生活保護費を袋ごと回収 宗教法人が貧困ビジネス さいたま市が処分

2017年01月27日 | 政治社会問題
生活保護費を袋ごと回収 宗教法人が貧困ビジネス さいたま市が処分
産経新聞 1/27(金) 11:47配信

 さいたま市は26日、生活保護受給者が受け取ったばかりの生活保護費を強制的に回収、管理したとして、同市岩槻区内で生活困窮者受け入れ施設を経営する宗教法人「善弘寺分院宗永寺」(東京都足立区)に対し、市内で新たな施設を開設しないよう命じる行政処分を出したと発表した。

 処分は市の「貧困ビジネス」規制条例に基づき、26日付。宗永寺が岩槻区内で経営する5施設のうち4施設で新規入居者を受け入れないよう命じる処分も出した。残る1施設は平成27年12月に施設の無許可建設で同様の処分を受けている。

 市生活福祉課によると、岩槻区役所が東武岩槻駅付近に移転した後の24年ごろから、入居者がバスで区役所を訪れ、施設関係者が生活保護費を袋ごと回収する様子が確認されるようになった。国の指針では原則、金銭の管理は受給者本人が行うとされている。

 同課は27年の処分後、施設への立ち入り検査を重ね、改善を指導。施設側は「契約に基づく管理」としていたが態度を軟化。昨年末には入居者の4割に当たる約100人が契約解除を届け出たが、今年1月の受給日には契約に基づかずに回収を継続していた。

 宗永寺は18年3月ごろから施設を経営、さいたま市外から路上生活者を勧誘しており、今年1月時点の利用者は5施設で計220人程度だという。
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