Ride on fuckin' age（時代のあやまちを）

「高血圧はほっとくのが一番」著者＝松本光正

老人ホームに勤務しているからこその実感、というのが多々あります。例えば、ダイエット。皆が皆、毎日ほぼ同じものを、ほぼ同じ量食べているのに、やせている方もいれば、ふくよかな方もいらっしゃる。やっぱし、体質という要素は大きいわけですから、人のスタイルと比べてわが身を振り返り、無理をするというようなことは、少なくともダイエットに関しては、むなしい、というようなこと。

高血圧や低血圧の基準を誰が決めたのかは別にしても、薬で無理に上げたり下げたりすることには良さ悪さがあるのだから、それは自覚しておいた方がよろしい。薬による作用、副作用は必ずあるだろう、というようなこと。それはそれとして、高血圧が故に、僕の骨髄液が必要とされなかったという事実は、あまりにも切なかった。何だったら、その期間は、喫煙だって我慢したのに、って。

紫苑さんにも言ったことだけれども、僕は、両極端は一致する、という考え方が好きです。だから、どんなジャンルであれ、双方の意見や見解を学んで欲しい、と思う。願う。僕はアイヒマンを許さない、という立場。人にはいろんな立場があるけれども、彼は自分の罪に自覚的であったのかどうか、南無阿弥陀仏によって救われるのかどうか。

タイトルは、スライダーズの名曲に依ります。現実はタフで複雑だけれども、それぞれの道を、それなりに協調しつつ、意識的に歩みたいものですな。コロナもほっとくのが一番なのかどうか。そんなん、わかんないけれども。