この野郎も徹底的に追い詰めるべきだ。

2019年10月30日 | 政治社会問題


悪党の教員共をはびこらせた全校長が現場にでれなくなり<<腐れの同じ教育委員会に移動して給料をもらう>>

この野郎も徹底的に追い詰めるべきだ。

陰湿な犯罪者を追い詰めて社会的制裁をしないと<<法律など、こんな連中に罰など大した事にならない>> クソ法律が日本は甘ちゃんなので社会的な制裁を別に加えなければ社会の治安は守れない段階に来ている。





東須磨小学校の前校長、現勤務校から市教委付に異動へ 問題発覚後、体調不良で出勤せず

10/30(水) 5:03配信

神戸新聞NEXT
東須磨小学校の前校長、現勤務校から市教委付に異動へ 問題発覚後、体調不良で出勤せず

神戸市教育委員会が入るビル=神戸市中央区東川崎町1

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、体調不良を理由に休んでいる前校長=4月に別の小学校に転任=を市教育委員会付とし、現在の勤務校に新たな校長を赴任させる方向で市教委が検討していることが29日、関係者への取材で分かった。

【図】東須磨小の問題で廃止が決まった「神戸方式」による教員異動の仕組み

 前校長を巡っては、東須磨小の教頭だった2017年度、現在療養中の男性教員(25)に飲み会への参加を強要し、後に「パワハラと言われても仕方ない」と話したことが判明。さらに18年度には、別の教員から加害教員4人について「(男性教員への)ふざけが度を過ぎている」との訴えを受けながら、具体的な追及をせず、市教委にも報告していないなど、消極的な対応が明らかになっている。

 前校長は問題発覚後に現在の勤務校を休み、保護者に「12月末まで診療が必要と診断された」との説明文書を配布。現在は教頭が校長の職務代理を務めている。

 関係者によると、異動は11月1日付。ハラスメントを調べる外部調査委員会の聴取などもあり、市教委は前校長の早期復帰は難しく、このままでは学校運営に支障が出ると判断したとみられる。(井上 駿)
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給与差し止め条例、世論に押されわずか5日で成立 条例改正に市会困惑「議論足りたか」

10/30(水) 5:03配信

神戸新聞NEXT
給与差し止め条例、世論に押されわずか5日で成立 条例改正に市会困惑「議論足りたか」

神戸市会総務財政常任委員会で条例改正案を審議する委員ら=28日午後、神戸市役所

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題を受け、神戸市会で29日に可決、成立した条例改正案は、市当局の市会運営委員会への議案説明から、わずか5日での成立となった。世間の厳しい批判を受け、有給休暇の扱いとなっている加害教員4人の給与差し止めを急ぎたい市当局と、反対しづらい立場の議員という構図が、異例のスピード成立を可能にした。

【表】神戸市会、各会派の意見


 「教育の権限がない市長が事態打開のため何ができるのか(中略)。近日に必要な対応をするつもり」

 東須磨小の問題を巡り、久元喜造市長は20日、前例のない対応を宣言するかのように自身のツイッターに書き込んだ。市や市教育委員会には、加害教員が有給休暇の扱いとなっていることへの批判が相次いでいた。ほぼ同時期、市当局は弁護士や議会関係者らの意見を聞きつつ、条例整備に向けた調整を水面下で進めていた。

 ただ、今回のような条例改正は職員の身分保障を制約することになるため、他自治体でもほとんど例がない。当初は今回の問題に特化した条例案の提出も検討したが、「平等な取り扱いを定めた法に抵触する可能性がある」と断念。条例改正案の市会審議では市幹部が今回の問題を念頭に置いた措置であることを強調し、「審議が長引けば、その分(加害教員に)給与が支払われる」と早期成立への理解を求めた。

 改正条例案は賛成多数で可決、成立したが、与党議員は「議論の時間があまりにも足りない。議論が長引くほど世間の批判を浴びる」と困惑する。ベテラン議員は「やむを得ない面もあるが、市長が世論に過剰に反応している」と指摘する。「この条例改正で本当に4人全員の給与を差し止めることができるのか。できなければ、パフォーマンスと取られかねない」

