認知症の数十万人「原因は処方薬」という驚愕

2020年01月22日 | 病気 余命を考える 死を迎える準備


認知症の数十万人「原因は処方薬」という驚愕

1/22(水) 5:20配信

東洋経済オンライン
認知症の数十万人「原因は処方薬」という驚愕

薬剤で尊厳を奪われた高齢者が多数いる(写真:freeangle/PIXTA)

自分の親が病院にかかった途端、別人のように変わり果てる――。
・生気がなくなり、歩くのもおぼつかなくなって、やがて寝たきりになってしまう
・落ち着きを失い、ときに激昂し暴言・暴力をふるう
・記憶力や思考力などの認知機能が低下する
医師から処方される薬剤が原因で、こんな症状に陥る高齢者が数十万人に及ぶかもしれないとしたら信じられるだろうか。海外では早くから、その原因となる薬剤の危険性が指摘されながら、日本では長い間、放置されてきた。最近になって学会が注意を促し始めたが、改善される兆しはない。

【図表】睡眠薬の国別消費量など

薬剤によってこうした症状に陥ることを「薬剤起因性老年症候群」と呼ぶが、高齢者にとって人生総決算の大切な時期に普段の自分を見失うことは、いわば尊厳を奪われるに等しい。注意を要する薬剤を適正に使っていない点では、まさに「薬害・廃人症候群」と呼ぶべきだろう。問題を掘り下げていくと、日本の高齢者医療のひずみが生んだパンドラの箱に突き当たる。計3回連載でその真実に迫る。

■万引きを繰り返したのは認知症のせい

 兵庫県立ひょうごこころの医療センター認知症疾患医療センター長の小田陽彦医師のもとには、認知症やそれに付随するさまざまな問題を抱えた患者がやってくる。

 70歳代の女性患者が「自分は認知症ではないか?」とやってきたのは2015年11月だった。50歳代のころから、うつ病で総合病院精神科での入退院を繰り返していた。この間、万引きをする盗癖がおさまらず、何度も警察沙汰になった。本人は「やってはいけないとわかっている」と言う。認知症検査であるミニメンタルステート検査(MMSE)では30点中24点。23点以下は認知症が疑われる。小田医師は「行動異常型前頭側頭型認知症」を疑った。だが頭部をMRIで調べたが、萎縮などの症状は見つからない。

 「もしかしたら、薬剤起因性老年症候群かもしれない」

 老年症候群とは、高齢者の老化現象が進むことを意味し、薬剤によってもたらされることを薬剤起因性老年症候群と呼んでいる。認知機能の低下(薬剤性認知障害)のほか、過鎮静(過度に鎮静化され寝たきりになるなど)や歩行困難などの運動機能低下、発語困難、興奮や激越(感情が激しくたかぶること)、幻覚、暴力、さまざまな神経・精神症状のほか、食欲不振や排尿障害といった副作用が表れることを指す。日本老年医学会なども最近になって使い始めた言葉だ。


この女性は5種類の薬剤を服用していて、精神科領域の薬剤として、抗精神病薬を1種類、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬2種類を飲んできた。小田医師は、これらの薬剤を一気に中止して様子を見ることにした。依存性のあるベンゾジアゼピン系薬剤の急な断薬は危険だが、窃盗の公判中で、また万引きをすれば刑務所行きも免れないので決断した。

 薬剤を止めて間もなく、表情が明るくなりよくしゃべるようになった。何より盗癖がピタリとおさまったのには驚いた。MMSEも1カ月後には28点に跳ね上がり、その後も満点近い数値で推移している。認知症の疑いはまったくない。

 小田医師が薬剤起因性老年症候群の中で、最も疑っているのがベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬だ。

■最も疑わしいのがベンゾジアゼピン系薬剤

 1960年代に開発されたベンゾジアゼピン系薬剤は、感情などに関わるベンゾジアゼピン受容体に作用して、睡眠薬・抗不安薬として使われている。日本で発売されているもののほとんどがベンゾジアゼピン系で、後発品を含めて約150種類ある。非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬もあるが、作用機序は同じなのでベンゾジアゼピン系と同じような副作用がある。

