影]
文政権、経済悪化と外交不調で苦境に

 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による6月30日の板門店会談は、直前に大阪で開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)がかすむほどのインパクトがあった。南北関係や日米中との外交不調に苦しんでいた韓国の文在寅大統領は会談をサポートし、米朝韓首脳「そろい踏み」という史上初のイベントにも加わる運の強さを見せ、ひとまず息を吹き返した。

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 日韓は徴用工問題をめぐる対立が激化している。日本は外交的敗北で国益を損なわないために、チャンスを逃さないスピード感を持ち、アドリブ(即興)を得意とする韓国の「強さ」にも冷静に目を向ける必要がある。(時事通信社外信部編集委員・前ソウル支局長 吉田健一)

◇ ◇ ◇

 大阪訪問を控えた文氏は苦境にあった。今年1~3月期の実質GDP(国内総生産)は前期比で0.4%減少と、10年3カ月ぶりの落ち込みだった。中国経済の減速と半導体価格の下落で輸出は振るわず、4月の経常収支も7年ぶりに赤字に転落し、経済状況の悪化が鮮明となった。

 経済政策の目玉として掲げた最低賃金の大幅アップも、深刻な副作用を招いた。文政権は2017年に6470ウォン(約598円)だった最低賃金を20年までに54%引き上げ、1万ウォン(約924円)にする目標を掲げた。この2年間で29%アップし、現在8359ウォン(約772円)だ。しかし、急激な賃金上昇に耐えられず、小規模事業所が雇用を減らしたり、廃業に追い込まれたりし、失業率が高まるという皮肉な結果となった。

 就職難に苦しむ20代以下の若者を中心に、文政権の非現実的な経済政策への不満は大きく、就任当初80%を超えていた文氏の支持率は40%台にまで下がっていた。
【地球コラム】韓国外交の強みと弱み~スピードとアドリブ、欠ける緻密さ~

会談するトランプ米大統領(右)と韓国の文在寅大統領=2019年4月11日、ワシントン
変わった雲行き、冷淡な米朝

 最も力を入れる南北融和路線は行き詰まった。急接近するトランプ氏と正恩氏との間で仲介役を演じ、前政権までに計2回しか行われていなかった南北首脳会談を1人で3回も実現するなど、出足は好調だった。

 しかし、核兵器廃棄を一気に求める「ビッグディール」を目指すトランプ氏と、制裁解除を勝ち取りながら段階的に非核化を進めたい正恩氏の立場の違いが露呈し、2月末のハノイでの2回目の米朝首脳会談が決裂すると、雲行きが変わった。

 どっちつかずの文氏に、米朝双方が冷淡になり始めたのだ。北朝鮮は南北首脳による「板門店宣言」1年に合わせて韓国が4月に開いた行事への参加を拒否。また、ワシントンで4月に行われた米韓首脳会談の単独会談の時間は、韓国紙によると「実質的にわずか2分」だったという。

 中国との関係も、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備問題が尾を引き、しっくりいかない。習近平国家主席は6月20日の訪朝で正恩氏と「蜜月」を誇示したが、G20サミット前後で模索された習氏の訪韓は実現しなかった。

 日韓関係の冷え込みは言うまでもない。韓国紙には、国賓訪問したトランプ氏への徹底した「おもてなし攻勢」で日米両首脳の親密さをアピールすると同時に、中国との関係改善も進める日本を引き合いに、韓国が北東アジアで「孤立」するのではと懸念する論調が目立った。

 G20サミットでも、徴用工問題で有効な対応策が示されないことから、日本は韓国側が求めていた2国間の首脳会談に応じなかった。サミット議長の安倍晋三首相は、各国首脳と順番にあいさつする際も、文氏とはぎこちない笑顔で短く握手をした後、退場口へ進むよう手ぶりで導いた。

G20「塩対応」から劣勢挽回?

 G20サミットを成功裏に終えた安倍氏と、「塩対応」を受けて日本を後にした文氏。明暗を分けたかに見えた。しかし、帰国した文氏には板門店での米朝首脳会談というビッグプレゼントが待っていた。

 板門店会談では、米朝の実務協議再開が決まった。文氏が切望する南北協力の再開には、米朝対話が進展し、北朝鮮の非核化が進まねばならない。米朝会談後、文氏は「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和を構築するためのプロセスが大きな峠を一つ越えた」と満足げに語った。

 今回の会談は表向きはトランプ氏のツイッター投稿による呼びかけがきっかけ。韓国という仲介役が必要ないことが露呈したとも言えるが、文氏がトランプ氏をサポートした印象は残った。韓国の調査機関リアルメーターが7月4日に発表した文氏の支持率は、前週比4.8ポイント増の52.4%で、昨年11月以来の5割回復となった。