 一方、神戸市職員労働組合(市職労)幹部は「事前説明を受けていなかった」と戸惑う。「市職員の身分に関わることなので、本来であれば説明があるべきだ。成立を急ぐあまり、対応できなかったのではないか」と話した。

 市教委の担当者は「給与や分限・懲戒に関する条例は(任命権者が異なる)市と市教委で一本化されており、条例改正は市長部局で提案するのが通例」とした上で、「条例改正を厳格に受け止め、適切に対応したい」と言葉少なだった。(石沢菜々子、長谷部崇)
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神戸いじめ教諭 給与の支払い差し止め案提出へ 自主退職も受理しない方針

10/24(木) 19:02配信

読売テレビ

読売テレビ

 神戸市の小学校での教諭4人によるいじめ問題で、市は処分の決定前に4人の給与の支払いを差し止めることができる条例改正案を、市議会に提出する方針を明らかにした。

 後輩教諭にいじめを繰り返していた神戸市立東須磨小学校の教諭4人は、学校からの指示を受け、今月1日から有休休暇の扱いで休んでいる。

 現在も、4人に給与が支払われていることに、市民から苦情が相次いでいることから、神戸市の久元喜造市長は今回のような重大事案があった場合、処分の前に給与の支払いを差し止めることができる条例の改正案を、28日の市議会に提出する方針を明らかにした。

久元喜造市長「(4人による)行為のおぞましさから、市民の理解を得難い。現行の法と条例ではそうせざるを得ず、これを改める」

 また、教育委員会は処分前に4人が自主退職した場合、退職金が支払われるため、自主退職を申し出ても受理しないことを決めている。
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神戸の教諭いじめ 職員室や児童の面前でも堂々と…背景に管理職の甘い認識

10/24(木) 19:59配信

産経新聞
神戸の教諭いじめ 職員室や児童の面前でも堂々と…背景に管理職の甘い認識

東須磨小教員いじめ問題で会見する東須磨小学校の仁王美貴校長(会見席右)ら=9日午後、神戸市中央区の神戸市役所(南雲都撮影)

 神戸市立東須磨小(同市須磨区)で起きた前代未聞の教諭間のいじめ問題。男性教諭(25)に対する先輩教諭4人からの暴言や暴力は少なくとも1年以上続き、職員室や児童の面前でも堂々と行われた。校長や他の同僚教諭が事態の異常さを把握していたにも関わらず、4人の暴走を止めることができなかった背景には何があったのか。(木下未希)

 ■50件超の被害訴え

 「職員室が怖かった分、毎日子供といる時間が幸せでたまらなかった」。今月10日、被害を受けた男性教諭が児童に宛てた1通の手紙。大学卒業後、同校で教師としての一歩を踏み出した被害教諭を待っていたのは、先輩教諭4人からの壮絶ないじめだった。

 加害側は30代の男性教諭3人と40代の女性教諭1人。児童のいじめ指導などにも携わっていた。

 関係者によると、被害教諭は着任した平成29年から、からかいなどの過度な「いじり」を受けており、昨年春頃から徐々に加害側の言動が過激化したという。羽交い締めにされ激辛カレーを無理やり食べさせられたほか、熱湯の入ったやかんを顔につけられるなど、被害教諭が訴えるいじめ行為は50以上。被害教諭は精神的に不安定になり、今年9月から欠勤。一方の加害教諭4人も有給休暇の扱いで休んでいる。

 今月11日、被害教諭の代理人から被害届が提出され、兵庫県警が暴行容疑で捜査を開始。18日には市教委設置の調査委員会が初会合を開くなど、実態解明に向け動き始めた。

 市は、休んでいる加害教諭4人に給与などが支払われ続けている点に批判が寄せられていることを受け、給与の支払いを差し止める新条例を検討中。久元喜造市長は24日、「加害教諭の行為のおぞましさから見て、(給与支給は)市民の理解は得られない。教壇に立たせるわけにはいかず、早急に対応する」と述べた。

 ■管理職の認識甘く

 いじめの長期化を招いた背景には、校長ら管理職の認識の甘さと対応の遅さが指摘されている。

 昨年度から加害教諭らの行為を見かねた複数の教員が前校長に相談していたにも関わらず、前校長は加害教諭に対して具体的な指導を怠り、市教委にも報告していなかった。さらに被害教諭に「(加害教諭に)お世話になっとるやんな」と念を押し、いじめの相談に取り合っていなかったこともわかった。