 ところが、1980年代に海外で高齢者への投与が問題となった。服用したベンゾジアゼピン薬剤を分解する代謝が悪いうえ、排泄する能力も低下しているので体内に蓄積され、効きすぎるリスクがある。過鎮静の症状や認知機能、運動機能の低下などの副作用があることが明らかになり、海外では高齢者には「使用を避けるように」と指摘されている薬剤だ。

 小田医師の元には、ベンゾジアゼピン系薬剤が原因と見られる患者が後を絶たない。

 精神科クリニックで認知症とうつ病と診断された80歳代の女性は、抗認知症薬に抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系薬剤などを服用し始めて間もなく動作が緩慢になり、終日こたつで過ごすようになった。認知機能はMMSEで17点と低かったが、MRIでは海馬の萎縮は目立たない。薬剤を徐々に減らしてみると、動作が速くなって明るさが戻り、デイサービスに出かけられるまでに回復した。レビー小体型の認知症の疑いは残るものの、MMSEは24点に戻った。明らかに薬剤起因性老年症候群に該当する。


「薬を続けていたら、寝たきりになって意思疎通もできずに亡くなっていた可能性が高い」(小田医師)

 ベンゾジアゼピン系薬剤を減薬したら認知機能や過鎮静が改善したケースは、あちこちで聞く。だが、こうした症例は、減薬に取り組んでいる医師だから見抜くことができる。気づかずに見過ごされているケースがほとんどではないだろうか。

 例えば、通院の場合は認知機能が落ちたとしても、薬剤が原因とは医師も患者本人も家族も考えない。急性期病院ではまずは治療すべき病気の治療が優先されるから、ここでも医師が気づくことはほとんどない。転院先の病院では元気な頃の患者を知らないから異常に気づかず、急性期病院の処方を継続することが多い。

 そもそも医師が薬剤の危険性を知らなければ、副作用が起きても「お年ですから」と単なる老化現象で片付けられてしまう。たとえ薬剤を疑っても、複数の薬剤を服用しているから、原因を特定することは難しい。薬剤起因性老年症候群が、今の日本の医療システムの中で埋もれてしまっているのは、そういった事情がある。

■認知機能低下の1~2割が薬剤性という衝撃

 私たちの関心事の1つは、認知機能が低下した患者のうち、薬剤によるものが、どれほどの割合を占めているかということだ。小田医師の見解は、こうだ。

 「認知症の疑いでやってくる患者の1~2割は、薬剤が原因というのが実感だ」

 これはベンゾジアゼピン系薬剤だけでなく、同じように危険性が指摘されている向精神薬なども含めての割合だ。少し古いが、1987年にアメリカのワシントン大学医学部のチームが発表した論文では、認知機能の低下を招いた65歳以上の308人の患者のうち、約11%に当たる35人に薬剤の影響があったと指摘している。

 2017年に日本神経学会が作成した「認知症疾患診療ガイドライン」でも、1999年のアイルランドの論文を引用するかたちで「認知機能障害を呈する患者の中で薬剤に関連すると思われる割合は2~12%」と推測している。


取材で知り合った関東の特別養護老人ホームに勤務する50歳代の看護師も、療養型病院に勤める40歳代の職員も、薬剤によるとみられる過鎮静や認知機能の低下をきたした患者が「2割~3割、あるいはそれ以上」と証言する。

 いずれも1~3割というところで一致している。

 認知機能が低下した1~2割が薬剤起因性老年症候群だと仮定しよう。厚生労働省の研究班が推計した2020年の認知症患者は602万~631万人だ。この患者の1割が薬剤を原因としたものだとすると60万人、2割だと120万人。とんでもない人数になる。

