ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第40巻-4蝶を射つ!!

2007-01-24 01:19:26 | 第036巻~第040巻

■蝶を射つ!!(第144話) 発表1973年4月

評価     ★★

依頼人   麻薬密輸組織ボス ドン・シムノン & ローレンス

ターゲット  麻薬捜査犬ピンキー

報酬     $50,000

今回弾丸発射数      3/ 通算弾丸発射数 929

今回殺害人数        3/ 通算殺害人数   825

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数  71

<ストーリー>
100%麻薬を嗅ぎあてる天才麻薬捜査犬「ピンキー」。ピンキーによりクスリの密輸ができなくなった組織のボスがピンキー射殺を依頼する・・・

<この一言>
おまえ・・・プロの掟を知っているな?プロは二重に仕事をひきうけないことだ・・・

<もう一言>
現金で5万ドル・・・

<解説>
天才麻薬捜査犬「ピンキー」は100%麻薬を嗅ぎ当て、密輸組織に壊滅的な打撃を与えていた。組織のボス・ローレンスはピンキーの狙撃を試みるが、灰色のピンキーはスコープ越しに見るとぼやけてしまい、オリンピック出場経験のあるスナイパーでさえ撃ち損じてしまう。ローレンスの相棒ドン・シムノンはゴルゴにピンキーの狙撃を依頼する。報酬額を聞かれたゴルゴは「現金で五万ドル」と答えているが、ゴルゴから報酬額を提示するのは本件が始めてではなかろうか?

ゴルゴは灰色のピンキーに狙いを定めるために、トラック一杯の黄色の蝶を準備し、集合フェロモンを配合することでピンキーに蝶をまとわりつかせ、見事ピンキーの殺害に成功する。ちなみに、本作の殺害人数3には犬のピンキーもカウントされている。
「フェロモン」という言葉が市民権を得ていなかった1973年発表作品。アーリー・ゴルゴが自ら報酬額を提示していることが激レアであり、プロの掟を語りその厳しさを示すことで見せ場を作っているが、物足りなさを感じてしまう作品。

ズキューン

ゴルゴ13 (40) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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2 コメント

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このエピソードは沖吾郎=さいとう・たかを自身が... (マリヨ神父)
2011-01-30 22:26:53
このエピソードは沖吾郎=さいとう・たかを自身が脚本担当しています。自分でもシナリオの出来があまり良くないと言う事に気づいて、単行本収録が他の作品よりも約5年程(雑誌掲載から8年)遅れた原因でしょうか?因みに、単行本収録が遅れたエピソードは『アメリカン・ドリーム』が約17年(笑)『死に絶えた正装』が約7年、さて『返還前夜』もし単行本未収録だとしたら現在NO2の位置にいます。
返信する
マリヨ神父さん、こんばんは。 (賛美歌13番)
2011-01-31 23:29:13
マリヨ神父さん、こんばんは。
さいとう・たかを先生自身の別名もあるのですか!!
しかも、内容がイマイチ(笑)
返信する

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