 今年4月に就任した仁王美貴校長(55)も7月、被害教諭との面談で状況を把握したにも関わらず、加害教諭4人への口頭注意のみにとどめていた。仁王校長は9日の会見で、「赴任当初から加害教諭は職員室の中で悪い言葉遣いや高圧的な態度が見られた」としつつも、「悪質ないじめが行われているとは気がつかなかった」と釈明。被害教諭のSOSが届くことはなかった。

 ■変わらぬ隠蔽体質

 「不祥事が二度と起きないよう組織風土と学校現場を抜本的に改革する」。18日に開かれた調査委の初会合で長田淳教育長はこう強調したが、市民の間では不信感が拭えない。

 平成28年10月、神戸市立中3年の女子生徒=当時(14)=が自殺した際には、市教委が当時の校長にいじめの内容を記した調査メモの隠(いん)蔽(ぺい)を指示していた問題が発覚。今回も、市教委が具体的な聞き取りや対策を講じなかったことに批判があがっている。

 また、「神戸方式」と呼ばれる独自の教員の人事異動方式が問題の一端になったとの指摘もある。勤務校と異動先の校長が協議して異動案を決め、市教委が追認する方式だ。「校長の権限が強くなる」とされ、教育現場の隠蔽体質を助長していると声も出ている。

 問題の背景を、近畿大教職教育部の丸岡俊之教授は「保護者の厳しい目や評価を気にして学校現場だけで抑えようと問題を矮(わい)小(しょう)化する傾向がある」と説明。その上で、「現場の教員が市教委に直接被害を訴えるのは難しいケースもある。外部にも複数の相談窓口を設け、周知を徹底するなど二重三重の救済システムが必要」と強調している。
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「加害者教壇去って」「教員志願者が失望」 神戸・教員暴行で保護者、元教師ら意見続々

10/24(木) 8:35配信

神戸新聞NEXT
「加害者教壇去って」「教員志願者が失望」 神戸・教員暴行で保護者、元教師ら意見続々

教員間の暴行・暴言問題で説明会に集まった保護者ら=16日夜、神戸市須磨区堀池町1、市立東須磨小学校

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題を巡り、神戸新聞社が双方向型報道「スクープラボ」で意見を募ったところ、保護者や教員、読者などさまざまな立場から約160件の投稿が寄せられた。加害教員4人への厳しい非難や、歴代校長や市教育委員会の責任を問う声の一方、精神的に不安定になり療養を余儀なくされている被害教員への励ましも多く届いた。主な内容を紹介する。

【写真】「二度と教壇に立ってほしくない」寄せられた主な意見

■保護者から

 小学5年の子どもを育てる母親は、家庭でこんな会話があったことを教えてくれた。「学校で東須磨小のような問題を見たらどうする?」と子どもに尋ねると、「校長先生に言う」と答えが返ってきた。そこで「今回は校長先生も放っておいたんやで」と伝えると、言葉を失ったという。

 だが、次に戸惑ったのは母親だった。「いじめた先生は悪いことをしたのに、警察に捕まらへんの?」。子どもにそう問われ、「今度は私が答えることができませんでした」と書いた。

 加害教員の行為については「いじめなどという生易しいものではない」と指弾する声が相次いだ。「もう学校を信じられない」「(加害教員は)今後、どこの学校現場にも立たせないでほしい」との意見も目立った。

 最近、参観日で小学校に行ったという保護者は「子どもたちは先生を信じ切って授業に取り組んでいた」と感想を記し、続けて訴えた。「そんな子どもたちを裏切るようなことは、絶対にしないでほしい」

 ただ、寄せられたのは不信感ばかりではない。既に大学生になった子どもがいるという主婦は「子どもが小学生の頃の校長先生は素晴らしかった」という。毎朝のように学校周辺を清掃し、校長室は誰もが入りやすいように戸を開けたまま。「子どもにも保護者にもどこまでも優しく、毅然(きぜん)と対応していた」と振り返った。