 小田医師は、「認知機能の低下の原因に薬剤が関わっている患者が、それくらいいてもおかしくはない」と話す。

 認知症患者の全員が薬剤を服用しているわけではないので、これは大雑把な推計にすぎない。だが、これがありえない数値だとは誰も反論できない。こういった副作用の本格的な研究がなされてはいないからだ。わかっているのは、さまざまな薬剤が認知機能の低下などを招く薬剤起因性老年症候群は、けっして過小評価できるものではないということだ。それが半年にわたって、この問題を取材してきた私たちの実感でもある。

■海外では以前から危険性指摘

 海外では、このベンゾジアゼピン系薬剤の危険性が早くから指摘されてきた。

 1982年にカナダの保健福祉省が「The Effects of Tranquillization : Benzodiazepine Use in Canada」(精神安定薬の効果:カナダでのベンゾジアゼピン使用)と題する解説本を公表している。この中で「(ベンゾジアゼピン系薬剤の)ジアゼパムによる強いふらつきや過鎮静は若者と比べて高齢者に2倍以上発現する」などと注意を促したうえで「高齢者に使う場合は注意深いモニタリングがとくに重要だ」などと警鐘を鳴らしている。

 アメリカで高齢者医療のバイブルともいわれている「ビアーズ基準」では、1991年の初版からベンゾジアゼピン系薬剤について注意を喚起している。2003年版の改訂版では危険性が「high」(高い)にランクされ、安全のためには「少量からの投与」を勧めている。2012年版では「使用を避けるように」と警告している。

 日本でベンゾジアゼピン系薬剤の危険性を初めて公的に指摘したのは日本老年医学会だ。欧米と比べるとだいぶ遅いが、2005年に作成した「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」の中で『とくに慎重な投与を要する薬物』のリストを公表、「中止・変更を考慮する」と注意喚起している。ベンゾジアゼピン系薬剤は、このリストには当然、含まれている。


取材で知り合った関東の特別養護老人ホームに勤務する50歳代の看護師も、療養型病院に勤める40歳代の職員も、薬剤によるとみられる過鎮静や認知機能の低下をきたした患者が「2割~3割、あるいはそれ以上」と証言する。

 いずれも1~3割というところで一致している。

 認知機能が低下した1~2割が薬剤起因性老年症候群だと仮定しよう。厚生労働省の研究班が推計した2020年の認知症患者は602万~631万人だ。この患者の1割が薬剤を原因としたものだとすると60万人、2割だと120万人。とんでもない人数になる。

 小田医師は、「認知機能の低下の原因に薬剤が関わっている患者が、それくらいいてもおかしくはない」と話す。

 認知症患者の全員が薬剤を服用しているわけではないので、これは大雑把な推計にすぎない。だが、これがありえない数値だとは誰も反論できない。こういった副作用の本格的な研究がなされてはいないからだ。わかっているのは、さまざまな薬剤が認知機能の低下などを招く薬剤起因性老年症候群は、けっして過小評価できるものではないということだ。それが半年にわたって、この問題を取材してきた私たちの実感でもある。

■海外では以前から危険性指摘

 海外では、このベンゾジアゼピン系薬剤の危険性が早くから指摘されてきた。

 1982年にカナダの保健福祉省が「The Effects of Tranquillization : Benzodiazepine Use in Canada」(精神安定薬の効果:カナダでのベンゾジアゼピン使用)と題する解説本を公表している。この中で「(ベンゾジアゼピン系薬剤の)ジアゼパムによる強いふらつきや過鎮静は若者と比べて高齢者に2倍以上発現する」などと注意を促したうえで「高齢者に使う場合は注意深いモニタリングがとくに重要だ」などと警鐘を鳴らしている。

 アメリカで高齢者医療のバイブルともいわれている「ビアーズ基準」では、1991年の初版からベンゾジアゼピン系薬剤について注意を喚起している。2003年版の改訂版では危険性が「high」(高い)にランクされ、安全のためには「少量からの投与」を勧めている。2012年版では「使用を避けるように」と警告している。

