コロナ詐欺に遭い3か月で2300万円消失。看護師40代の後悔

2020年12月05日 | 日記
コロナ詐欺に遭い3か月で2300万円消失。看護師40代の後悔

11/23(月) 8:55配信
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週刊SPA!

望月由美さん(看護師・仮名・44歳)の口座の送金記録

 収入減に会社倒産、投資失敗……コロナを機に無一文となる人が後を絶たない。突然に訪れた無と絶望とはいかほどのものか。今回は詐欺で貯金全額を失った40代の女性を取材した。
コロナ関連詐欺に遭い3か月で全財産消失、おまけに借金も負う

「4月に、『コロナでコンサートができず困窮しているので援助してほしい』と言われ100万円を振り込んだのが最初でした」

 望月由美さん(看護師・仮名・44歳)にツイッターを経由して嘆願してきたのは、某グラミー賞歌手ともコラボしているアメリカ人ピアニストの「L」。望月さんとは相互フォローをしていたが、それがLのなりすましアカウントであることを知る由もなかったという。

 Lはその後も「コロナで自分の関わっている孤児院が運営難になっている」、果ては「コロナ禍で妻と険悪になり離婚するから裁判費用が必要」などコロナ禍と結びつけて自身が運営する「慈善団体」にお金を振り込むよう要求した。

 望月さんの口座の送金記録をみせてもらった。1000万円近くを入金しようとしたが、「額が多すぎて一度に振り込めず、複数回に分けた」という。

 件のアカウントとやり取りもスマホに残っていた。相手には免許証の写真まで送ってしまっているという望月さん。悪用されなければよいが……。
被害総額2300万円

 望月さんはそのたびに大金を送金していたが、相手がチャット以外の連絡に応じないことから、ようやく詐欺を疑い警察に駆け込んだのが7月末。振り込んだ総額は約1700万円に上っていた。

 途中で預金が尽き、生命保険までも解約したが足りず、銀行のフリーローンと手持ちのクレジットカードローン7~8枚分を合わせて600万円を借り入れた。
なぜ、そこまで?

 望月さんはなぜ、そこまでして要求に従ってしまったのか?

「職業柄、困っている人を見逃せない性質が裏目に出た」というが、相手は当初から「君が好きだ」などと甘言を弄していたらしく、コロナ禍に便乗した国際ロマンス詐欺の要素もあったと考えられる。

 ともかく警察からは介入が難しいと匙を投げられたため、直談判を決意した望月さん。執念が実を結びビデオ通話が繋がるも、スマホにはアフリカのような風景と剥き出しの地面、サンダルを履いた色黒の足が一瞬映り込んで切れたという。

「命があるだけありがたい。それに彼らと違って私は立派に仕事もしていてまた稼げるので」

 3か月で莫大な資産を失った以上、そう割り切る以外ないのかもしれない。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[[コロナで無一文]衝撃ルポ]―

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