■教育現場から

 現役教員やOBからは、校長らの責任を問う声も集まった。

 神戸市内の小学校で教員をしていた男性は「東須磨小の学校運営が普通でなかったことは容易に想像できる。結果的に問題をここまで放置した市教委、管理職の責任も重大」と指摘。他市で校長をしていた男性も「校長なら(校内で)異変が起きれば3日以内に把握できるはずだ」とし、「これから教員を目指す若者にブレーキをかけたのではないか」との懸念も示した。

 保護者や読者からの投稿には「加害教員の名前などを公表するべきだ」との内容も多かった。これに対し、元教員の男性は「実名や顔写真、住所がさらされれば、責任のない家族も今の生活を続けることが困難になる」とし、「懲戒免職や教員免許はく奪で(加害教員を)二度と教育に関わらせないことが大切ではないか」との見方を寄せた。

     ◇

 この記事は神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」に寄せられた情報を基に取材しました。
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神戸教員いじめに沈黙の日教組 「政治的パフォーマンスに使えないいじめ」には興味ナシ

10/26(土) 11:00配信

デイリー新潮
神戸教員いじめに沈黙の日教組 「政治的パフォーマンスに使えないいじめ」には興味ナシ

日教組本部

 未来ある子どもたちを導き、いじめに立ち向かうべき教師が、後輩に重ねていた凄絶ないじめ。ゆがんだ職場を糺(ただ)し、悪質な教員を教壇から追放するために、だれかが音頭をとるべきだが、それはあなたたちでしょう。沈黙している場合ではないですぞ、日教組! 

 ***

 神戸市の東須磨小学校で起きていた4人の教員による後輩教員への凄絶ないじめは、いや、いじめというより虐待もしくは暴虐とでも呼ぶべき行為だが、こんなことが自分の職場で起きていたら、だれもが身のすくむ思いだろう。

 いまこそは、全国の組織率が22・6%まで下がったとはいえ、依然として日本最大の教職員団体である日本教職員組合(日教組)の出番である。事実、日教組には最優先課題として、職場環境改善に取り組んできた実績があるのだ。

 最近では、働き方改革にも熱心で、文部科学省担当記者がいうには、

「9月にも、働き方改革がテーマの日教組の討論集会が都内で開かれ、家庭訪問を廃止し、職員会議や授業参観の回数を減らしているといった事例が、誇らしげに報告されていました」

 そう聞くと疑問も生じる。家庭との接点も、職員同士の議論の場も減らし、教員を実社会から切り離す試みとしか思えないが、『日教組』の著書がある教育評論家の森口朗氏は、

「日教組は教師の仕事を増やさないためには、手段を選ばない組織です」

 と言って、続ける。

「2013年に成立したいじめ防止対策推進法に対しては、“いじめた子どもへの罰則は子どもの心をさらに歪める”と消極的でした。またこの法律に、いじめに対処できなかった教師への罰則規定を盛り込むことにも大反対し、結果、いまも罰則はありません」

 いじめに向き合えば教員の仕事が増えるが、罰則がなければ安心して放置できるというわけか。日教組の働き方改革は、無責任の助長とイコールのようである。そのこともまた、今回の虐待を生んだ素地になってはいなかっただろうか。

 ちなみに、兵庫県の日教組組織率は4割前後と全国平均よりかなり高く、兵庫県教組の下部組織である神戸市教組は、〈職場での悩みを分かち合い、つながりあえる場として〉といったスローガンを掲げている。

 その「つながりあ」いに関し、神戸市議会でいじめ問題を話し合う委員会の岡田ゆうじ市議が言う。

「問題の原因の一つとされる、校長がお気に入りの教員を招き入れる神戸方式は、私が今回、テレビ等で問題視したこともあり、21年春の廃止が決まりました。それが最悪の労働環境につながっていたというのに、日教組は“現場の力が弱くなるから”と、神戸方式の廃止に反対していました」

 校長とお気に入り教師が安易に「つながりあ」って起きた悲劇ともいえる。虐待が発覚した経緯について、

「10月1日、神戸市教育委員会から我々に、4人の加害者の名前とともに報告がありました」

 と、岡田市議が続ける。

「加害者のリーダー格、40代の女性教諭は藤原高広前々校長のお気に入りで、17年に神戸方式で東須磨小に赴任し、力をもっていたと聞きます。当初、仁王美貴現校長は市教委に“トラブル”としか報告していませんでしたが、9月末に被害者の弁護士が“4名の教員から被害を受け自宅療養を余儀なくされている。法的措置も辞さない”という内容を通告。10月1日から4人を自宅謹慎させることが決まり、市教委として正式に発表する準備をしていた最中に、神戸新聞に載ってしまったのです」