 日本でベンゾジアゼピン系薬剤の危険性を初めて公的に指摘したのは日本老年医学会だ。欧米と比べるとだいぶ遅いが、2005年に作成した「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」の中で『とくに慎重な投与を要する薬物』のリストを公表、「中止・変更を考慮する」と注意喚起している。ベンゾジアゼピン系薬剤は、このリストには当然、含まれている。



 (※注1) 数値は過去3年間の平均値で、単位は「統計目的のための1000人当たりの1日投与量」。各国が提出した製造量や輸出入などのデータをもとに、INCBが独自の計算式で算出している。ただ、日本で最も多く使われているデパスは統計には含まれていないなど、必ずしも実態を正確に反映しているとはいえない。

■医師の「不勉強」への驚き

 なぜ医師は危険性が指摘されるベンゾジアゼピン系薬剤の処方を漫然と続けるのか。実は、この問いの先に1番の問題が潜んでいる。

 小田医師は、ベンゾジアゼピン系の危険性を知らない医師が多いことを挙げる。患者のかかりつけ医と手紙でやり取りをする中で感じることだという。

 「医師が自分の処方した薬剤によって認知機能低下などを招いていることに気付いていない。昔、先輩から教えてもらった薬の使い方を、いまだにアップデートしていないのだろう。言ってみれば不勉強。まずは自分の薬が原因で悪くなっていないか、犯人は自分かもしれないという感覚が必要だ」

 老年医学会理事長で学会の薬物療法ガイドラインを作成した東京大学大学院医学系研究科老年病学の秋下雅弘教授の見解も、小田医師とほぼ同じだ。そのうえで、「ガイドラインは、所属する学会員以外にはあまり読まれていない」と嘆く。臓器別に専門が分かれる日本では、老年病学などという横断的な分野のガイドラインに注目する医師は多いとはいえない。つまり危険性を「知らない」医師が多いということを指摘しているのだ。

 古い研究だが、こんな報告書がある。2011年の厚労科学研究費で国立精神・神経医療研究センターの三島和夫氏らがまとめた「高齢者に対する向精神薬の使用実態と適切な使用方法の確立に関する研究」で、睡眠薬・抗不安薬の処方の8割が、精神・神経科以外の「一般身体科」からのものであると報告されている。

 日本では医師免許さえあれば、専門外であっても処方できるのだが、専門外の分野の薬剤を処方するなら、それ相応の知識と情報を得ることが大切だ。専門外だと論文などに目を通す機会が減るなど情報量は格段に少なくなる。危険性も知らなければ、副作用にも気付かないという恐ろしい事態に陥っている可能性もある。

 この危険なベンゾジアゼピン系の薬剤、医療現場でどのように使われているのか。その驚くべき医療現場の使用実態が明らかになっていく。

 (第2回に続く)

坂口 直 :医薬経済社編集部 記者/辰濃 哲郎 :ノンフィクション作家





say yes | 8時間前

医師の勉強不足は有ると思います。
医師は死ぬまで医師で、自身が死ぬまで患者さんを診ると思います。
ならば、死ぬまで勉強して欲しいと思います。
今は医学、薬学が急速に進んでいます。
特に、開業なさっているベテラン先生は、かかりつけ医療制度も有り、『様子をみましょう』で終わらない様、患者さんが手遅れにならない様、よろしくお願いしたいと思います。

返信7

872
85

nad***** |1時間前

勉強不足なんていう逃げは許されない。海外ではベンゾは二週間以上は連続使用ダメなところばかりだよ。厚労省が規制しないからといって安易に処方してきた罪はある。
いまや発達障害の子供にも処方したり内科や整形でも気軽に処方するけどどれだけ危険か!
私はどの処方薬でも自分で調べてから飲むことにしてる。家族のも同様。
8
1
ita***** |40分前