 トランプ氏は帰国後、「(G20サミットは)完璧だった!」と安倍首相を称賛した。同時に、米朝会談の実現に関して文氏に謝意を示した。トランプ氏との関係という意味で、韓国は多少なりとも劣勢を挽回した。
【地球コラム】韓国外交の強みと弱み~スピードとアドリブ、欠ける緻密さ~

市庁舎前広場で、サッカーW杯準々決勝対スペイン戦の勝利を喜ぶ韓国サポーター=2002年6月22日、ソウル
サッカーW杯で見せた土壇場の爆発力

 今回の動きを追っていて、既視感があった。17年前、2002年のサッカーW杯日韓大会だ。筆者は当時ソウルで勤務し、韓国の準備状況や大会本番をつぶさに取材した。

 スタジアム建設や大会運営で韓国は準備が遅れ気味で、事前の盛り上がりも欠いていた。早い段階から計画的に着々と準備を進める日本とは対照的で、日本の記者たちは、韓国は大会をうまく開けるのかといぶかったものだ。

 しかし、いざ本番となると、韓国の盛り上がりはすさまじかった。日本はベスト16、韓国は4位という競技の結果ももちろん大きかったが、赤いシャツを着たサポーターがソウル中心部の広場や大通りを埋め尽くし、国中が空前の熱気に包まれ、韓国人は、大会は大成功だったと自賛した。

 当時、ある韓国人がこのような意味のことを言っていた。「日本人は綿密に計画を立て、その通りに物事が運ぶことを良しとするが、韓国人は計画を大ざっぱに立て、本番で予想外のことが起きるのを楽しむ」。韓国人はつぼにはまると即興的に爆発的なエネルギーを放出し、劣勢を盛り返すことがある。

 もう一つ印象的なエピソードがあった。日本人の知人が路上で転倒し、頭を打った。大したことはなさそうだったが、念のために近くの病院で検査をしてもらった。深夜だったので救急窓口に行ったのだが、レントゲンやCTなどいくつかの検査をするという。日本の感覚で、終わるのは朝方になると覚悟した。しかし、検査は次々と流れるように行われ、わずか1時間ほどで「異常なし」の結果とともに病院を出られた。

 韓国人はせっかちで、スピードを重視する。これは「いい加減さ」「大雑把」という弱点とも裏表なのだが、「強み」となることもある。


韓国の「弱み」を知り緻密さで対抗

 日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の判決は、日韓請求権協定という両国関係の根幹を否定する内容であり、日本としては譲歩の余地はない。日本政府は、両国関係に悪影響を及ぼさないよう、韓国政府に対応を求め続けてきた。

 韓国政府はG20サミットの直前になりようやく、日韓企業が資金を拠出し、確定判決を受けた原告に慰謝料相当額を払うという対応策を提示した。しかし、それは韓国で議論され、日本側が難色を示していた日韓企業と韓国政府の「2プラス1」の基金構想よりもさらに後退した内容だった。日本政府が拒否するのは火を見るよりも明らかで、「対応策を示した」ことを強調するだけのアリバイ的提案と言える。

 業を煮やした日本政府は、事実上の報復措置として、韓国向け半導体材料の輸出管理を強化した。日韓請求権協定の原則を守り、かつ日本企業への実害を避けるためには、何らかの手を打つほかなかった。現状を一方的に変えながら、譲歩を迫ってくる相手と対等な立場で交渉するには、強力な「カード」が必要だ。強い措置の姿勢を示した上で、それを取り下げるなどの譲歩をすることで、相手からも譲歩を引き出せる。カードなしに譲歩してくれるほど、韓国は甘くないだろう。

 ただ、今回日本が切ったカードは強力だが、リスクをはらんでいるのも事実だ。韓国企業だけでなく、日本企業も被害を受ける可能性がある。日本国内からも「自由貿易の原則をゆがめる」との批判も上がっており、足並みの乱れも出始めている。オウンゴールとならぬよう気をつけなくてはならない。

 韓国大統領府高官は、日本の規制強化の「不当さと自由貿易主義に反するという事実を主要国に説明する予定だ」と息巻いている。ここでも韓国は、持ち前のスピードとアドリブを駆使し、宣伝戦を展開するだろう。

 ただ、実はそうした韓国は、まねのできない日本の緻密さを警戒している。日本がカードを切ったことで、日韓の攻防はいよいよ本格化するだろう。日本は、韓国の強みと弱みを知った上で、緻密な戦略で落としどころを探り、国益を守らなくてはならない。
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