 4人の所業はいまさら挙げるまでもあるまい。被害者は20代の4人。いま自宅療養中の男性教員が羽交い絞めにされ、女性教員から激辛カレーを口に入れられる映像や、そのカレーを目にも塗られた画像は、すでにお馴染みだ。被害者が苦しむ様子に声を上げて笑う加害者たちの様子に、背筋を寒くした人も多いのではないだろうか。

 しかも、長期にわたる虐待に耐えかねたこの教員が、7月に教頭に相談後、校長が4人に注意したが、その際、「反省」を口にした3人のうち2人はその後、「なんで自分が指導されなあかんねん」などと、被害者にさらなる恫喝を重ねたのだから、たちが悪すぎる。


政治的パフォーマンス

 この事件を受けて学校の信用失墜は甚だしいが、いったいだれの力を借りれば、教育現場を立て直せるのか。そうだ、日教組である。罰則が大嫌いな日教組に期待するのは、お門違いだろうか。しかし、兵庫県以上に日教組の組織率が高い地域の現役教員がいう。

「いまのところ、日教組はこのいじめ問題に対して沈黙というか、なにもしていません。でも神戸のほかにも、教員間のいじめや上下関係に悩んでいる教師は大勢います。“神戸でこんなことがありましたが、悩んでいる人がいれば安心して相談してください”とアナウンスしてもいいはずです。教師はいま残業代もなく夜遅くまで働いて、土日出勤もザラ。鬱憤を晴らしたい気持ちは私にもわかります。だからこそ日教組の出番でしょう。“風通しのよい職場にしよう”と、最大の労働組合が主張しなくて、どこが主張するんですか」

 前出の森口氏に、

「日教組は、外国人児童や性的マイノリティがいじめられたといった、政治が絡む案件にしか興味がない組織で、政治的パフォーマンスに使えないいじめには関わる気がないのです」

 などと批判されないためにも、いまこそ職場環境の改善に取り組んではどうだろう。そんなことをすると、組合員から「仕事を増やすな」と苦情が出るのか。

「週刊新潮」2019年10月24日号 掲載



神戸教員いじめ・主犯格女教師に「元校長の愛人説」と「教壇復帰の可能性」

社会週刊新潮 2019年10月24日号掲載

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東須磨小学校

舞台になった東須磨小学校(他の写真を見る)

 神戸市の東須磨小学校で起きていた教員いじめ問題。40代の女性教諭をリーダー格とした4人の教員が行っていた所業は、いじめというより虐待・暴虐とでも呼ぶべきものだった。

 校長がお気に入りの教員を招き入れる“神戸方式”によって、主犯格の40代女性教諭が赴任してきたのは、前々校長時代の2017年のこと。学校関係者は次のように証言する。

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「女性教師がボスで、3人の男性教員は、彼女に嫌われたくない一心だったようです。独身の彼女は、愛人だと陰口を叩かれるほど芝本力前校長に気に入られ、虎の威を借りていました」

 また保護者に聞いても、

「よくいえば仕事ができ、悪くいえば勝気な人。芝本前校長は、集合写真を撮るときはいつも彼女を横に座らせ、保護者のなかでも噂になるほどでした」

 一目置かれた理由は家族にもありそうだ。彼女の名を、仮に海老沢泰代としよう。自宅近所の人がいう。

「海老沢さんのおかあさんは“うちは私以外は教育関係”と話していました。亡くなったおとうさんは学校の先生で、お兄さんも教育委員会の関係者、その嫁も先生と聞いています」

 一方、腰巾着の30代の男性教員で、被害者が買った新車の屋根に乗っていた男を仮に岡誠とする。

「3年ほど前に家を建てて、奥さんと小さなお子さん2人と暮らしています。よくお子さんを抱っこして、おとうさんというイメージですよ」(近所の人)