医者も色々だろうけれど、全ての医者が水準を保つ為に『絶対的に勉強しなければならない』とするもの・ ・ ・ ・

つまり、医師免許の更新制度がない  ものね・ ・ ・
そして、医療の現場は、とっくに『それどころじゃ無い』。
4
0
ret***** |4時間前

医師におんぶにだっこ過ぎる。医師だって普通の人間だぞ。他人に努力を求める前に自分も努力して病気にならないようにしてくれ。
14
14
ajd |2時間前

いや医師の勉強不足はあるよ
あんまり期待はしないほうがいいよ
皆さんも会ったことあるでしょ、ヤブ医者ってやつにw
11
2
wnx***** |2時間前

製薬会社との癒着も見逃せない。勉強不足の医者なんてザラにいる。カネ目当てで医者になっている人間が殆ど。医者に認知症にされないよう、殺されないよう患者はしっかり病気について勉強する必要がある。
6
2
mom***** |4時間前

では対価を払わないと。

相手に死ぬまでお勉強をさせておいて、自分が具合が悪くなった時だけ利用したいだなんてご無体な。求めるなら与えないと。患者さんがお医者様にすべてを捧げます、っていう覚悟で受診することからはじめないと。
15
17
***** |7時間前

文章見てて、他力本願っぽい

多分、医師はあなたの数百倍勉強してる
31
35

コメントを書く

tyk**** | 8時間前

自動車の免許は一応更新手続きが必要で、視力検査も行われている。
そして昨今では高齢者にはそれなりの認知機能のテストを課したり世の中の動きとして免許の返納を促している。
ところが医師に関しては全く無い。つまり野放しだ。
法律家は一応確認しなくては裁判も行えないが、医師は野放しでも免許さえあれば違法では無いし通常の業務に就ける。
こんなおかしい事は無いよね?

返信7

850
85

トッポ |6時間前

医師の免許更新には一理あるし、今自分が試験を受けたらギリ合格レベルかなあとかおもいます。問題は医師により専門にしている科が違うので、例えば総合内科と耳鼻咽喉科では知識差が10倍以上あるので公平に更新試験ができるのか?また他の国家資格:看護師、薬剤師他も更新制にできるのか?更新試験で医師が更新できなかったら僻地の無医村化が進むのでは?とかいろいろあります。
23
3
tcf***** |1時間前

最近見たテレビの睡眠問題で2人の医師が出てて、そのうち若い医師の方は睡眠薬の副作用を述べてましたがもう1人の睡眠専門家の学者の方は副作用のない睡眠薬がある…と言ってました。その高名な学者のかたは以前やはりテレビで最近の睡眠薬は副作用がないから不眠症改善用にと推奨されてました。

私は事故でのムチ打ちにより睡眠障害が出て近くの医師より睡眠薬の服用を勧められそのまま依存症になり肝臓の病に悩まされてます。そのあと、製薬会社の説明書を見る機会があり、それには依存性の副作用が多数の人にみられると書かれてたのに驚きました。薬を長期に服用すれば肝臓に障害がでるのは当然のことだと思います。薬を止められないのは自分の意志が弱いせいと自分を責めてました。最初の医師から睡眠薬を勧められたとき副作用はないからと強調されて安心してしまいました。今は皮膚科の薬であってもネットで副作用を検索するようにしてます。
6
1
mbp***** |2時間前

同意します。医師になってからも勉強は一生必要と思いますがそうではない医師も一定数いることが事実なので。
6
0
ajd |2時間前

この記事のことは知ってました
親が認知症になって調べていくとそうだった
うちの両親は薬飲みたくない派だけど…

老人って国や医師弁護士の言うことは信用しますよね
不要な薬は処方しなきゃいいと思うんですけど
なんでするんですか?
9
2
***** |6時間前

問題の半分は医師より高齢の患者だよ。
うちの患者も大半が10種類以上飲んでいて、そのうちの半分は正直いらない薬。
それは医師の責任だが、こと眠剤や安定剤になると、高齢者自身がくれくれとワガママを言う。
精神科医の薬と認知症の関係ははっきり証明されたわけではないと思うが、薬は体に負担がかかる上、本来なら高齢になったら眠れないのが当然なのに、若い頃の睡眠を取れないと満足せずに医師に薬を要求してワガママをいう。
仮に認知症と関係なくても、仕事もしていない人間が眠れないことで起こる問題と、眠剤で頭がはっきりしていない高齢者が夜間に転んで寝たきりになる危険性の問題、どちらが重大かわからない高齢者が多い。
愚かな年寄りが多すぎる。
30
17
yan***** |1時間前

