白いトウモロコシ タイで「北海道」冠する模倣品拡大
6/16(日) 6:04配信
北海道新聞
白いトウモロコシ タイで「北海道」冠する模倣品拡大
バンコクのスーパーに売られているタイ産白いトウモロコシ。パッケージには「北海道」の文字も
海外の北海道フェアなどで人気の白いトウモロコシが、農業大国のタイで続々と生産され始めている。
「ピュアホワイト北海道」などの名前で市場に出回り、価格は日本からの輸入品の半分以下。タイは3月に日本産トウモロコシの輸入を禁止したばかりで、貿易関係者からは「日本産が締め出され、模倣品が広がるなんて」と嘆きが漏れる。
白いトウモロコシ タイで「北海道」冠する模倣品拡大
ナコンラチャシマ県でピュアホワイトを生産・販売しているピムラダーさん
タイ産だが商品名に「北海道」
タイ東北部ナコンラチャシマ県の山あいに広がるトウモロコシ畑。雪印種苗(札幌)が開発した、甘みが強く、生でも食べられる白色の品種「ピュアホワイト」が栽培されていた。生産者のピムラダーさん(46)は「タイで主流の黄色のスイートコーンより割高だけれど、甘くてみずみずしいと人気よ」と誇らしげに話した。
この農家は昨年、生産を始めた。南国のタイでは年中収穫でき、毎月の生産量は約8千本。「ピュアホワイト北海道ミルク」の名前でネット販売し、全国から注文があるという。今後はアイスなどの加工品開発や中国への輸出も検討中だ。
タイで白いトウモロコシが知られるようになったのはここ数年で、北海道フェアや日本旅行ブームがきっかけとされる。タイのフェアで北海道産は1本約280バーツ(約970円)と高値にもかかわらず人気商品だったが、昨年ごろから市場にタイ産が流通し始めた。価格は1本30~70バーツ(100~240円)と割安で、「ピュアホワイトコーン北海道」「北海道ミルクコーン」など「北海道」を冠した商品名が多い。
知人に依頼し種を郵送
農家はどこから種を入手しているのか。雪印種苗によると「ピュアホワイトの種は海外には販売していない」が、タイの農家は「日本在住の知人に種を買ってもらい、郵送してもらっている」と明かす。タイ農業・協同組合省は「白いトウモロコシはタイで品種登録されていないが、生産や販売は違法でない」という。
アジアでは日本の人気商品はまねをされやすく、数年前にはタイで夕張メロンの模倣品も出回った。(ナコンラチャシマ県、バンコクで堂本晴美、写真も)
hir***** | 6時間前
厳しいルールを決めないと。パクリは中国韓国だけじゃない。タイも他のアジアも隙あらば盗むし日本を追い出すよ?ライセンス契約してるただのコピペグループのくせに、人気が出れば、日本を排除してるBNK48の一件をみれば、彼らのやり方や性格がわかる。
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返信27
通りすがり | 6時間前
北海道という品種名として認識されている作物をタイで生産することに問題があるのだろうか?日本で種を買って、タイで栽培することには、どのような不法性があるのか、その辺をもっと掘り下げてくれないと。
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返信45
ka | 6時間前
>タイ農業・協同組合省は「白いトウモロコシはタイで品種登録されていないが、生産や販売は違法でない」という。
雪印種苗は早く手を打つべきでは?、中韓が間に入って品種登録するかも。
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返信0
yoh***** | 5時間前
タイによく行くが、日本製品を真似した食べ物は市場に広く出回っている。お茶ソフトドリンク、煎餅や米菓、エビせん、「富士山」パン、最近ではアイスの餅が人気でよく見かける。品質はやはり落ちるが、それなりに食べれるし値段も2割~5割ほど安い。「北海道」を冠するのはいい気がしないが、問題はそれが違法かどうかだ。種を友達に送ってもらうのが違法か、タイで日本産農作物を生産するのが違法なのか、「北海道」と関するのが違法なのか、ただ単に「北海道由来のホワイトコーン」とすれば問題ないのか。その辺をはっきりと教えてほしい。日本の生産者、農協、種会社さんとかはちゃんと他国でもブランドを登録して見張っていないとこのようなことはそこらじゅうで起こるし、回避は難しい。相手ばかりを責められないのでは?
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返信5
lov***** | 6時間前
種を個人で日本から送るというのは案外簡単です
個人で入手するというのも、種苗店や販売店がネット通販してるので手に入ります
問題点の国外への持ち出しですが、EMSでも少量なら送れますし、他の形態でも送れます
ここで問題なのは、植物検疫です
種子であるならば、植物検疫を受けなければなりませんが品種名までは明記しなくてもいいはず
「とうもろこし」で申請だしちゃえば、検疫官だって品種名までは調べないし、偽れちゃいますからね
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返信5
bau***** | 5時間前
由々しきことだが、違法性があるのか疑問。模倣品ってあるけどこのトウモロコシに関しては日本から種を入手しているのだから、本物そのものでは。もちろん農作物は気候風土や栽培技術に影響されるから、同じ品質とまでは言わないが。日本でも昔は外国産しか見かけなかったものが最近は国内で栽培されたりする野菜や果物ありますが、それとどう違うのかなとは思う。それよりなぜタイは日本産トウモロコシを輸入禁止にしたのかな?
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返信3
voi***** | 5時間前
ピュアホワイトの種自体は日本のどこでも買えるからね。
生産者向けに限ってるわけでもない。
ただ北海道と名前を冠するのはどうかというだけ。
違法性を問うこともできないだろうね。
雪印種苗がタイで品種登録して、
現地で売る体制を整えるほかないのでは?
サカタやタキイといった日本の種苗メーカーは
すでに海外進出も進めてるし、できなくはないはず。
タイの山岳地帯なら寒暖差もあるだろうし、
結構おいしいのができるんじゃないか?
ただ、トウモロコシというのはとにかく鮮度が大事で
なべを火をかけてから収穫に行けというくらい。
実そのものは簡単に輸出というわけにはいかないから、
北海道産を上手にブランド化して、
種子は種子で輸出でも収益がとれる体制を作るしかないのでは?
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返信1
swe**** | 5時間前
良いものをまねするというのは当然のことなので、これは日本側が種の持ち出しなどを厳しく制限していかないといけない。新種を開発する人は、それがまねされる、盗まれるリスクを念頭に置いておくべき。
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返信0
s_o***** | 3時間前
一番問題なのは、模倣品(ネームバリュー)ではなく、品種(遺伝子)そのものが流出してしまっている可能性があること。この前の牛の精子のように。
輸送時間の問題で生野菜は棲み分け可能と考えても、賞味期限延長した加工品は、同品質廉価版が逆輸入される危険性がある。労働力は向こうの方が安いから。そうなると、減るのはこちらの純正品の売上で、農家はみんな潰れてしまう。
そういうのも含めて、全て守っていけると考えて、JAは何もしていないのでしょうか?
なぜ、その逆の手を考えないのでしょうか?売れるマーケットはタイにもあることを暗示してますよね?輸送コストの話が難しいことはよく分かりますが。
汗かいてもやるべきことは沢山あるように思います。