 子煩悩の父親も、ボスの威の前にはこうべを垂れたのか。それにしては、カレーを食べさせた際のはしゃぎ声は、心底楽しそうに聞こえるが。教え子がいう。

「岡先生はいじめ指導の担当で“いじめはあかんぞ”と言っていました。一番遊んでくれる先生でしたけど、怒るといきなり怖くなりました。小4のとき、みんなでわざと“おかまこと”と呼び捨てにしたら激怒して出ていったので、職員室まで謝りに行きました。あと少しでも時間に遅れると教室から締め出され、怒鳴られるんです」

 また、高校時代の同級生の回想では、

「いわゆるワルのグループで、大人しい子には偉そうで、プロレス技をかけたりし、ある同級生には“ウンコまみれ”というあだ名をつけて輪ゴムをぶつけるなど、いじめといじりの区別がつかないやつでした」

 三つ子の魂百までであったか。


子煩悩の一面

 もう一人を田名部康行(仮名)として、その自宅近所の人がいう。

「3人のお子さんは小4の男子と小2の女子、一番下の子は保育園です。奥さんも学校の先生で、下のお子さんが生まれたときは、夫婦がそれぞれ交代で育休をとっていました。少年野球のユニフォームを着た上のお子さんと出かけるのを見たことがあります」

 子煩悩の陰に隠れた魔性は、後輩への虐待で満たしていたのだろうか。

 加害者の最後の一人、高田啓介(仮名)についても教え子がいう。

「子どもをいじるタイプで、ふっくらと丸い女の子の体型を、笑いの対象にしてからかっていたことがあります。岡先生よりいじりがきつい感じでした」

 自制の利かない人間たちが、集団心理でなおさら無責任になったか。先の学校関係者によれば、

「一部保護者の間で、カレーを食べさせられた先生はいじられキャラだという話は囁かれていました。スリッパで叩かれたり、背中を小突かれたりするのを見た児童もいるんです」

 こうした教員間のいじめの特徴を、『日教組』の著書がある教育評論家の森口朗氏は、

「小中高大を出てそのまま学校に勤め、学校以外の社会を知らず、子どもがやるような低レベルのいじめしかできない傾向にある」

 と判じ、こう説く。

「校長と教頭以外、実質的に全員ヒラで、役職や肩書がないため、その分、人間関係の序列で優位に立とうとする傾向がある。結果、今回の40代の女性教員のようなガキ大将的な存在が上に立ってしまうのです」


罰金刑で済んでしまうと

 それにしても、

「様々な労働問題を見てきましたが、ここまで幼稚な暴力事案はあまり記憶にありません」

 と、パワハラ問題に詳しい田中康晃弁護士も呆れる今回の虐待だが、想像するだに恐ろしいのは、4人の加害教員が再び教壇に立つことである。『先生のための学校トラブル相談所』の著書がある筑波大学の星野豊准教授が不安気に語る。

「教員免許は懲戒免職になるか、懲役刑や禁錮刑に処されれば失効します。ただ、懲戒免職で失効した場合は、3年たてば再取得できるので、再び教師になることも可能です。一方、禁錮刑以上になると再取得できませんが、本人が申告しなければ刑罰履歴の調査は難しいので、他の都道府県が誤って免許を授与してしまうことはありえます」

 こんな例もあった。埼玉県の市立小学校教諭が13年、女児の裸の写真をパソコンで送って逮捕され、停職6カ月の懲戒処分を受けて依願退職した。ところが改名し、教員歴や処分歴を隠して15年、愛知県知立市で臨時講師として採用されると、校内のトイレなどで女児5人にわいせつな行為を働いたのだ。

 そもそもこの例も、児童ポルノに手を染めた教師が停職で済んでいることに驚くが、先の田中弁護士は、

「一般企業が、不祥事が会社の社会的信用に与える影響に敏感になったのにくらべると、公務員はその点への緩さが多少残っているので、今回も減給や停職にとどまる可能性はあります」

 と言って、続ける。

「今回のように大きな社会問題になると、被害の証拠があれば警察も動かざるをえないでしょう。動画もあり、精神的な病も傷害の被害に含まれるので、傷害罪等の罪自体は問えるでしょう。しかし、大きなケガを負ったのでなければ、どのくらいで職場復帰できるかで量刑は変わり、比較的早期に復帰すれば罰金刑で済んでしまうかもしれません。被害者と示談が成立すれば不起訴もありえます」



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