医者は不足してるらしいと聞くが免許更新制にして更に医者がいなくなったらさぁ大変となるかも??
まぁ難しい問題ですね。
4
1
tamar***** |5時間前

くれという患者に処方することが間違っているのでは?
患者に不要な薬であることを説明して、納得させるべきだと思います。
31
11

コメントを書く

恐れず正論を! | 8時間前

日本の精神医学界は非常に遅れており、鬱病もそうだが現場では精神科医は投薬治療の優先しすぎている。

根底には精神科医は相当数の患者を捌く必要があるのと、製薬会社の利権。

首都圏であってもどこの精神科も患者で溢れており、キャパオーバー。加えて医療カウンセリングは保健は効かず実費な上、1日に受け入れられる数は非常に少ないのが現状。臨床心理士の労働環境の悪さも指摘されている。

国は生活習慣病や福祉には敏感だが、精神科の部分の改善には非常に腰が重い。成果が見えにくいのはわかるが、このままでは投薬治療の問題が広がる一方だろう。

返信0

674
67

stk***** | 7時間前

知り合いが瞼が開けにくくなり、デパスが原因ではと言われたそう。夜眠れなくて母親のデパスを飲んでみたらよく眠れたのでそれから、やめられなくなったらしい。母親に処方してきてもらったものを飲み続けていた。原因不明の病気が実は薬の副作用だったというのは、実はたくさん事例がありそうな気がする。特に向精神薬や高コリン系は注意が必要な気がする。メリットがデメリットを上回る場合は仕方ないと思うが。

返信0

66
3

hi***** | 6時間前

薬剤は多かれ少なかれ副作用が必ず有るので、高齢になるに従って身体の耐性も変わったり落ちたりするので、特に病院で入院時に処方される強い薬は重篤な症状を併発する事も有る。
私の姉の義父がやたら薬好きなのか常に7~8種類の薬を飲んでいた、聞くと薬をたくさん出す医者が良い医者で、出さない医者はヤブ医者と言う変な思い込みが有るらしく、高齢者は押し並べて同じ事を言う人が多い。
病院行けば高齢者同士で身体の不具合自慢合戦で薬の多さも自慢らしい。
病院の対応も必要だと思うけど、患者の問題も有る様に思います。

返信2

79
8

tyo***** |8分前

認知症で、薬を何度も飲もうとする人に偽薬を飲ませて安心させる、というのがありますね。認知症でない場合は通用しないかもしれませんが、薬の意識が変わらないなら、そういう手で誤魔化すしかないかも。薬なんて、飲む量が少ないに越したことないのに。
0
0
TULIP |1時間前

患者に適切なアドバイスをくれることなんて無いに等しいんだろうなと

処方薬をさばくことがメインになってしまった医療サイド

環境も健康も悪循環から抜け出せなくて四苦八苦するしかない
2
0

コメントを書く

yoh***** | 6時間前

嚥下障害の認知症の方でたくさん向精神薬を飲んでいる方が、薬を止めることで改善することは現場ではよくありますが、なかなか主治医が理解をしめさず止めてくれない。こちらで勝手に止めさせられないし、長年の課題です。

返信0

70
5

chi***** | 7時間前

病院はこちらから言わないと、減薬してくれない。うちは認知症が進んで自分で薬が飲めなくなってから、家族が一緒に通院して薬を減らした。
太ってた人が病気で痩せたのに、高血圧と脂質異常症の薬が出ていて、その他に漫然と出されているよくわからない薬があった。
薬減らしても、血液検査と血圧は正常です。
認知症は薬のせいではないと思うが、血圧は下がりすぎてたような気がする。

返信1

54
5

Sep***** |4時間前

こちらから言わないと減薬してくれないのは経験した。私は職場のパワハラで適応障害となりデパスを服用。数ヶ月の休養を経て少しずつ回復してきた。

しかし医師の診察は毎回数秒で「ではまた同じ薬を出しておきますね、次は一ヶ月後」でのみ。
回復がどの程度なのか、減薬できるのかどうか等の判断をしているとは到底思えず「そろそろ薬を減らしたいのですがいかがでしょうか」とこちらから尋ねると「では0.25減らしますね」で終わり。医師は本当に専門的な知識を持って患者を診察し判断をしているのかと不安に思った。
16
2

コメントを書く

hav***** | 8時間前

医薬医療経済の悪循環というか
国力を敷いては無くしてしまうのが
医療界なのかもしれません

医は算術とはよく言ったものですね

その背景には 利権なんだろうと

降圧剤も貼り薬も そして 整骨医院保険適用部分など
生存競争していますからね

特に 精神薬の分野はよくわからないですね
通院歴が長い患者も多数いますし

返信1

68
9

*****ra | 4時間前

ベンゾ連用のリスク、認知症との関連、医師の不勉強。だいぶ突っ込んだ記事となっている。しかしもっとも重要な「安全な漸減方法」と「急減薬の場合の激烈な離脱症状」についてまったく述べられていない。この記事を見て「やめたいと思う患者」と「可能な限りやめさせたいと思う医師」との共通目的のもと、急減薬(例えば半年なり)を行ってしまう可能性がさらに広まることに危惧する。「薬が原因で悪くなっていないかという感覚が必要だ」もそうだが「減らしたことによるさらなる悪化」に対してさらに注意深く真摯に対応する必要がある。
そして相変わらずこの手の記事の焦点は高齢者のままだ。高齢者ももちろん厳しい事態になることは変わらないが、まだ働き盛りの大黒柱であったりシングルマザーであったりなど生活に余裕が持てず「ゆっくりとした年単位の漸減」ができない環境にある服薬者の方がはるかに厳しい状況にあることに言及してほしい。

返信0

36
3

「ドタンバのマナー」ロンパパ | 4時間前

認知症の母の主治医は、子である私の要請で色々クスリの種類を変え試すことを受け入れてくれました。
特定の薬のときだけ夜中に起きて出かけようとする作用が現れたのですぐに使用中止し元に戻したら、その行動は無くなりました。
その薬が駄目なのではなく(タミフルもインフルに罹った若者の極一部にだけ悪作用するように)、人による相性の差のようです。

臨機応変に対応してくれる医師のおかげで最適な薬が選び出せたような気がします。




fin***** | 1時間前

心療内科からもらう薬を飲み始めたらもう最後だ。
医師から言われた薬を飲み始めた途端、薬依存でどんどん悪くなっている人を何人見たことか。

返信0

2
0

御座候 | 4時間前

介護医療付きマンションやホームで徘徊症状が出ると漏れなく薬漬けにされる。現場では人が足りないから安全管理上の処置だ。
認知症の処方薬は治療が目的ではないことを家族は知る必要がある。

返信0

2
0

aaaddd | 50分前

認知症の話題になると、たいして認知症について詳しくないくせに、尊厳死や安楽死を礼賛したり、免許返納がどうだと話題をそらしたりするバカが沸いて本当に腹が立つ。
認知症がとアルツハイマー病の違いすら分かってない人多いよね。

返信0

0
0

‥ | 3時間前

やっぱり、長生きは生き地獄ですね、我が国では。
こうなれば、年金は早々に受給して、さっさと死んだ方が幸せだ。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 眞子さま“愛の短歌”の波紋…爆... | トップ | 大学教授の後継になってくれ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

病気 余命を考える 死を迎える準備」カテゴリの最新記事